書誌種別 |
図書 |
タイトル |
固体電子構造論 |
サブタイトル |
密度汎関数理論から電子相関まで |
シリーズ名 |
物質・材料テキストシリーズ |
タイトルヨミ |
コタイ デンシ コウゾウロン |
サブタイトルヨミ |
ミツド ハンカンスウ リロン カラ デンシ ソウカン マデ |
シリーズ名ヨミ |
ブッシツ ザイリョウ テキスト シリーズ |
人名 |
藤原 毅夫/著
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人名ヨミ |
フジワラ タケオ |
出版者・発行者 |
内田老鶴圃
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出版者・発行者等ヨミ |
ウチダ ロウカクホ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2015.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,233p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥4200 |
ISBN |
978-4-7536-2302-0 |
ISBN |
4-7536-2302-0 |
分類記号 |
428.4
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件名 |
固体
/
電子
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内容紹介 |
量子力学と統計力学の学部課程の修了および物質の構造に関する初歩的知識を前提として、物質の電子構造を自分で考えあるいは計算できるようになるためのテキスト。密度汎関数理論、第一原理分子動力学法などについて解説する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811897459 |
目次 |
1 結晶の対称性と電子の状態 |
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1.1 結晶の構造と格子/1.2 結晶の対称性と逆格子,ブリルアン域/1.3 ポテンシャル場内の電子の振る舞い/1.4 エネルギー固有値および波動関数の対称性:群論の量子力学への応用/1.5 多電子波動関数とハートリー・フォック方程式 |
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2 電子ガスとフェルミ液体 |
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2.1 一様な電子ガスと電子相関/2.2 フェルミ液体 |
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3 密度汎関数理論とその展開 |
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3.1 密度汎関数理論/3.2 局所密度近似/3.3 年度汎関数理論の新しい展開/3.4 様々な密度汎関数/3.5 時間依存密度汎関数/3.6 密度汎関数摂動論 |
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4 1電子バンド構造を決定するための種々の方法 |
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4.1 基底関数とLDAポテンシャル/4.2 直交化された平面波と擬ポテンシャル/4.3 散乱波による取り扱い/4.4 補強された平面波展開法/4.5 グリーン関数法/4.6 第一原理擬ポテンシャル法と平面波展開/4.7 PAW法/4.8 線形化マフィン・ティン軌道法 |
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5 金属の電子構造 |
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5.1 平衡状態と凝集機構/5.2 不純物イオンによる電気抵抗とフリーデルの理論/5.3 遷移金属のバンド構造と強磁性/5.4 金属の表面電子系と電子相関/5.5 ナノ構造体の電気伝導 |
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6 正四面体配位半導体の電子構造 |
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6.1 タイト・バインディング近似/6.2 ダイヤモンド構造および閃亜鉛鉱構造のバンド構造/6.3 半導体の光スペクトルとバンド構造 |
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7 電子バンドのベリー位相と電気分極 |
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7.1 ベリー位相とゲージ変換/7.2 バルクな電気分極 |
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8 第一原理分子動力学法 |
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8.1 第一原理分子動力学法の考え方/8.2 原子に働く力:ヘルマン・ファインマン力と変分力/8.3 平衡分布と温度制御/8.4 オーダーN法/8.5 第一原理分子動力学法による具体的な計算例 |
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9 密度汎関数理論を超えて |
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9.1 交換相関ポテンシャルの不連続性と自己相互作用/9.2 軌道依存汎関数を用いる方法/9.3 ヘディンの方程式とGW近似/9.4 クーロン相互作用U/9.5 量子モンテカルロ法/9.6 LDA十DMFT法 |
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付録A 第一原理電子構造計算における数値計算の諸問題 |
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A.1 シュレディンガー方程式の数値解法/A.2 反復計算の収束加速/A.3 固有値計算/A.4 状態密度の計算 |
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付録B 第一原理分子動力学法における数値計算の諸問題 |
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B.1 計算時間の短縮:高速フーリエ変換/B.2 シミュレーションの初期波動関数の選択/B.3 運動エネルギーに依存する勾配ベクトルの誤差と前処理/B.4 電子系の収束に対する加速:共役勾配法/B.5 電子の非整数占有数/B.6 新しいイオン位置に対する電荷分布,波動関数の予測:線形外挿法と部分空間の再構成/B.7 運動方程式の数値解法:ベレの方法 |
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付録C 第一原理電子構造計算プログラム・パッケージ |