書誌種別 |
図書 |
タイトル |
野村芳兵衛の教育思想 |
サブタイトル |
往相・還相としての「生命信順」と「仲間作り」 |
タイトルヨミ |
ノムラ ヨシベエ ノ キョウイク シソウ |
サブタイトルヨミ |
オウソウ ゲンソウ ト シテ ノ セイメイ シンジュン ト ナカマズクリ |
人名 |
冨澤 美千子/著
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人名ヨミ |
トミザワ ミチコ |
出版者・発行者 |
春風社
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出版者・発行者等ヨミ |
シュンプウシャ |
出版地・発行地 |
横浜 |
出版・発行年月 |
2021.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
263,4p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥3630 |
ISBN |
978-4-86110-750-4 |
ISBN |
4-86110-750-4 |
注記 |
文献:p244〜257 |
分類記号 |
371.21
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件名 |
教育学
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件名 |
野村 芳兵衛
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件名 |
ノムラ ヨシベエ
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内容紹介 |
明治後期〜昭和期の教育者・野村芳兵衛による教育実践の可能性を、独自に生み出された教育思想「生命信順」「仲間作り」から考察。自他の相即的・同時的な救済の倫理に基づく、共に生きるための教育の意義を探究する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812555747 |
目次 |
序章 野村芳兵衛の「生命信順」と「仲間作り」の教育思想を問う意味 |
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第一節 本書の問題設定と目的/第二節 野村芳兵衛の教育思想における「仲間作り」の意味/第三節 野村芳兵衛の教育思想に関する先行研究の分析/第四節 本書における研究の理論的枠組みと方法論/第五節 本書の構成 |
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第一章 野村芳兵衛の生涯 |
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第一節 誕生から岐阜県立女子師範学校附属代用加納尋常高等小学校まで-生い立ちと訓導になるまでの時期-/第二節 池袋児童の村小学校着任から閉校まで-新教育の実験的実践を行う時期-/第三節 池袋児童の村小学校閉校から下妻高等女学校着任まで-新教育実践の省察と新たな展望の時期-/第四節 岐阜県に帰郷してから徹明小学校へ転任するまで-岐阜市立長良小学校での実践の時期-/第五節 徹明小学校校長着任から岐阜大学附属中学校主事定年まで-教育実践の集大成に向かい、さらに広がりを持つ時期-/第六節 岐阜大学附属中学校主事定年から亡くなるまで-これまでの教育実践の集大成と幼児教育に力を注ぐ時期- |
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第二章 「生命信順」の教育思想-他力の教育への覚醒過程- |
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第一節 「教育意識なき教育」への覚醒過程/第二節 「道徳的動機」と「宗教的動機」の相違と関係-世俗的自己から非世俗的自己へ-/第三節 「生命信順」の教育の具現化としての「協働自治」 |
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第三章 「協力意志に立つ教育」の具現化としての「野天学校」と子ども概念 |
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第一節 「野天学校」の出発点としての「夏の学校」の実践と子ども概念/第二節 「野人」としての子ども概念とルソーの「社会に生きる自然人」という考え方との共通性/第三節 協働的道徳動機を根源とした「野人」から「文化人」への子どもの育ち |
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第四章 「親交学校」を基盤にした「仲間作り」の教育と「協働自治」 |
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第一節 生活指導の場としての「親交学校」/第二節 「親交学校」の実際-劇倶楽部の実践と創造-/第三節 「協働自治」と「仲間作り」の教育 |
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第五章 「学習学校」と綴方教育における「教科書を作る教育」-「仲間作り」を基盤にした「生活科」の構想- |
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第一節 教育課程における綴方教育の位置/第二節 綴方教育の指導過程における単元構成/第三節 綴方指導過程における「仲間作り」の機能 |
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第六章 「仲間作り」の教育思想-他力の教育実践の可能性- |
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第一節 教育の本質規定としての「仲間作り」/第二節 「生命信順」と「仲間作り」との往還としての教育/第三節 他者との新しい倫理的関係を構築する「仲間作り」の教育実践 |
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終章 野村芳兵衛における往相と還相の論理 |
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第一節 本書における野村芳兵衛の教育思想に対する解釈の独自性/第二節 野村芳兵衛における教育思想の具現化の独自性/第三節 野村芳兵衛における往相・還相としての「自己救済」と「他者救済」の相即的論理 |