書誌種別 |
図書 |
タイトル |
フィールドワークと民族誌 |
シリーズ名 |
放送大学教材 |
タイトルヨミ |
フィールドワーク ト ミンゾクシ |
シリーズ名ヨミ |
ホウソウ ダイガク キョウザイ |
人名 |
大村 敬一/編著
中空 萌/編著
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人名ヨミ |
オオムラ ケイイチ ナカゾラ モエ |
出版者・発行者 |
放送大学教育振興会
/
[NHK出版(発売)]
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出版者・発行者等ヨミ |
ホウソウ ダイガク キョウイク シンコウカイ/エヌエイチケー シュッパン |
出版地・発行地 |
東京/[東京] |
出版・発行年月 |
2024.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
292p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-595-32456-7 |
ISBN |
4-595-32456-7 |
分類記号 |
389
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件名 |
文化人類学
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内容紹介 |
文化人類学を基礎づけるフィールドワークと民族誌の方法を紹介。自らの活動を地球環境との関係の中で考える必要に迫られる今日、そうした方法による現実の把握が、人類の未来を見定めることにいかにつながるのかを検討する。 |
著者紹介 |
放送大学教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812747783 |
目次 |
1 「人新世」時代におけるフィールドワークと民族誌 |
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1.「近代」の世界の隙間:文化人類学の実践の舞台/2.「人新世」時代:過剰なる他者たちからの近代への挑戦/3.「人新世」時代におけるフィールドワークと民族誌 |
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2 本質主義の陥穽:フィールドワークと民族誌の功罪 |
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1.フィールドワークと民族誌:近代人類学の基盤/2.文化相対主義の悲哀:フィールドワークと民族誌の功罪/3.本質主義の陥穽:近代人類学の躓きの石 |
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3 同一性の政治を超えて:過剰なる他者とどのようにつき合うか? |
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1.オリエンタリズム:近代人類学のフィールドワークと民族誌に潜む問題/2.同一性の政治:近代の支配と管理の政治装置/3.同一性の政治を超えて:過剰なる他者とどのようにつき合うか? |
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4 関係としてのフィールド:可能性を拓くためのフィールドワーク |
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1.他者としてのフィールドから関係としてのフィールドへ/2.マルチサイテッド民族誌/3.もう一つのマルチサイテッド民族誌/4.可能性を拓くためのフィールドワーク |
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5 新たな現実の創造を目指して:地球に棲まう存在の民族誌 |
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1.異種間の複合体というフィールド:地球環境危機の時代の人類学/2.マルチスピーシーズ民族誌/3.「人間の世界」と「人間以外の世界」の絡み合いを描く/4.新たな現実の創造を目指して:「人新世」を多元化する |
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6 問いの連鎖が拓くつながり:フィールドワークと民族誌の可能性 |
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1.壮大な問いとささやかな経験の狭間で/2.見果てぬ他者の生活世界:フィールドワークの限界/3.果てしない問いの連鎖:フィールドワークと民族誌の実相/4.果てしなき問いの連鎖が拓くつながり:フィールドワークと民族誌の可能性 |
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7 民族誌を書きはじめるとき |
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1.斉一性に抗する/2.出会いの隠蔽/3.「投擲的発話」との出会い/4.違和感からの出発/5.対等性を担保するために |
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8 面白いものを見つける系統的な方法 |
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1.「面白かったら何でもええです」/2.川喜田二郎の探検論/3.「面白いもの」は定義できるか/4.フィールドワークを「学習」するとは/5.発見の鋭い喜び |
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9 生成する世界のフィールドワーク |
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1.人類学者にとっての「なる」こと/2.フィールドの人々にとっての「なる」こと/3.「なる」を描くパースペクティブ |
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10 資本主義の民族誌 |
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1.資本主義の隙間を見つける/2.資本主義と非資本主義の接合をみる/3.接合が生み出す多様性をとらえる |
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11 「人新世」時代の科学のフィールドワーク |
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1.「人新世」時代の科学をどう理解するか?/2.科学技術の人類学:人類学者の目で科学を見つめる/3.海洋酸性化にかかわる知識生成の民族誌:地球の危機をどう知るか?/4.不確実性の中で「知る」ということ:parallel ethnography |
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12 「人新世」時代の法の民族誌 |
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1.法は人間のものか?:人間の法と自然の法則/2.人類学者が「法」を書く/3.人間以外の存在が法廷に立つとき/4.新しい法イメージのための記述 |
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13 臨床の場のフィールドワーク |
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1.臨床の場のフィールドワークと「知ること」(knowing)/2.病いを生きるリアリティを明らかにする/介入する/3.曝されながら思考する |
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14 理性的言語を超えて:別様に聞く,書く |
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1.科学と文学のはざまで/2.別様に読む/3.別様に聞く,別様に書く |
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15 フィールドワークと民族誌の未来 |
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1.発想の転換:近代のパートナーとしての他者たち/2.「進歩」の夢から醒めて:過剰な他者たちからの触発/3.「ケア」のプラットフォーム:終わりなき問いを生きる/4.フィールドワークと民族誌の未来 |