書誌種別 |
図書 |
タイトル |
アリストテレス政治哲学の重層性 |
タイトルヨミ |
アリストテレス セイジ テツガク ノ ジュウソウセイ |
人名 |
荒木 勝/著
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人名ヨミ |
アラキ マサル |
出版者・発行者 |
創文社
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出版者・発行者等ヨミ |
ソウブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2011.7 |
ページ数または枚数・巻数 |
13,413,23p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-423-17150-9 |
ISBN |
4-423-17150-9 |
注記 |
布装 |
注記 |
文献:巻末p13〜23 |
分類記号 |
131.4
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件名 |
Aristotelēs
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件名 |
アリストテレス
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内容紹介 |
欧米のアリストテレス政治学研究の高まりを見据えつつ、アリストテレスの「政治学」について、新たな読み方を提示。アリストテレス政治学を、近代政治学、近代哲学の用語や思考枠組みで理解することの誤りを指摘する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009811454059 |
目次 |
序章 アリストテレス政治哲学研究の諸前提 |
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一 伝記的素描/二 『政治学』の構成/三 研究の方法 |
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第一章 「統治(アルケーαρχη)」の二重性 |
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一 はじめに/二 E・バーカーのアリストテレス理解/三 H・アレントのアルケー理解/四 アリストテレスにおけるアルケー把握/五 結びにかえて |
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第二章 「公的なるもの(ト・コイノンτο κοινον)」の重層性 |
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一 問題の所在/二 「コイノン」の用例の検討/三 国家と家/四 市民規定の二重性/五 結びにかえて |
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第三章 「正(ディカイオンδικαιον)」の重層性 |
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一 問題の所在/二 訳語の問題/三 「正」の構造/四 「正」の構造/五 「正」の二重性/六 拡張的転用としてのディカイオン/七 結びにかえて |
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第四章 所有論の位相 |
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一 問題の所在/二 所有、富、規定の二重性/三 財産の獲得をめぐる方法の二重性/四 蓄財術への実用的対応/五 理想的国家体制における所有の原理/六 結びにかえて |
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第五章 知慮(フロネーシスφρονησιζ)の重層性 |
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一 問題の所在/二 『政治学』における知慮(フロネーシス)、観想知(テオーリアー)、直知(ヌース)/三 『政治学』『ニコマコス倫理学』における哲学と政治/四 直知(ヌース)の四つの位相/五 知慮の構造/六 知慮の定義と知慮が働く場/七 実践概念の新たな地平/八 結びにかえて |
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第六章 国家論の構造 |
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一 問題の所在/二 いわゆる自然的国家論について/三 アリストテレスにおける国家の定義/四 現実的国家体制論/五 理想的国家体制論/六 結びにかえて |
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第七章 アリストテレス政治学における国内的・国際的秩序観について |
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一 序/二 アリストテレス政治学における秩序/三 アリストテレス政治学における個人と共同/四 アリストテレスにおける国家/五 アリストテレス政治学における国際的秩序観/六 結びにかえて |
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終章 展望あるいはアリストテレス政治哲学の現代的意義 |
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一 直知論/二 意志論と感性論/三 音楽教育論と直知 |
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補論一 アリストテレス政治学における「コイノーニアーκοινωνια」と家と王の統治 |
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一 はじめに/二 「コイノーニアー」の語義について/三 家統治の二重性/四 家長の統治と王の統治/五 結びにかえて |
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補論二 アリストテレス政治学の基本用語「ポリーテウマπολιτευμα」について |
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一 訳語をめぐる問題状況/二 テキストの解釈/三 ポリーテウマのラディカル・センス/四 結びにかえて |