書誌種別 |
図書 |
タイトル |
明治聖徳論の研究 |
サブタイトル |
明治神宮の神学 |
タイトルヨミ |
メイジ セイトクロン ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
メイジ ジングウ ノ シンガク |
人名 |
佐藤 一伯/著
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人名ヨミ |
サトウ カズノリ |
出版者・発行者 |
国書刊行会
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出版者・発行者等ヨミ |
コクショ カンコウカイ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2010.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
415p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥7600 |
ISBN |
978-4-336-05332-9 |
ISBN |
4-336-05332-9 |
分類記号 |
175.9361
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件名 |
明治神宮
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件名 |
明治天皇
/
昭憲皇太后
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件名 |
メイジ テンノウ
/
ショウケン コウタイゴウ
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内容紹介 |
明治期から昭和前期にかけて著された明治天皇・昭憲皇太后に関する著書や新聞などの内容を手がかりに、明治聖徳論の特色と形成過程を考察。さらに、明治聖徳論と明治神宮の創建の関連性を追究する。 |
著者紹介 |
昭和44年岩手県生まれ。國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程修了。明治神宮権禰宜・主任研究員を経て、御嶽山御嶽神明社禰宜。國學院大學研究開発推進機構共同研究員。 |
言語区分 |
jpn |
タイトルコード |
1009811361953 |
目次 |
序章 明治聖徳論研究の課題と展望-明治神宮創建の神道学的理解に向けて- |
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はじめに/一、神道学の目標と明治神宮研究の現状/二、戦後の明治天皇・昭憲皇太后研究/三、細分化する天皇・皇后像と明治聖徳論研究の課題/四、明治聖徳論研究の展望/五、本論の構成 |
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第一部 明治聖徳論の形成 |
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第一章 明治天皇「聖徳録」の誕生 |
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はじめに/一、「幼弱」「否徳」/二、「聖徳」の顕現/三、「叡聖文武」「慈愛荘婉」/四、『日本』附録『萩の戸の月』と陸羯南/五、『銀婚盛典』と大槻如電/むすび |
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第二章 昭憲皇太后行啓記録と「坤徳録」 |
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はじめに/一、昭憲皇太后の奈良・兵庫行啓/二、行啓日誌と「坤徳」の顕現/三、水戸行幸啓の記録/四、「坤徳録」の誕生-むすびにかえて- |
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第三章 明治後期の天皇・皇后像 |
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はじめに/一、日清戦争時の天皇・皇后と新聞雑誌/二、日露戦争時の天皇・皇后-御製御歌の新聞掲載-/三、天皇の「御精励」・皇后の「御仁慈」-修身教科書の特色-/四、聖徳論形成の諸要因/むすび |
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第四章 明治天皇崩御と明治聖徳論の形成 |
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はじめに/一、新聞記事の特色/二、書籍と雑誌/三、「聖徳」をめぐる社会諸相-むすびにかえて- |
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第五章 昭憲皇太后崩御と明治聖徳論の形成 |
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はじめに/一、昭憲皇太后崩御と「坤徳録」/二、大正・昭和期の明治聖徳論/むすび-明治聖徳論の展望- |
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第二部 明治神宮創建と明治聖徳論の展開 |
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第六章 明治神宮創建論の形成と展開 |
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はじめに/一、東京市民の動向と創建論の形成/二、有志委員会の動向と新聞記事の概要/三、新聞紙上における明治神宮創建論/四、聖徳記念事業の諸説/五、創建論の展開と神社奉祀調査会/むすび |
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第七章 明治神宮造営と明治聖徳論の展開 |
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はじめに/一、神宮造営と「国民の赤誠」/二、樹木献納(献木)と井上友一/三、青年団の奉仕と田沢義鋪/四、明治聖徳論の展開/むすび |
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第八章 明治神宮内外苑の創建と阪谷芳郎 |
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はじめに/一、「明治神宮御造営の由来」/二、外苑の形成-「聖徳記念」の中心と周縁-/三、阪谷芳郎の明治神宮論と国体論/むすび-明治神宮の「風致」- |
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第九章 昭和期の明治天皇論-渡辺幾治郎・木村毅を中心に- |
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はじめに/一、大正・昭和期の出版物概観/二、明治文化研究会と明治文化全集/三、渡辺幾治郎の明治天皇論/四、木村毅の明治天皇論/むすび |
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第十章 近代の神道・日本研究と明治天皇論-加藤玄智を中心に- |
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はじめに/一、加藤玄智の日本学会構想と明治聖徳記念学会の設立/二、加藤玄智の国体論と明治天皇論/三、近代の神道・日本研究における加藤玄智の位置-むすびにかえて- |
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終章 研究の成果 |
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はじめに/一、明治聖徳論の形成/二、明治神宮創建と明治聖徳論の展開/三、本論の成果と課題/むすび |
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補論 明治天皇・昭憲皇太后の御肖像 |
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はじめに/一、御写真の撮影と下賜/二、ウゴリーニとキヨッソーネ制作の御肖像/三、錦絵・石版画・マスメディア/四、「御英姿ヲ万世ニ」-明治神宮所蔵の絵画・彫刻-/むすび |