書誌種別 |
図書 |
タイトル |
近世後期の海防と社会変容 |
タイトルヨミ |
キンセイ コウキ ノ カイボウ ト シャカイ ヘンヨウ |
人名 |
清水 詩織/著
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人名ヨミ |
シミズ シオリ |
出版者・発行者 |
勉誠社
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出版者・発行者等ヨミ |
ベンセイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2024.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
16,354,19p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-585-32037-1 |
ISBN |
4-585-32037-1 |
注記 |
文献:p341〜351 |
分類記号 |
210.59
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件名 |
日本-歴史-幕末期
/
日本-国防-歴史
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内容紹介 |
近世後期、相次ぐ異国船の来航に対して、人々はどのように対応したのか。日本各地で構築された海防(海岸防備)体制に焦点を当て、藩と地域社会の両面からその実態を明らかにし、近世社会が変容してゆく過程を鮮やかに描く。 |
著者紹介 |
千葉県松戸市生まれ。早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。同大学教育・総合科学学術院、東洋英和女学院大学人間科学部非常勤講師。専門は日本近世史。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812742598 |
目次 |
序章 |
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はじめに/第一節 先行研究の整理/第二節 本書の課題/第三節 言葉の定義/第四節 本書の構成 |
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第一部 「江戸湾海防」体制の成立 |
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第一章 「江戸湾海防」体制の成立と関東譜代藩 |
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はじめに/第一節 江戸内湾海防担当藩と房総藩との関係/第二節 情報収集の担い手とその手法/第三節 「江戸湾海防体制」の拡大/第四節 「江戸湾海防」と自領海防/おわりに |
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第二章 岩槻藩房総分領の海防 |
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はじめに/第一節 岩槻藩の概要/第二節 房総分領における武器の拡充/第三節 村役人の軍団化/おわりに |
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第三章 房総諸藩の異国船情報ネットワークと海防体制 |
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はじめに/第一節 文政期の海防と情報ネットワーク/第二節 近隣諸藩との情報ネットワークの形成の契機/第三節 情報ネットワークの完成/おわりに |
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第四章 「江戸湾海防」と江戸湾防備担当藩 |
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はじめに/第一節 異国船打払令から薪水給与令へ/第二節 ビッドル来航/第三節 忍藩と浦賀奉行/第四節 御固四家体制/おわりに |
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第二部 海防と地域社会 |
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第五章 彦根藩の海防と世田谷領 |
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はじめに/第一節 彦根藩の江戸湾海防と世田谷領/第二節 異国船来航時の対応/第三節 彦根藩と世田谷領/おわりに |
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第六章 九十九里地域における組合村の海防 |
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はじめに/第一節 難破船処理と海防/第二節 海防への取り組み/第三節 九十九里浜一帯での海防活動の展開/おわりに |
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第七章 海防費用負担と地域 |
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はじめに/第一節 巡見使の視察と矛盾/第二節 宿村一件の経緯/第三節 海防費用負担と海付村落・内陸村落/おわりに |
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補論 ペリー来航の記憶 |
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はじめに/第一節 栢田村の海防と佐倉藩/第二節 ペリー来航の記憶/おわりに |
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第三部 海防思想と開国後の海防 |
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第八章 水野浜松藩の自領海防体制と海防思想 |
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はじめに/第一節 浜松藩の藩政改革と海防/第二節 長沼流兵学の採用/第三節 浜松藩の海防体制/第四節 塩谷宕陰の海防論/おわりに |
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第九章 安政期における噴火湾の海防と盛岡藩の分領化 |
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はじめに/第一節 安政期以前の蝦夷地と盛岡藩/第二節 安政年間の盛岡藩と蝦夷地/第三節 噴火湾地域の分領化と盛岡藩/おわりに |
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終章 |
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はじめに/第一節 海防体制の構造-「江戸湾海防」と自領海防-/第二節 地域社会の海防/第三節 海防思想と開国後の海防/第四節 海防の時期的変遷/おわりに |