| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
近代日本経済の自画像 |
| サブタイトル |
「西洋」がモデルであった時代 |
| 並列タイトル |
Japan's Modern Economy,a Self‐Portrait:The Age of Western Models and Beyond |
| タイトルヨミ |
キンダイ ニホン ケイザイ ノ ジガゾウ |
| サブタイトルヨミ |
セイヨウ ガ モデル デ アッタ ジダイ |
| 人名 |
大島 真理夫／著
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| 人名ヨミ |
オオシマ マリオ |
| 出版者・発行者 |
思文閣出版
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| 出版者・発行者等ヨミ |
シブンカク シュッパン |
| 出版地・発行地 |
京都 |
| 出版・発行年月 |
2024.1 |
| ページ数または枚数・巻数 |
6,501,65p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
￥８０００ |
| ISBN |
978-4-7842-2065-6 |
| ISBN |
4-7842-2065-6 |
| 分類記号 |
332.106
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| 件名 |
日本-経済-歴史
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| 内容紹介 |
幕末・明治以来の150年にわたる日本の自国認識の変遷を「西洋がモデルであった時代」ととらえることで見えてくるものを探る試み。新たな日本経済の自画像を地に足の着いたものにするために不可欠な基礎作業を提示する。 |
| 著者紹介 |
東京都生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。同大学名誉教授。経済学博士。著書に「近世農民支配と家族・共同体」など。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009812737851 |
| 目次 |
序章 西洋を比較軸とする自国認識の形成 |
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第1節 西洋の世界支配／第2節 近代日本と西洋モデル／第3節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 自国認識の変遷 |
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<第1章>第一期(一八五八〜一八八六年)=「半開国」という扇動と複数の自画像 |
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第1節 時代状況／第2節 経済・社会の実態と「新政府史観」の作為／第3節 文明史の方法と江戸時代像／第4節 外国貿易の評価 |
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<第2章>第二期(一八八六〜一九〇五年)=共有された「文明国」の自信 |
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第1節 企業勃興期のブームとその評価／第2節 「文明」段階への到達宣言／第3節 西洋と日本の共通性と「日本」への自信／第4節 「明治青年」の歴史的位置／第5節 日清戦争の影響 |
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<第3章>第三期(一九〇五〜一九三一年)=「一等国」の自負心とその動揺 |
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第1節 「一等国」という自国認識／第2節 日露戦後の対日感情悪化／第3節 一九二〇年代日本の「行き詰まり」／第4節 一九一四年の歴史的位置 |
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<第4章>第四期(一九三一〜一九四五年)=自作した「孤立国」の焦燥 |
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第1節 時代の転換／第2節 孤立国という選択と経済成長の時代／第3節 思想界の動揺／第4節 冷静な立場／第5節 日中戦争からアジア太平洋戦争へ／第6節 第二次世界大戦の本質 |
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<第5章>第五期〜第八期(一九四五〜二〇〇八年)と「現代」 |
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第1節 戦後日本経済の歴史像(一九四五年〜現在)／第2節 第五期(一九四五〜一九五五年)=「敗戦国」の希望／第3節 経済成長の概観／第4節 第六期(一九五五〜一九七三年)=「高度成長国」の戸惑いと自信／第5節 第七期(一九七三〜一九九一年)=「経済大国」の過信／第6節 第八期(一九九一〜二〇〇八年)=「ゼロ成長国」の挫折感／第7節 「現代」(二〇〇八年〜現在)=「安定停滞国」のわずかな自信回復 |
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第Ⅱ部 自画像変遷の点描 |
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<第1章>田口卯吉の外国貿易論(第一〜二期、幕末開港から明治期の外国貿易評価) |
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第1節 田口卯吉評価への視角／第2節 田口の貿易理論／第3節 リカード比較生産費説批判／第4節 田口説に基づく明治貿易史の説明 |
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<第2章>日本経済史学の成立・展開と黒正巌(第二〜三期、日欧発展の並行性の認識) |
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第1節 成立期日本経済史学の歴史認識／第2節 黒正巌(一八九五〜一九四九)の時代／第3節 黒正日本経済史学の展開／第4節 黒正巌の到達点 |
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<第3章>一九二〇年代の猪谷善一(第三期、「新自由主義」の主張) |
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第1節 猪谷善一の略歴／第2節 留学前の研究(一九二八年まで)／第3節 猪谷善一の思想史的位置 |
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<第4章>一九三〇年代の猪谷善一(第四期、全体主義への転換) |
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第1節 ジュネーヴでの衝撃／第2節 リベラリズムの動揺／第3節 ブロック経済、統制経済の主張／第4節 日本資本主義認識の変化と持続／第5節 思想転換の要因とその評価 |
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<第5章>遠景としての日本資本主義論争(第四期、後進性認識の深化) |
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第1節 日本資本主義論争の概要と方法論的特徴／第2節 論争における歴史的後進性認識の深化／第3節 論争におけるアジア認識の継続／第4節 先進-後進関係認識の相対化に向けて／第5節 国家と経済の関係理解の転換へ |
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終章 自画像変遷の位相 |
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第1節 本書が強調したいこと／第2節 ホブズボームとの対比／第3節 世代論として読み替える／第4節 新しい参照軸に向けて |
