書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代美術史における前衛書のリポジショニング |
サブタイトル |
墨人会とその同時代表現をめぐって |
並列タイトル |
The repositioning of Japanese avant‐garde calligraphy in contemporary art history:Exploring the interaction between Bokujinkai and the Postwar art world |
タイトルヨミ |
ゲンダイ ビジュツシ ニ オケル ゼンエイショ ノ リポジショニング |
サブタイトルヨミ |
ボクジンカイ ト ソノ ドウジダイ ヒョウゲン オ メグッテ |
人名 |
宮津 大輔/著
|
人名ヨミ |
ミヤツ ダイスケ |
出版者・発行者 |
思文閣出版
|
出版者・発行者等ヨミ |
シブンカク シュッパン |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2022.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
265,5p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7842-2021-2 |
ISBN |
4-7842-2021-2 |
注記 |
文献:p253〜259 |
分類記号 |
728.21
|
件名 |
書道-日本
/
墨人会
|
内容紹介 |
1950〜60年代の墨人会を中心とする「前衛書」を、「抽象表現主義」など同時代表現と比較。差異とそれらに通底する「時代精神」的な思考や価値観を通して、現代美術史における「書」のリポジショニングを図る。 |
著者紹介 |
1963年生まれ。東京都出身。アート・コレクター、横浜美術大学学長、森美術館理事。著書に「新型コロナはアートをどう変えるか」「アート×テクノロジーの時代」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812595145 |
目次 |
序章 本書のねらいと「書」の定義 |
|
1 「書」の定義/2 「書」における芸術と教育-「書ハ美術ナラス」論争/勧業による輸出産業としての芸術 |
|
第1部 「前衛書」の誕生と発展 |
|
第1章 「前衛書」の誕生、そして墨人会結成へ |
|
1 終戦と「前衛書」の誕生/2 墨人会結成-既存書壇との決別 |
|
第2章 墨人会による「前衛書」の技法と思想的背景-井上有一、森田子龍、江口草玄を中心に |
|
1 「α部」における非文字書の端緒とモダニズム絵画からの影響/2 非文字書の時代-「書」をめぐる「イコン」「シンボル」「インデックス」/3 「書」の独自性探求-文字性への回帰/4 「書」におけるパロールとエクリチュール/5 身体表現としての「書」 |
|
第2部 「前衛書」が有する同時代性-墨人会と同時代表現における共通点と差異をめぐって |
|
第1章 抽象表現主義-「前衛書」と同時代表現その一 |
|
1 ハロルド・ローゼンバーグの「アクション・ペインティング」と「前衛書」について/2 ジャクソン・ポロックにおける「無意識」と井上有一「卒意の書」/3 クレメント・グリーンバーグの「絵画における<純粋性>」と「前衛書」/4 「抽象表現主義」と「前衛書」の異同について |
|
第2章 アンフォルメル-「前衛書」と同時代表現その二 |
|
1 ミシェル・タピエの「アンフォルメル」/2 ジョルジュ・マチウの作品と「前衛書」/3 日本における「アンフォルメル」の受容/4 「アンフォルメル」から「反芸術」へ |
|
第3章 具体およびその他のムーブメント-「前衛書」と同時代表現その三 |
|
1 「現代美術懇談会」について/2 吉原治良と「具体美術協会」/3 「コブラ」とピエール・アレシンスキーによる『日本の書』 |
|
第3部 「前衛書」のリポジショニングとその未来 |
|
第1章 総括-「前衛書」のリポジショニング |
|
1 「抽象表現主義」「アクション・ペインティング」と前衛書/2 「アンフォルメル」「タシスム」「新エコール・ド・パリ」と前衛書/3 「具体美術協会」と前衛書/4 総括-「前衛書」のリポジショニング |
|
終章 「前衛書」から、「書」の未来へ |
|
1 墨人会以後の「前衛書」/2 現代書の諸相/3 書の先へ |