書誌種別 |
図書 |
タイトル |
インド密教史 |
タイトルヨミ |
インド ミッキョウシ |
人名 |
田中 公明/著
|
人名ヨミ |
タナカ キミアキ |
出版者・発行者 |
春秋社
|
出版者・発行者等ヨミ |
シュンジュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2022.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,292,8p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-393-13458-0 |
ISBN |
4-393-13458-0 |
注記 |
文献:p277〜292 |
分類記号 |
188.52
|
件名 |
密教-歴史
/
仏教-インド
|
内容紹介 |
インド密教の歴史的展開をたどる概説書。文献資料に加え最新の考古学的知見を取り入れ、インド密教の原初形態が現れてから「大日経」「金剛頂経」の成立を経て「時輪タントラ」の後期密教に至るまでをコンパクトにまとめる。 |
著者紹介 |
1955年福岡県生まれ。東京大学文学部卒。東方学院講師、東洋大学大学院講師、高野山大学客員教授(通信制)。「瞑想の郷」主任学芸員、チベット文化研究会副会長。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812628456 |
目次 |
第一章 はじめに |
|
1 本書の目指すもの/2 インド密教の研究史/3 本書刊行の意義 |
|
第二章 インド石窟寺院に見られる密教的要素について |
|
1 密教成立の時代的背景/2 主要な仏教遺跡の年代/3 三尊像から三部へ/4 三部から胎蔵曼荼羅へ/5 観音三尊から蓮華部へ/6 八大菩薩と胎蔵曼荼羅/7 本章のまとめ |
|
第三章 初期密教経典の成立 |
|
1 文献の成立年代/2 初期密教経典とは何か?/3 陀羅尼経典の成立/4 真言・陀羅尼の尊格化/5 大規模な密教経典の成立/6 本章のまとめ |
|
第四章 『大日経』の先行経典 |
|
1 はじめに/2 『蘇悉地羯羅経』/3 『【ス】【キ】耶経』/4 『三三昧耶タントラ』と遍知印/5 四方四仏から胎蔵五仏へ/6 『金剛手灌頂タントラ』/7 八大菩薩と胎蔵曼荼羅/8 本章のまとめ |
|
第五章 オリッサの密教美術 |
|
1 オリッサの歴史/2 ラリタギリ/3 ウダヤギリ/4 ラトナギリ/5 その他の遺跡/6 本章のまとめ |
|
第六章 『大日経』の成立 |
|
1 『大日経』の成立過程/2 『大日経』の原典と成立地/3 『不空羂索神変真言経』と『大日経』/4 『大日経』が後世に与えた影響/5 チベットにおける『大日経』系の密教/6 本章のまとめ |
|
第七章 南天鉄塔の謎 |
|
1 『金剛頂経』と金剛界曼荼羅/2 金剛界曼荼羅のシステム/3 龍猛と南天鉄塔/4 アマラーヴァティーの大塔/5 本章のまとめ |
|
第八章 『理趣経』と『理趣広経』 |
|
1 はじめに/2 『理趣経』の成立/3 理趣会と十七尊曼荼羅/4 教理命題の尊格化/5 『理趣広経』とは何か?/6 本章のまとめ |
|
第九章 『初会金剛頂経』の構成 |
|
1 はじめに/2 『初会金剛頂経』の構成/3 『初会金剛頂経』の成立年代/4 『初会金剛頂経』の成仏論/5 先行する初中期密教の要素の体系化/6 本章のまとめ |
|
第十章 南天鉄塔の謎を解く |
|
1 はじめに/2 金剛界五仏の成立/3 曼荼羅と仏塔/4 ジャジプルの四仏/5 南天鉄塔の謎を解く/6 これまでのまとめ |
|
第十一章 敦煌密教とチベット仏教ニンマ派 |
|
1 著者と敦煌密教/2 敦煌密教研究の意義/3 『大日経』系の敦煌美術/4 『金剛頂経』系の敦煌密教/5 チベット古密教の文献と作品/6 後期密教系の敦煌美術/7 本章のまとめ |
|
第十二章 『秘密集会タントラ』と後期密教 |
|
1 『秘密集会タントラ』の成立/2 根本十三尊と『秘密集会』曼荼羅/3 聖者流/4 ジュニャーナパーダ流/5 『秘密集会』の曼荼羅理論/6 その他の父タントラ/7 本章のまとめ |
|
第十三章 生起次第と究竟次第 |
|
1 後期密教の修道階梯/2 生起次第/3 『秘密集会タントラ』の成仏論/4 インド後期密教の生理学説/5 究竟次第/6 本章のまとめ |
|
第十四章 母タントラの成立と展開 |
|
1 中世インドの母天信仰/2 『サマーヨーガ・タントラ』/3 『サマーヨーガ・タントラ』の曼荼羅/4 『ヘーヴァジュラ・タントラ』/5 『サンヴァラ・タントラ』/6 本章のまとめ |
|
第十五章 『時輪タントラ』 |
|
1 インド仏教の総決算/2 『時輪』の成立年代/3 『時輪タントラ』の構成/4 コスモロジーと曼荼羅/5 『時輪』の大灌頂/6 最高の不変大楽とは何か?/7 本章のまとめ |