書誌種別 |
図書 |
タイトル |
法実践の解剖学 |
サブタイトル |
ビデオ・エスノグラフィーから臨床法学へ |
タイトルヨミ |
リーガル コミュニケーション ノ カイボウガク |
サブタイトルヨミ |
ビデオ エスノグラフィー カラ リンショウ ホウガク エ |
人名 |
樫田 美雄/著
北村 隆憲/著
米田 憲市/著
岡田 光弘/著
曽場尾 雅宏/著
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人名ヨミ |
カシダ ヨシオ キタムラ タカノリ ヨネダ ケンイチ オカダ ミツヒロ ソバオ マサヒロ |
出版者・発行者 |
晃洋書房
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出版者・発行者等ヨミ |
コウヨウ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2023.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
13,279p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6600 |
ISBN |
978-4-7710-3722-9 |
ISBN |
4-7710-3722-9 |
分類記号 |
327.07
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件名 |
法学教育
/
コミュニケーション
/
エスノメソドロジー
/
録画
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内容紹介 |
臨床法学教育や「裁判のIT化」研究に貢献する書。実際の法実践のコミュニケーションを、ビデオ映像分析とフィールドワークによって、リバース・エンジニアリングのように「解剖」することを通して可視化・解明する。 |
著者紹介 |
神戸市看護大学看護学部教授。専門はエスノメソドロジー、文化社会学、法社会学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812657801 |
目次 |
第1章 法実践におけるコミュニケーション研究と教育実践の到達点 |
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1 はじめに/2 臨床法学教育の社会的組織化/3 調査フィールドの背景/4 臨床法学教育の特色と陥穽,そしてそれを打開する取り組み/5 ロイヤリング実践セミナーにおける「実践の可視化」場面の構築/6 ビデオ・エスノグラフィーの意義 |
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第2章 リーガル・コミュニケーション研究をビデオデータを用いて行う意義の検討 |
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1 本章の狙い/2 ビデオを用いないリフレクションとビデオを用いたリフレクションの対比/3 当事者の自己理解の陥穽を乗り越えてコミュニケーションに対する感受性を向上させるという意義/4 おわりに |
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第3章 法専門職のコミュニケーションの世界に入っていくということ |
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1 はじめに/2 研究方法について/3 エスノメソドロジー研究/4 呼称と「指示語」の問題/5 はじめての(模擬)法律相談で「交渉」を行う/6 「指示語」と連接の組織/7 複合的な「指示」/8 おわりに |
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第4章 調停のコミュニケーションを可視化する |
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1 はじめに/2 「コミュニケーション/相互行為」としての調停/3 コミュニケーションのリアリティを探究する/4 コミュニケーションの管理システムとしての調停/5 調停コミュニケーションの分析/6 相互行為分析とビデオ映像を利用した新たな法実践訓練手法/7 おわりに |
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第5章 法律相談のコミュニケーションを可視化する |
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1 はじめに/2 法律相談における「(相互)理解」の要請/3 「理解」を理解する/4 相互行為分析と制度的コミュニケーション/5 弁護士研究と相互行為分析/6 法律相談コミュニケーションの分析/7 理論的・実践的含意 |
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第6章 法廷尋問のコミュニケーションを可視化する |
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1 はじめに/2 実践を「可視化」する方法としての「相互行為分析」/3 「誘導尋問」の性格/4 録画データの分析/5 おわりに |
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第7章 ビデオ・エスノグラフィーによる法現象の研究 |
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1 はじめに/2 不朽だが、ありきたりのモノを研究する方法/3 「詳細な観察に依拠した推測」と「ビデオ・エスノグラフィー」/4 二種類の「推測された秩序性」/5 資料を用いる/6 その現場での秩序を産出する人々の,身体による実践として理解された「法律相談」を遂行する上での特徴/7 おわりに |
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第8章 ウェブ会議による裁判・法律相談の課題と民事訴訟の将来像 |
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1 はじめに/2 民事裁判手続のIT化の経緯とそのメリット/3 「e法廷」の課題/4 IT化を前提とした将来の地方裁判所の配置/5 めざす民事訴訟の姿/6 ウェブ会議を利用した法律相談の課題/7 おわりに |