書誌種別 |
図書 |
タイトル |
明治前期の国家と地域教育 |
タイトルヨミ |
メイジ ゼンキ ノ コッカ ト チイキ キョウイク |
人名 |
荒井 明夫/著
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人名ヨミ |
アライ アキオ |
出版者・発行者 |
吉川弘文館
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出版者・発行者等ヨミ |
ヨシカワ コウブンカン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2024.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
17,360,4p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-642-03935-2 |
ISBN |
4-642-03935-2 |
分類記号 |
376.41
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件名 |
中学校(旧制)
/
教育政策-歴史
/
学校経営-歴史
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内容紹介 |
近代国家の成立期、新時代の公教育を構想・推進したのは地域の指導者だった。学校への就学を促す就学告諭に着目し、山形・山口などの学校設立過程を追究。地域教育の担い手や財源を分析し、「教育の近代化」の実態を解明する。 |
著者紹介 |
東京都生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。大東文化大学文学部教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812800602 |
目次 |
序章 日本における国家の近代化と教育の近代化 |
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はじめに/一 近代日本における近代公教育の特質/二 「国家の近代化」はどのように論じられてきたか/三 「教育の近代化」はどのように論じられてきたか/考察 |
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第一部 「就学・就学勧奨・就学督責」研究 |
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第一章 近代日本におけるアーティキュレーション形成史序説 |
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課題設定/一 近世後期社会における「立身」と近世教育機関の変容/二 明治新政府における啓蒙開化政策とその特質/三 地域指導者たちの啓蒙活動の展開/四 学制下の近代学校と試験制度/五 一八七〇年代における「立身」の汎化と高等教育機関/おわりに |
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第二章 就学告諭研究の課題と方法 |
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一 就学告諭研究の課題と意義/二 先行研究の検討/三 本研究の特徴と視点・方法 |
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第三章 就学告諭における「強迫性」 |
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課題設定/一 「越度」(「落度」)/二 民衆の生活用語を用いた「強迫性」/三 就学告諭の中の教育の「責任」/四 就学告諭の中の「権利と義務」/五 就学行政指導の実態/おわりに |
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第四章 就学告諭と就学督責 |
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課題設定/一 一八七〇年代における「就学告諭」と「就学督責」/二 一八八〇年代における「就学督責」研究の課題/おわりに |
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第五章 地域からの義務教育成立史 |
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課題設定/一 学制期の就学勧奨政策/二 就学告諭以外の就学勧奨政策/三 一八八〇年代の山形県における就学政策の特徴/四 一八八〇年代後半・小学校令期の就学規則の特徴/おわりに |
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第二部 地域における中学校設立研究 |
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第一章 山形県における尋常中学校の成立 |
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課題設定/一 藩校の近代学校への変質とその特徴/二 山形県における学制の受容とその特徴/三 三島通庸県令の着任と郡立中学校の設立/四 山形県における尋常中学校の成立/おわりに |
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第二章 徴兵令認定学校研究 |
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課題設定/一 長崎県大村地方における近代的中学校の叢生/二 長崎県議会における中学校論議/三 私立尋常大村中学校の成立と性格/おわりに |
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第三部 文部大臣管理高等中学校研究 |
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第一章 鹿児島県における近代的中等教育機関の成立と展開 |
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課題設定/一 幕末維新期における教育機関の近代的再編過程/二 学制期における学校設立過程/三 近代的中学校の成立と展開(一)/四 近代的中学校の成立と展開(二)/五 近代的中学校の成立と展開(三)/おわりに |
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第二章 文部省管理鹿児島高等中学造士館の地域性 |
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課題設定/一 文部省管理高等中学造士館への途/二 高等中学造士館の学校資本金にみる地域性/三 高等中学造士館の学校管理運営形態と生徒出身地にみる地域性/おわりに |
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第三章 鹿児島県管理尋常中学造士館の地域性 |
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課題設定/一 通則一条中学造士館の成立過程/二 通則一条中学造士館の目的と管理運営主体をめぐる問題/三 通則一条中学造士館の資本金の実態/おわりに |
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第四章 防長教育会の歴史的性格 |
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課題設定/一 防長教育会の設立と資本金構成/二 資本金募金の組織と実態/三 防長教育会幹部の学問観・教育観・学校観とその論理/おわりに |
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第五章 文部大臣管理山口高等中学校の「管理」 |
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課題設定/一 通則第一条適用への途/二 管理要項成立過程/三 学校管理の主体をめぐる問題/おわりに |