書誌種別 |
図書 |
タイトル |
東チベットの宗教空間 |
サブタイトル |
中国共産党の宗教政策と社会変容 |
シリーズ名 |
現代宗教文化研究叢書 |
シリーズ番号 |
004 |
タイトルヨミ |
ヒガシチベット ノ シュウキョウ クウカン |
サブタイトルヨミ |
チュウゴク キョウサントウ ノ シュウキョウ セイサク ト シャカイ ヘンヨウ |
シリーズ名ヨミ |
ゲンダイ シュウキョウ ブンカ ケンキュウ ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
4 |
人名 |
川田 進/著
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人名ヨミ |
カワタ ススム |
出版者・発行者 |
北海道大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
ホッカイドウ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
札幌 |
出版・発行年月 |
2015.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
11,452,12p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-8329-6810-3 |
ISBN |
4-8329-6810-3 |
注記 |
文献:p427〜445 |
分類記号 |
180.9
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件名 |
チベット仏教
/
仏教-中国
/
宗教政策
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内容紹介 |
東チベットの宗教空間について、「2008年チベット騒乱」で激しい抗議活動が起こった甘孜州と周辺地域を対象に、中国共産党の宗教政策を縦軸として、僧院や漢人・華人信徒の動向を横軸に読み解く。 |
著者紹介 |
1962年岡山県生まれ。大阪外国語大学外国語学研究科修士課程修了。大阪工業大学工学部准教授。専門は中国地域研究、表象文化論。著書に「アジア国際関係論」「グローバル化と国際協力」他。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811884122 |
目次 |
序章 問題の所在と研究の視座 |
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一 「チベット問題」と中国地域研究/二 東チベットへの関心/三 ラルン五明仏学院を目指す漢人信徒/四 チベット仏教概説/五 「チベット」「チベット人」「漢人」「華人」/六 政府系文献資料の特徴と限界/七 「テンジン・デレク事件」と漢語資料/八 現地調査の障害と調査拠点の設定/九 調査方法/一〇 本書の構成/一一 本研究の意義 |
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第一章 中国共産党の宗教政策 |
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一 はじめに/二 違法宗教と邪教/三 マルクス主義宗教観と党員の宗教信仰問題/四 中国共産党の宗教政策と二つの「中共中央文件」/五 中国政府の宗教管理と公民の信教の自由/六 毛沢東時期の宗教政策とチベット政策/七 鄧小平時期の宗教政策とチベット政策/八 江沢民時期の宗教政策とチベット政策/九 胡錦濤時期の宗教政策とチベット政策/一〇 胡錦濤から習近平へ |
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第二章 「愛国活仏」ゲダ五世の虚実と軍の宗教政策 |
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一 はじめに/二 ゲダ五世四十七年の生涯/三 朱徳と紅軍への支援/四 チベット解放政策時期のゲダ五世/五 「勧和団」の挫折と「チベット解放」の概念/六 フォードの回顧録/七 封印された塑像/八 ゲダ六世と統一戦線活動/九 ゲダ五世と統一戦線活動/一〇 結論 |
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第三章 民主改革・文化大革命時期のデルゲ印経院 |
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一 はじめに/二 デルゲ土司が開設した印経院/三 甘孜州の民主改革と印経院の閉鎖/四 文化大革命と印経院/五 現地調査(二〇〇三年八月)/六 ヤンリン・ドジェ書記と周恩来総理/七 程徳美「進蔵長征隊」の証言/八 結論 |
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第四章 文化大革命後のデルゲ印経院と統一戦線活動 |
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一 はじめに/二 一九八〇年・一九八一年甘孜州の宗教状況/三 宗教復興政策と条例による管理/四 文化大革命後のデルゲ印経院復興政策/五 印経院の管理運営と世界文化遺産/六 ツェワン・ジメ院長訪問(二〇一〇年八月一日)/七 結論 |
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第五章 ラルン五明仏学院粛正事件 |
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一 はじめに/二 甘孜州内の仏学院とラルン五明仏学院の名称/三 ラルン五明仏学院の組織・学制・構成/四 ジグメ・プンツォ評伝/五 仏学院事件(二〇〇〇年、二〇〇一年)/六 県政府・公安局の通達/七 ダライ・ラマ十四世との交流/八 事件の真相/九 ジグメ・プンツォの圓寂と遺言/一〇 副学院長テンジン・ジャンツォの苦悩/一一 結論 |
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第六章 ヤチェン修行地の支配構造と宗教NGO |
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一 はじめに/二 ヤチェン修行地の構成とインフラ整備/三 楊洪と慈輝仏教基金会/四 アチュウ・ラマへの謁見と早朝講義/五 アチュウ・ラマのカリスマ的支配/六 師資相承と化身ラマによる相続/七 アチュウ・ラマ圓寂後の支配構造/八 二〇〇一年ヤチェン修行地事件/九 党の宗教政策とヤチェン修行地の役割/一〇 結論 |
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第七章 漢人・華人信徒の信仰とスピリチュアリティ |
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一 はじめに/二 ルポルタージュ『寧瑪的紅輝』/三 ラルン五明仏学院で出会った漢人信徒/四 ケンポ・ソダジを支えた呉玉天/五 ヤチェン修行地の漢人出家者と信徒/六 漢人指導の高僧プーバ・タシ/七 イェシェ・ジャンツォ瞑想道場に集った漢人たち/八 電脳空間の聖地と金銭トラブル/九 華人信徒の霊性探究/一〇 漢人・華人信徒の宗教活動と中国共産党の宗教政策/一一 北京漢人信徒の活動拠点とケンポ・ソダジ/一二 結論 |
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第八章 ラルン五明仏学院の震災救援と宗教の公益活動 |
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一 はじめに/二 玉樹の民族と宗教事情/三 青海地震と仏学院の救援活動/四 ソーシャル・キャピタルとしての仏学院/五 胡主席・温総理の玉樹慰問と民族・宗教対策/六 民衆の願いと招かれざる「愛国活仏」/七 国家宗教事務局が主導した震災犠牲者追悼法要/八 宗教の「社会貢献」と「宗教と和諧」政策/九 結論 |
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第九章 「二〇〇八年チベット騒乱」の構造と東チベットの動向 |
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一 はじめに/二 「二〇〇八年ラサ騒乱」/三 「ロンギュ・アダック事件」(二〇〇七年)と東チベット/四 「二・二一同仁事件」/五 「同仁事件」から「二〇〇八年東チベット騒乱」へ/六 甘孜州における抗議行動と宗教政策/七 宗教政策を支える公安・部隊・武警/八 二〇〇九年以降の抗議活動/九 結論 |
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終章 宗教政策、宗教ネットワーク、チベット問題 |
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一 東チベットに刺さったトゲ/二 東チベットの宗教空間と宗教政策/三 漢人・華人信徒の新潮流/四 東チベットにおける宗教政策「四原則」/五 東チベットと「チベット問題」 |