書誌種別 |
図書 |
タイトル |
水と大地の環境学 |
サブタイトル |
持続可能性の根を求めて |
シリーズ名 |
南山大学学術叢書 |
タイトルヨミ |
ミズ ト ダイチ ノ カンキョウガク |
サブタイトルヨミ |
ジゾク カノウセイ ノ ネ オ モトメテ |
シリーズ名ヨミ |
ナンザン ダイガク ガクジュツ ソウショ |
人名 |
篭橋 一輝/著
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人名ヨミ |
カゴハシ カズキ |
出版者・発行者 |
晃洋書房
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出版者・発行者等ヨミ |
コウヨウ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2024.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,279p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7710-3813-4 |
ISBN |
4-7710-3813-4 |
注記 |
文献:p259〜276 |
分類記号 |
519
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件名 |
環境経済学
/
水資源
/
土壌
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内容紹介 |
水と大地の「代替不可能性」はどう認識され、乗り越えられてきたか。水と大地の「代替不可能性」を切り口に、日本の水融通と豪州ランドケアの制度から、クリティカル自然資本や関係価値の概念までを学際的に分析する。 |
著者紹介 |
愛知県名古屋市出身。京都大学大学院地球環境学舎博士課程修了。博士(地球環境学)。南山大学国際教養学部/社会倫理研究所・准教授。専門はエコロジー経済学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812751573 |
目次 |
序章 |
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1.<代替可能性>の4つの次元/2.本書の分析視角と理論枠組み/3.本書の構成/4.水融通とランドケアについて |
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第1部 水 |
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第1章 水融通とは何か |
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1.香川県讃岐平野の水事情/2.香川用水/3.1994年の異常渇水への讃岐平野の対応/4.水融通の類型化と渇水被害の軽減効果/5.“水融通”の原理的考察/6.小括 |
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第2章 水融通の渇水適応力を検証する |
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1.はじめに/2.讃岐平野における水融通システム/3.分析方法/4.分析結果/5.考察/6.小括 |
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第3章 水資源開発によるため池コモンズの変容 |
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1.はじめに/2.戦後日本の水資源開発の功罪/3.讃岐平野における農業用水の水利用・管理の変化/4.考察/5.小括 |
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第4章 讃岐平野の渇水適応の制度的持続可能性 |
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1.はじめに/2.1994年の異常渇水を契機とした制度変化/3.渇水適応の制度的持続可能性/4.考察/5.小括 |
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第5章 水融通の理論枠組みの再構築 |
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1.渇水への制度的適応と持続可能性の分析枠組み/2.オストロムの枠組みの課題/3.オストロムの枠組みの拡張/4.小括 |
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第2部 大地 |
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第6章 ランドケアとは何か |
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1.はじめに/2.ランドケアに至るまでの環境政策史/3.1980年代中盤から1990年代の初期ランドケア運動の広がり/4.ランドケアの取り組みの事例/5.ランドケアの制度的特質に関する考察/6.小括/7.ランドケアの成功要因 |
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第7章 ランドケアと持続可能な発展 |
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1.ランドケアと生産的基盤/2.初期ランドケアの4つのステップ/3.ランドケアと持続可能な発展/4.小括 |
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第8章 ランドケアと水融通に共通するものは何か |
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1.ランドケア/2.ランドケアの原理/3.ランドケアと讃岐平野の渇水管理の比較分析/4.小括 |
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第3部 自然と価値 |
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第9章 将来世代に引き継ぐべき自然環境をどう考えるか |
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1.はじめに/2.なぜ「代替不可能性」が問題になったのか?/3.4つのサステイナビリティ論から見たクリティカル自然資本/4.「代替可能性」を問い直す/5.小括 |
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第10章 クリティカル自然資本と持続可能性-到達点と課題 |
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1.はじめに/2.持続可能性をめぐる議論/3.クリティカル自然資本の概念史/4.ポール・エキンズのクリティカル自然資本論の再検討/5.小括 |
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第11章 クリティカル自然資本概念を再考する |
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1.はじめに/2.エキンズのCNC論の特徴と課題/3.CNCの価値類型/4.CNCの判定条件としての必要不可欠性/5.小括 |
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第12章 <関係価値>を問いなおす |
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1.はじめに/2.先行研究における関係価値の定義/3.ハイムスとムラカの関係価値論/4.一般的な価値分類における関係価値の位置づけ/5.小括 |
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終章 |