書誌種別 |
図書 |
タイトル |
大宰府の成立と古代豪族 |
シリーズ名 |
同成社古代史選書 |
シリーズ番号 |
49 |
タイトルヨミ |
ダザイフ ノ セイリツ ト コダイ ゴウゾク |
シリーズ名ヨミ |
ドウセイシャ コダイシ センショ |
シリーズ番号ヨミ |
49 |
人名 |
酒井 芳司/著
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人名ヨミ |
サカイ ヨシジ |
出版者・発行者 |
同成社
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出版者・発行者等ヨミ |
ドウセイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2024.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
4,354p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-88621-991-6 |
ISBN |
4-88621-991-6 |
分類記号 |
210.3
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件名 |
大宰府
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内容紹介 |
九州の古代豪族と倭王権の関わりを、学際研究の成果も踏まえて考察。那津官家と大宰府の起源の問題、推古朝における筑紫大宰の有無など、大宰府成立史上の重要な争点を再検討し、律令制大宰府の成立に到る歴史の道筋を示す。 |
著者紹介 |
千葉県生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中退。九州歴史資料館参事補佐、学芸員。博士(史学)。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812801502 |
目次 |
序章 大宰府成立史への本書の視点 |
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一 近世における大宰府研究と福岡藩による遺跡の保護/二 史跡保存と大宰府の発掘調査の開始/三 大宰府の発掘調査成果/四 文献史学による大宰府研究の課題/五 本書の視点と方法 |
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第Ⅰ部 九州の古代豪族と倭王権 |
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第一章 古墳群からみた九州の古代豪族と倭王権 |
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一 九州地方の地形と地域区分/二 倭王権の九州・沖縄地方への認識/三 壱岐、対馬、九州北部の古墳群と古代豪族/四 豊国と火(肥)国/五 九州南部、南島と筑紫諸国の成立 |
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第二章 那津官家修造記事の再検討 |
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一 那津官家修造記事の史料批判/二 那津官家設置の時期/三 那津官家設置の歴史的意義 |
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第三章 筑紫国造の地域支配 |
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一 筑紫国造の任命と那津官家の修造/二 筑紫君・筑紫国造と筑紫の地域首長/三 胸肩君と筑紫国造/四 水沼君と筑紫国造 |
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第四章 倭王権の九州支配と筑紫大宰の派遣 |
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一 物部・大伴氏系部民と那津官家/二 部民からみた上宮王家の九州支配/三 九州の部民支配と筑紫大宰の派遣 |
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第Ⅱ部 筑紫における大宰府の成立 |
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第五章 筑紫における総領について |
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一 大宰と総領の研究史/二 大宰と総領の機能/三 総領の設置と展開 |
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第六章 筑紫大宰と筑紫総領 |
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一 筑紫大宰・筑紫総領と『続日本紀』『風土記』/二 筑紫大宰・筑紫総領と『日本書紀』/三 『続日本紀』文武天皇四年十月己未条の人事と筑紫大宰・筑紫総領の冠位 |
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第七章 朝倉橘広庭宮名号考 |
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一 朝倉橘広庭宮の研究史/二 朝倉橘広庭宮所在地の検討/三 朝倉橘広庭宮の宮号と機能 |
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第八章 文献史料からみた古代の水城 |
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一 水城の築造と九州北部の防衛/二 水城の管理と大宰府の境界意識/三 水城の維持と終焉 |
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第九章 大宰府と大野城 |
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一 筑紫大宰と大野城の築城/二 大野城築城当時の管理と守衛/三 大宝律令施行後の大宰府と大野城 |
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第十章 大野城跡出土柱根刻書再考 |
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一 大野城出土柱根刻書の研究史/二 大野城出土柱根刻書の釈文と意味/三 大野城出土柱根刻書の歴史的位置付け |
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第十一章 筑紫における評の成立 |
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一 筑紫における評の編成と筑紫国造/二 筑紫国造の国の解体と令制国の成立 |
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第十二章 大宰府成立期の木簡 |
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一 蔵司西地区出土木簡と廃棄主体の所在地/二 蔵司西地区出土木簡からみた総領制下の稲穀管理/三 蔵司西地区出土木簡と国分松本遺跡出土木簡/四 大宰府跡出土木簡からみた七世紀の貢進物の運用 |
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終章 大宰府成立史のまとめと今後の課題 |
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一 大宰府成立史研究の成果/二 大宰府成立史と九州における律令制形成史研究の課題 |