書誌種別 |
図書 |
タイトル |
敦煌石窟美術の研究 |
タイトルヨミ |
トンコウ セックツ ビジュツ ノ ケンキュウ |
人名 |
濱田 瑞美/著
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人名ヨミ |
ハマダ タマミ |
出版者・発行者 |
中央公論美術出版
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出版者・発行者等ヨミ |
チュウオウ コウロン ビジュツ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2024.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
446p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥14000 |
ISBN |
978-4-8055-0979-1 |
ISBN |
4-8055-0979-1 |
分類記号 |
702.2217
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件名 |
敦煌
/
仏教美術
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内容紹介 |
中国の3大石窟のひとつ、敦煌石窟。往時、窟内にはどのような仏教世界が表現され、人びとは何を想い、何を体験したのかという課題に、「図像研究」「図像の配置と構成」「人びとの実践行為」の3つの視点からアプローチする。 |
著者紹介 |
広島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)(早稲田大学)。横浜美術大学教授。著書に「中国石窟美術の研究」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812746803 |
目次 |
緒言 |
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一 本研究のねらい/二 本研究の視点/三 本書の構成 |
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序論 敦煌石窟の礼拝本尊と図像構成 |
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はじめに/一 敦煌莫高窟の窟内本尊の概要/二 伏斗形方窟正面龕内本尊の坐勢と尊格/三 唐前期窟の正面龕内図像構成/四 唐後期窟の正面龕内図像構成/五 五代伏斗形方窟の礼拝空間/おわりに |
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第Ⅰ部 敦煌莫高窟維摩経変の図像構成 |
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第一章 隋代の維摩経変 |
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はじめに/一 隋代維摩経変の窟内配置と図像表現/二 周囲の尊像・壁画との組み合わせ/三 窟内における維摩経変の意味/おわりに |
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第二章 初唐期第二二〇窟東壁の維摩経変 |
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はじめに/一 第二二〇窟の維摩経変の図像/二 東壁への配置の意図/三 維摩経変図中の中国皇帝像の意義/おわりに |
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第三章 初唐期仏龕内の維摩経変 |
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はじめに/一 正面仏龕内に描かれた維摩経変の図像/二 題記の所依経典/三 玄奘訳本に基づく維摩経変の表現/四 龕内の維摩経変の主題/おわりにかえて |
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第四章 初唐期北壁の維摩経変 |
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はじめに/一 第三三五窟と第三三二窟の維摩経変の図像/二 初唐期北壁の維摩経変の図像検討/三 北壁配置の意味/おわりに |
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第五章 中晩唐期の維摩経変の図像と題記 |
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はじめに/一 中唐期の維摩経変の題記/二 晩唐期の維摩経変の題記/おわりにかえて |
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第Ⅱ部 敦煌莫高窟第三二三窟の図像構成と制作意図 |
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第一章 第三二三窟の本尊と仏龕表現 |
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はじめに/一 本尊塑像の補修と尊格について/二 龕内の山岳塑壁/三 本尊弥勒仏/おわりに |
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第二章 第三二三窟南北壁の仏法東伝図 |
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はじめに/一 南壁の図像/二 北壁の図像/三 南北両県の相関関係/おわりに |
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第三章 第三二三窟東壁の持成誓願図 |
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はじめに/一 東壁の図像/二 題記の典拠/三 持戒誓願図の意義/おわりに |
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第四章 第三二三窟の図像からみた窟内機能と制作意図 |
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はじめに/一 受戒と懺悔/二 仏法東伝図と『畫圖讃文』/三 受戒儀礼における三宝と弥勒仏/おわりにかえて |
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第五章 第三二三窟の制作年代試論 |
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はじめに/一 第三二三窟の制作年代に関する先行研究/二 壁画の様式/三 題記の書様式/四 仏法東伝図の選択/おわりにかえて |
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第Ⅲ部 敦煌壁画と礼拝者の実践 |
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第一章 隋代から初唐期の薬師経変 |
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はじめに/一 隋代の薬師経変の図像/二 続命幡灯法と十二神将の燃灯供養/三 薬師仏の礼拝と生天思想/四 初唐期第二二〇窟の薬師経変の図像/五 七体の薬師像/おわりに |
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第二章 敦煌莫高窟盛唐期第一四八窟の薬師経変の図像と題記 |
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はじめに/一 莫高窟第一四八窟薬師経変の図像概要/二 十二大願/三 九横死と設斎/四 陀羅尼幢/おわりに |
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第三章 敦煌薬師経変における薬師如来の図像 |
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はじめに/一 敦煌薬師経変における中尊薬師如来の持物/二 鉢と錫杖の典拠/おわりに |
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第四章 敦煌千手観音像の図像 |
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はじめに/一 頭上に頂上化仏手をあらわす敦煌の千手観音図/二 敦煌千手観音の頂上化仏手の特徴/三 頂上化仏手の意義/おわりに |