書誌種別 |
図書 |
タイトル |
テロワール |
サブタイトル |
ワインと茶をめぐる歴史・空間・流通 |
並列タイトル |
TERROIR |
タイトルヨミ |
テロワール |
サブタイトルヨミ |
ワイン ト チャ オ メグル レキシ クウカン リュウツウ |
人名 |
赤松 加寿江/編
中川 理/編
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人名ヨミ |
アカマツ カズエ ナカガワ オサム |
出版者・発行者 |
昭和堂
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出版者・発行者等ヨミ |
ショウワドウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2023.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
308,8p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-8122-2217-1 |
ISBN |
4-8122-2217-1 |
分類記号 |
588.55
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件名 |
ぶどう酒-歴史
/
茶-歴史
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内容紹介 |
フランスワインで育まれた、その土地らしさを示す概念「テロワール」。その歴史を辿りながら、シャトーでの現地調査やアジアの茶との比較を通じて、都市と文化のありかたを考える。 |
著者紹介 |
京都工芸繊維大学准教授。著書に「近世フィレンツェの都市と祝祭」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812672074 |
目次 |
序章 なぜテロワールなのか |
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1 テロワールの公的定義/2 現代におけるテロワール概念の変化/3 課題と意義/4 本書の目的/5 本書の構成 |
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第Ⅰ部 テロワールとは何か |
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第1章 テロワール概念の成立と歴史 |
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1 テロワールの語源と用法/2 ワインとテロワール/3 ボルドー学派によるテロワール概念/補論 ブルゴーニュ地方における「クリマ」の歴史 |
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第2章 近世フランスにおける「テロワール」 |
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1 「テロワール」概念の通時的変遷/2 テロワール産品の価値形成/3 「テロワール」の空間性と磁場-求心力と遠心力 |
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第3章 近代フランスにおけるワイン法と都市ボルドー |
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1 ボルドーワイン-一八五五年格付と商人論理/2 ワイン作りをめぐる論争-商人論理と土地論理の対抗関係?/3 原産地呼称AOの誕生 |
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第4章 近世トスカナにおける原産地呼称 |
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1 一八世紀トスカナの原産地呼称の法令/2 カルミニャーノ/3 国内外における産地の評価 |
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第Ⅱ部 テロワールが息づくワイン生産の現場 |
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第5章 サン=テミリオンとシャトーの歴史 |
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1 中世のサン=テミリオンの歴史/2 中世のワイン産業におけるジュラードの役割/3 近現代のサン=テミリオンとジュラード |
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第6章 サン=テミリオンのワイン醸造所の敷地環境 |
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1 シャトー・クーテットの敷地構成/2 畑からみるワイン生産のサイクル/3 生物多様性とテロワール |
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第7章 ボルドーのワイン醸造所の建築空間 |
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1 シャトー・クーテットの建築物群・敷地実測調査の全体像/2 シャトー・クーテットの建築物群概要/3 シャトーの建築物の構成・構造・デザイン |
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第8章 ダヴィド=ボーリュー家文書をひもとく |
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1 ダヴィド=ボーリュー家文書とは/2 一族とその所有地所の系譜/3 一族メンバーの政治・経済活動 |
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第Ⅲ部 テロワール概念の可能性 |
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第9章 シャンパーニュのテロワールと産地の形成 |
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1 大きなテロワールと小さなテロワール/2 人間が作った環境/3 移住者文化と嗜好 |
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第10章 宇治茶産地における生産と加工 |
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1 宇治茶とは何か/2 宇治の広がり/3 宇治茶の生産景観 |
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第11章 台湾茶のテロワール、その「外と内」 |
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1 台湾への茶の導入・発展/2 光復後の台湾茶業/3 台湾茶業空間の変遷 |
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第12章 日本茶のテロワールと輸出 |
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1 テロワールを発信する日本茶産地/2 明治から昭和期の輸出展開/3 輸出展開の功罪とテロワール |
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終章 テロワールが語ること |
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1 テロワールとは何か/2 茶のテロワール/3 テロワールが守るもの |