書誌種別 |
図書 |
タイトル |
<ポストヒューマン>の文学 |
サブタイトル |
埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦 |
タイトルヨミ |
ポストヒューマン ノ ブンガク |
サブタイトルヨミ |
ハニヤ ユタカ ハナダ キヨテル アベ コウボウ ソシテ シブサワ タツヒコ |
人名 |
藤井 貴志/著
|
人名ヨミ |
フジイ タカシ |
出版者・発行者 |
国書刊行会
|
出版者・発行者等ヨミ |
コクショ カンコウカイ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2023.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
504p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-336-07455-3 |
ISBN |
4-336-07455-3 |
分類記号 |
910.264
|
件名 |
日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後)
|
内容紹介 |
人間の“後”には、何が来るのか? 人間中心主義の超克を画策する埴谷雄高・花田清輝・安部公房・澁澤龍彦らの文学を共振させ、来るべきポストヒューマンのヴィジョンへと架橋する論考。 |
著者紹介 |
大分県生まれ。立教大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。愛知大学文学部教授。著書に「芥川龍之介」がある。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812656669 |
目次 |
序章 《ポストヒューマン》のY字路-安部公房『第四間氷期』をめぐる交響- |
|
Ⅰ <存在の革命>-埴谷雄高から安部公房へ- |
|
第1章 埴谷雄高「虚空」と花田清輝-ポオ『メールストロームの渦』をめぐる軋轢と共振- |
|
第2章 <魂>のフロッタージュと<物>のコラージュ-埴谷雄高「一枚のエルンストの絵に」- |
|
第3章 シュペルヴィエルの影-埴谷雄高と安部公房「壁-S・カルマ氏の犯罪」- |
|
Ⅱ <オブジェ>の思想-安部公房と花田清輝- |
|
第4章 安部公房『壁』の中の<ダリ>-<偏執狂的批判的方法>と<異形の身体>表象- |
|
第5章 <オブジェ>達の革命-花田清輝と安部公房「壁-S・カルマ氏の犯罪」- |
|
第6章 <人形>のレジスタンス-花田清輝の<鉱物中心主義>的モティーフと<革命>のヴィジョン- |
|
Ⅲ 『死霊』と<反出生主義>-埴谷雄高から澁澤龍彦へ- |
|
第7章 <子供>を生むこと-埴谷雄高『死霊』の中の<反出生主義>- |
|
第8章 <私小説>としての『死霊』-<反出生主義>をめぐる埴谷雄高の<芸術>と<実生活>- |
|
第9章 <単性生殖>のユートピア-埴谷雄高と澁澤龍彦の<反出生主義>- |
|
Ⅳ 《ポストヒューマン》の地平-澁澤龍彦と<人形愛>- |
|
第10章 <生きた人形>あるいは<犬>のような少女-川端康成「片腕」を読む澁澤龍彦- |
|
第11章 <独身者の機械>と<異形の身体>表象-「他人の顔」「片腕」「人形塚」の同時代性- |
|
第12章 ハンス・ベルメールの反時代的身体-四谷シモンが<球体関節人形>と澁澤龍彦に出逢う時- |
|
第13章 <マネキン人形>の詩学-安部公房と澁澤龍彦の<人形愛>- |
|
終章 <人新世>の埴谷雄高-『死霊』とポスト<人間中心主義>- |