書誌種別 |
図書 |
タイトル |
図書館の社会的責任と中立性 |
サブタイトル |
戦後社会の中の図書館界と「図書館の自由に関する宣言」 |
タイトルヨミ |
トショカン ノ シャカイテキ セキニン ト チュウリツセイ |
サブタイトルヨミ |
センゴ シャカイ ノ ナカ ノ トショカンカイ ト トショカン ノ ジユウ ニ カンスル センゲン |
人名 |
福井 佑介/著
|
人名ヨミ |
フクイ ユウスケ |
出版者・発行者 |
松籟社
|
出版者・発行者等ヨミ |
ショウライシャ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2022.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
5,347p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3400 |
ISBN |
978-4-87984-420-0 |
ISBN |
4-87984-420-0 |
分類記号 |
010.1
|
件名 |
図書館の自由
|
内容紹介 |
図書館の社会的責任や中立性は、図書館界においてどのように捉えられてきたのか。「図書館の自由に関する宣言」など社会的・政治的な文脈の中で採択/討議された決議や声明に注目し、戦後図書館界の自己認識の展開を解明する。 |
著者紹介 |
京都大学大学院教育学研究科講師(図書館情報学)。博士(教育学)。著書に「図書館の倫理的価値「知る自由」の歴史的展開」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812567402 |
目次 |
序章 |
|
1節 図書館界の自己認識:問題の所在/2節 図書館の社会的責任:方法論と研究対象の位置/3節 図書館の立場表明と社会的責任:研究史上の位置Ⅰ/4節 図書館の中立性と「図書館の自由に関する宣言」:研究史上の位置Ⅱ/5節 図書館史研究における戦後史:研究史上の位置Ⅲ/6節 本書の目的と構成 |
|
第1章 社会的責任と中立性をめぐる見解の多様性 |
|
1節 はじめに/2節 破壊活動防止法と誌上討論の呼びかけ/3節 「図書館の中立性論議」(1952年〜1953年)/おわりに:1950年代前半の「図書館の中立」観の多様性 |
|
第2章 中立観を具現化した「図書館の自由に関する宣言」 |
|
1節 はじめに/2節 社会的責任論からみた「図書館の自由に関する宣言」の制定過程/3節 「図書館の自由に関する宣言」の採択:「抵抗」をめぐる討議/4節 「原子兵器禁止に関する各国図書館界への訴え」の採択/5節 おわりに:「図書館の自由に関する宣言」の採択と社会的責任論 |
|
第3章 教育二法案と図書館界 |
|
1節 はじめに/2節 1950年代半ばの教育二法案と日本図書館協会/3節 図書館問題研究会の結成と教育二法案/4節 全国図書館大会と教育二法案/5節 おわりに:教育二法案と「図書館の自由に関する宣言」 |
|
第4章 文部省の「図書選定制度」をめぐるポリティクス |
|
1節 はじめに/2節 図書館史からみた「図書選定制度」の位置付け/3節 文部省の「図書選定制度」の概要/4節 「図書選定制度」への反応/5節 図書館界と「図書選定制度」/6節 おわりに:日本図書館協会の政治的振る舞いと図書館の社会的責任論 |
|
第5章 図書館界における「政治の季節」の終焉 |
|
1節 はじめに/2節 1960年の日米安全保障条約の改定と図書館界/3節 興隆する図書館運動と衰退する政治的討議/4節 おわりに |
|
第6章 ピノキオ・コーナーの評価をめぐる理念と現実の確執 |
|
1節 はじめに/2節 本章の位置付けと先行研究/3節 『ピノキオ』事件とピノキオ・コーナー/4節 ピノキオ・コーナーの評価をめぐる対立/5節 「図書館の自由に関する宣言」と『ピノキオ』事件/6節 おわりに |
|
終章 |
|
1節 はじめに/2節 1950年代の社会的責任論の展開と終着点/3節 1950年代の社会的責任論の特徴/4節 図書館の中立性と「図書館の自由に関する宣言」 |