書誌種別 |
図書 |
タイトル |
デューイの思想形成と経験の成長過程 |
サブタイトル |
デューイ没後70周年記念論集 |
タイトルヨミ |
デューイ ノ シソウ ケイセイ ト ケイケン ノ セイチョウ カテイ |
サブタイトルヨミ |
デューイ ボツゴ ナナジッシュウネン キネン ロンシュウ |
人名 |
行安 茂/編著
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人名ヨミ |
ユキヤス シゲル |
出版者・発行者 |
北樹出版
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出版者・発行者等ヨミ |
ホクジュ シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2022.5 |
ページ数または枚数・巻数 |
292p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3700 |
ISBN |
978-4-7793-0685-3 |
ISBN |
4-7793-0685-3 |
分類記号 |
133.9
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件名 |
Dewey John
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件名 |
デューイ ジョン
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内容紹介 |
デューイの経験主義の成立に影響を与えた先人達、その過程からデューイは芸術の哲学をどう考え、具体化していったのか。彼の芸術論と宗教論がどのように結びついているかを探る。 |
著者紹介 |
1931年岡山県生まれ。広島大学大学院文学研究科(倫理学専攻)博士課程修了。文学博士(同大学)。岡山大学名誉教授。日本デューイ学会理事など。著書に「デューイ倫理学の形成と展開」等。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812587281 |
目次 |
序論 デューイの思想形成と哲学への道 |
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第1節 少年時代のデューイと家族/第2節 デューイと二人の恩師/第3節 ジョンズ・ホプキンス大学大学院時代の研究とモリス教授/第4節 ヘーゲルの影響とデューイの学位論文以後の研究/第5節 ジェイムズ心理学のデューイへの影響 |
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第1部 デューイの思想形成に影響を与えた先駆者たち |
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第1章 コウルリッジとデューイのつながり |
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序 芸術体験の楽しさ/第1節 芸術作品からの働きかけ/第2節 ジェイムズ・マーシュ編コウルリッジ『省察への導き』とデューイ/第3節 「悟性」を目覚めさせていく「理性」/「哲学的想像力」:コウルリッジによる説明/第4節 内から沸き起こる命の活力:コウルリッジとデューイが求めたもの/第5節 「想像力が生むビジョン」の力/まとめ |
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第2章 デューイにとってのエマソンの魅力 |
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はじめに/第1節 「民主主義の哲学者」/第2節 講壇哲学への批判と生き方の哲学/第3節 「学ぶこと」と「生きること」の一致/第4節 プラグマティズムの前提としての私の人生肯定/おわりに |
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第3章 ジェームズ・マーティノゥの神学的倫理学 |
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はじめに/第1節 マーティノゥ姉弟の「自由と必然」/第2節 宗教と哲学の異なる領域/第3節 シジウィック『倫理に関する講義』(Lectures on the Ethics of T.H.Green,Herbert Spencer,and J.Martineau)/第4節 結語 |
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第4章 J.S.ミルの功利主義とデューイ倫理学との関係 |
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はじめに/第1節 幸福主義/第2節 帰結主義/第3節 総和主義/おわりに |
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第5章 初期デューイの思想形成とT.H.グリーンの影響 |
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第1節 デューイのグリーン研究/第2節 「グリーンの道徳的動機論」とデューイの立場/第3節 自我実現の理想から現在の活動へ/第4節 戦後のグリーン研究とデューイ |
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第6章 パースのプラグマティズム |
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はじめに/第1節 科学の厳密性/第2節 連続体の構成/第3節 虚構としての連続体/第4節 蓋然性の考え方/おわりに |
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第7章 デューイによるジェイムズ思想の継承と展開 |
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第1節 ジェイムズとデューイの影響関係に関する研究小史/第2節 心理学と論理学/第3節 プラグマティズムの真理観をめぐって |
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第2部 デューイの思想形成と経験の連続過程 |
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第1章 『批判的倫理学大要』と初期デューイの問題意識 |
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第1節 快楽主義とカント主義/第2節 個性・コミュニティ・共通善/第3節 善い行為と悪い行為との葛藤と現在の活動/第4節 善の諸相と苦闘との関係/第5節 欲求の統一と自我 |
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第2章 『心理学』から『倫理学の研究-シラバス』へ |
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第1節 『心理学』(1891年)とデューイの立場/第2節 意思・選択・自我/第3節 道徳的行為の二つの要素/第4節 衝動の調停と新しい経験/第5節 衝動の調停と行為・自我 |
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第3章 デューイの成長論と目的・手段の関係 |
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第1節 幼児の成長過程と習慣の学習/第2節 過去の習慣から新しい習慣へ/第3節 目的の実現と手段との関係/第4節 社会生活とコミュニケーション |
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第4章 デューイはなぜ『哲学の改造』を書いたか |
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第1節 その背景と哲学の体系化への展望/第2節 過去の失敗と現在の成長/第3節 成長とは何か/第4節 デューイの社会哲学と民主主義 |
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第5章 『人間性と行為』と現在の活動としての善 |
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第1節 デューイが『人間性と行為』を書いた背景/第2節 手段としての習慣/第3節 施回心軸としての衝動と新しい習慣形成/第4節 活動としての善とその質 |
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第6章 『公衆とその諸問題』とコミュニケーションの拡大深化 |
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第1節 初期デューイの社会観/第2節 ローカル・コミュニティの衰退とその時代背景/第3節 「大きなコミュニティ」を創造する条件とコミュニケーション/第4節 コミュニケーションの拡大深化と芸術・宗教 |
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第3部 デューイの芸術論・宗教論と経験の美学 |
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第1章 デューイの芸術論とこれを基にした学校の芸術教育 |
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第1節 芸術論の特徴/第2節 学校の芸術教育/第3節 質の理論としてのデューイの芸術哲学を基にした芸術教育 |
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第2章 デューイの民主主義による芸術教育論とその再評価 |
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はじめに/第1節 文化の民主化に向けての芸術教育の課題/第2節 芸術教育の民主的文化に資する働き/第3節 芸術教育によって醸成される民主的文化の特質/第4節 今後に向けて |
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第3章 デューイの芸術論と宗教論の特徴と経験としての共通性 |
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第1節 芸術的経験と「宗教的なもの」の源/第2節 芸術論/第3節 宗教論/第4節 芸術論と宗教論の経験としての共通性 |
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第4章 デューイの美的経験とエネルギーのバランス |
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第1節 『経験としての芸術』とデューイの美的経験/第2節 経験の動物的基礎と意識/第3節 芸術作品の制作過程とエネルギー/第4節 経験の美的質と能動・受動の相互作用 |
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第5章 デューイ宗教論の特質 |
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はじめに/第1節 宗教と宗教性の区別/第2節 宗教批判/第3節 自然の限界内における神/第4節 「リベラル派」批判/第5節 「リベラル派」の反論/第6節 科学礼讃/第7節 理想や価値の根拠づけ/第8節 二元論の克服/おわりに |
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第6章 デューイの宗教論における理想と現実との統一と間隙の問題 |
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第1節 デューイの問題意識と宗教観/第2節 デューイは神をどう考えたか/第3節 デューイは信仰をどう考えたか/第4節 デューイの芸術論と宗教論との接点 |