書誌種別 |
図書 |
タイトル |
塩と帝国 |
サブタイトル |
近代日本の市場・専売・植民地 |
タイトルヨミ |
シオ ト テイコク |
サブタイトルヨミ |
キンダイ ニホン ノ シジョウ センバイ ショクミンチ |
人名 |
前田 廉孝/著
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人名ヨミ |
マエダ キヨタカ |
出版者・発行者 |
名古屋大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
ナゴヤ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
名古屋 |
出版・発行年月 |
2022.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,474p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-8158-1055-9 |
ISBN |
4-8158-1055-9 |
注記 |
文献:p429〜455 |
分類記号 |
669.021
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件名 |
製塩-歴史
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内容紹介 |
帝国日本の経済と生命を支えた塩。その生産・流通・消費の動態をトータルに解明し、植民地塩の内地への浸透プロセスを専売や瀬戸内塩業も視野にとらえるとともに、戦後へとつながる食料、資源の対外依存構造のルーツを示す。 |
著者紹介 |
1985年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科経済学専攻後期博士課程単位取得退学。同大学文学部史学系日本史学専攻准教授。博士(経済学)同大学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812562172 |
目次 |
序章 植民地と1次産品・食塩 |
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はじめに/1 問題意識と分析対象/2 先行研究の成果と本書の課題/3 本書の構成 |
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第Ⅰ部 内地市場と植民地塩 |
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第1章 内地食塩市場の重層的構造と植民地塩 |
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はじめに/1 食塩輸移入の拡大と植民地塩/2 重層的市場構造の形成/3 輸移入塩消費の規模と用途別差異/おわりに |
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第2章 内地製塩業経営の拡大と資金調達 |
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はじめに/1 少額資本の集積と製塩会社の簇生/2 製塩会社の安定的経営と株主の配当収益/3 株式保有構造の変容と小株主層の拡大/おわりに |
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第3章 台湾塩生産の拡大と内地人事業者優遇政策 |
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はじめに/1 内地人製塩事業者の台湾進出計画/2 野崎武吉郎家の台湾塩田経営/3 日露戦後の補助政策強化/おわりに |
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第4章 関東州塩の輸出余力発生と対中交渉 |
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はじめに/1 関東州塩生産の拡大/2 関東州塩の対中輸出協定締結交渉/3 内地塩専売制度による関東州製塩業の包摂/おわりに |
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第5章 植民地塩の輸移入と取引 |
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はじめに/1 台湾塩移入の開始と動揺/2 価格競争とカルテル締結/3 シェア競争と供給主体の大規模化・寡占化/4 植民地塩取引の拡大と大日本塩業の経営/おわりに |
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第6章 醬油醸造業の原料選択と植民地塩消費 |
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はじめに/1 醬油生産拡大と原料調達戦略転換/2 小麦調達と原料産地の近接化/3 大豆産地の多様化と取引先の集中/4 内地塩調達の中断・再開と植民地塩/おわりに |
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第Ⅱ部 政策・専売と植民地塩 |
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第7章 内地製塩業政策と台湾塩専売制度 |
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はじめに/1 外国塩輸入防遏構想と台湾塩/2 台湾塩専売制度の導入と農商務省の対応/3 農商務省の製塩業政策方針と塩専売制度案/4 内地製塩業政策の展開と終焉/おわりに |
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第8章 大日本塩業協会の活動と農商務省 |
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はじめに/1 設立目的・活動方針の不一致/2 会員の多様化と役員の固定化/3 会報発行活動と農商務省の情報提供/おわりに |
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第9章 塩専売法施行と制度批判の高揚 |
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はじめに/1 塩専売法案の策定/2 塩専売法案の審議と修正/3 主税局管轄期の制度運用と小売価格高騰/4 改正塩専売法案・塩専売法廃止法案の審議/おわりに |
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第10章 塩専売制度の改定と「転換」 |
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はじめに/1 塩専売制度の改定/2 製塩地整理と台湾・関東州塩供給/3 官費回送制度確立と塩専売事業益金の硬直化/4 塩専売制度の「転換」/おわりに |
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第11章 製塩地整理と塩専売法違反 |
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はじめに/1 監視体制の整備/2 塩専売法違反の認知と取締/3 主産地の塩専売法違反/おわりに |
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第12章 売渡価格全国一律化と超過需要の発生 |
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はじめに/1 VECモデルの利用と価格データ/2 売渡価格全国一律化と地方都市の卸売価格形成/3 価格・需給の連動性断絶と超過需要/おわりに |
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終章 帝国日本の「膨張」と植民地産1次産品 |
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はじめに/1 食塩市場と政策・専売/2 植民地塩のインパクト/3 結論と展望 |