書誌種別 |
図書 |
タイトル |
酒 |
サブタイトル |
日本に独特なもの |
タイトルヨミ |
サケ |
サブタイトルヨミ |
ニホン ニ ドクトク ナ モノ |
人名 |
ニコラ・ボーメール/著
寺尾 仁/監訳
岡崎 まり子/[訳]
金子 麻里/[訳]
駒形 千夏/[訳]
根木 一子/[訳]
長谷川 美緒/[訳]
宮尾 裕美/[訳]
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人名ヨミ |
ニコラ ボーメール テラオ ヒトシ オカザキ マリコ カネコ マリ コマガタ チナツ ネギ イチコ ハセガワ ミオ ミヤオ ヒロミ |
出版者・発行者 |
晃洋書房
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出版者・発行者等ヨミ |
コウヨウ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2022.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,276p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3800 |
ISBN |
978-4-7710-3621-5 |
ISBN |
4-7710-3621-5 |
注記 |
原タイトル:Le saké |
注記 |
文献:p247〜264 |
分類記号 |
588.52
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件名 |
清酒
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内容紹介 |
日本酒とは何か。フランス人地理学博士が、日本の歴史とアイデンティティの中に深く刻み込まれた「酒」をワイン文化と比較しながら紐解き、今後取り組まれるべき課題とともに、日本酒の魅力を語り尽くす。 |
著者紹介 |
フランス出身。パリ・ソルボンヌ第4大学博士課程修了。名古屋大学教養教育院特任准教授。地理学博士。第28回渋沢・クローデル賞受賞。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812587978 |
目次 |
序論 |
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アイデンティティに根差した飲み物の地理学的研究/日本に独特なもの/本書の構成 |
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第Ⅰ部 酒を探す |
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第1章 酒とは何か? |
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酒ということばは何を意味するのか?語彙の難しさ/日本の伝統的アルコール飲料における酒の位置付け/「酒」をより広いカテゴリーに位置付けることは可能か? |
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第2章 酒造り |
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アルコール発酵の論点と原理/複雑な製造方法/技術,品質,制約の発展 |
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小括 穀物由来の「ワイン」にどのような地理学的結論が導かれたか |
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第Ⅱ部 酒のある場所 |
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第3章 アジアの中で見る酒 |
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米ワイン/古来の文明の飲み物/米ワインにおける酒の独特な位置 |
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第4章 日本の中で見る酒 |
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神々の飲み物/創造主としての天皇と稲田/儀式化された飲酒の空間と時間 |
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第5章 食卓の上で見る酒 |
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酒はどのように飲まれるか?/社会的な飲み物の空間と時間/酒と他の飲み物 |
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小括 日本に独特なもの |
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第Ⅲ部 酒造りと飲酒の歴史 |
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第6章 起源から16世紀半ばまで |
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日本におけるアルコール飲料の起源/古代/中世 |
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第7章 16世紀半ばから明治時代まで |
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新しい地理的モデル/江戸社会における酒の位置/生産地域の拡大 |
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第8章 明治から現代まで |
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明治維新から太平洋戦争まで/戦争の惨事から新しい産地の再評価へ |
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小括 美味しく飲みたいという欲求を満足させる |
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第Ⅳ部 変わる酒・変わらない酒 |
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第9章 消費者の変化と消費の新しい地理学 |
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国民的アルコール飲料の終焉と言えるか/消費者の新しい酒の飲み方/飲酒習慣の画一化の背後に,際立つ地域差 |
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第10章 危機に直面した酒業界 |
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戸惑う日本酒業界/慣習を定め直すことの必要性 |
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第11章 新たな挑戦 |
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見直されるべき立法/酒にテロワールは存在するか?/酒の国際化 |
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小括 時代遅れの飲み物か? |
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終章 日本に独特なものを検討する |