書誌種別 |
図書 |
タイトル |
共感と精神分析 |
サブタイトル |
心理歴史学的研究 |
タイトルヨミ |
キョウカン ト セイシン ブンセキ |
サブタイトルヨミ |
シンリ レキシガクテキ ケンキュウ |
人名 |
北村 隆人/[著]
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人名ヨミ |
キタムラ タカヒト |
出版者・発行者 |
みすず書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミスズ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2021.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
3,420,51p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6800 |
ISBN |
978-4-622-08976-6 |
ISBN |
4-622-08976-6 |
注記 |
文献:巻末p10〜36 |
分類記号 |
146.1
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件名 |
精神分析-歴史
/
共感
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内容紹介 |
共感とは、私たちの心にどのような影響を与えるのだろうか? フロイトなど代表的精神分析家たちの生涯を心理歴史学的方法で探究し、共感の本質的困難さと、その困難を越えてなお共感を大切にすることの意義を考え直す。 |
著者紹介 |
1968年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了。博士(学術)。精神科医。日本精神分析学会認定精神療法医スーパーバイザー。東洞院心理療法オフィス代表。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812473303 |
目次 |
序章 |
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1 本書の主題/2 本書の意義/3 本書の研究方法/4 共感を意味する英語とドイツ語/5 本書の構成 |
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第1章 臨床における共感 |
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1 私が影響を受けた学派と分析家/2 事例/3 考察/4 小括 |
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第Ⅰ部 フロイト |
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第2章 フロイトの前半生 |
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1 幼年期(一八五六-五九年)/2 少年期(一八六〇-六五年)/3 思春期(一八六五-七三年)/4 青年期(一八七三-八一年)/5 神経科医の時期(一八八一-九〇年)/6 精神分析の黎明期(一八九一-一九〇〇年)/7 考察 |
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第3章 フロイトの精神分析プラクティスの成立過程 |
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1 カタルシス法(一八八〇年代-九〇年代)/2 精神分析的プラクティスの始まり(一八九〇年代-一九〇〇年代)/3 精神分析的プラクティスの完成(一九〇〇年代後半)/4 技法論の発表と禁欲原則の導入(一九一〇年代)/5 小括 |
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第4章 一九一〇年代以降のフロイトのプラクティス |
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1 フロイトとユングの理論的対立(一九〇六-一〇年)/2 フロイトとユングの技法的対立(一九一一-一三年)/3 フロイトが共感の治療的意義を認められなかった要因/4 共感の意義を認められなかったことがフロイトの治療にもたらした影響/5 晩年のフロイト |
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第Ⅰ部小括 |
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第Ⅱ部 アブラハム |
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第5章 アブラハムの人生 |
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1 幼年期(一八七七-八六年)/2 思春期(一八八六-九五年)/3 青年期(一八九五-一九〇四年)/4 精神分析への接近(一九〇四-〇七年)/5 フロイトへの接近(一九〇七-一四年)/6 フロイトと異なる視点(一九〇九-一四年)/7 第一次大戦期(一九一四-一八年)/8 ベルリン精神分析の繁栄(一九一八-二三年)/9 晩年(一九二四-二五年)/10 小括 |
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第6章 アブラハムのプラクティス |
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1 技法的提唱(一九一九年)/2 プラクティスの具体例(一九二四年)/3 ヘレーネ・ドイッチュへの分析(一九二三年)/4 考察 |
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第Ⅲ部 フェレンツィ |
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第7章 フェレンツィの人生 |
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1 幼年期(一八七三-八五年)/2 思春期(一八八五-九〇年)/3 青年期(一八九〇-一九〇七年)/4 精神分析への接近(一九〇八-〇九年)/5 フロイトとの衝突(一九一〇年)/6 パロシュ親子との境界侵犯(一九一〇-一二年)/7 フロイトによる精神分析(一九一四-一六年)/8 精神分析家としての栄光と没落(一九一六-二〇年)/9 小括 |
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第8章 フェレンツィのプラクティス |
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1 積極技法の提唱(一九一八-二三年)/2 転換期(一九二四-二六年)/3 共感の重視(一九二七-二八年)/4 万能的な母親的ケア(一九二八-三一年)/5 相互性の重視(一九三二-三三年)/6 考察 |
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中間小括 |
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1 各分析家が共感を評価できなかった理由/2 精神分析草創期に共感が評価されなかった理由 |
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第Ⅳ部 米国精神分析 |
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第9章 自我心理学派 |
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1 一九世紀後半以降の心理療法/2 精神分析の導入と発展(一九〇〇年代-三〇年代)/3 自我心理学派の発展と「内戦」(一九二〇年代-五〇年代)/4 自我心理学派におけるプラクティス(一九二〇年代-五〇年代) |
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第10章 ハリー・スタック・サリヴァン |
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1 サリヴァンの前半生(一八九二-一九二一年)/2 精神科病棟におけるプラクティス(一九二一-三〇年)/3 個人開業におけるプラクティス(一九三一-四七年)/4 晩年(一九三九-四九年)/5 考察 |
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第11章 エーリッヒ・フロム |
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1 人生史/2 アメリカ時代(一九三三-五〇年)/3 メキシコ時代から晩年へ(一九四九-七三年)/4 考察 |
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第12章 カール・ロジャーズ |
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1 幼少期(一九〇二-一四年)/2 思春期(一九一四-二〇年)/3 青年期(一九一九-二六年)/4 臨床家としての成長期(一九二六-三九年)/5 非指示的アプローチの提唱(一九四〇-四五年)/6 クライエント中心療法の提唱(一九四五-五五年)/7 治療的挫折(一九五一年)/8 「一致」の重視(一九五七年)/9 ウィスコンシン時代(一九五七-六三年)/10 カリフォルニア時代(一九六三-八七年)/11 考察 |
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第13章 ハインツ・コフート |
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1 幼年期(一九一三-二三年)/2 思春期(一九二四-三一年)/3 青年期(一九三二-三八年)/4 精神分析への接近(一九四〇-四九年)/5 自我心理学派としての活躍(一九五〇-五九年)/6 自己愛の探求(一九六〇-七一年)/7 自己心理学の創始(一九七二-八一年)/8 考察 |
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第14章 関係学派 |
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1 変化の土壌(一九六〇-七〇年代)/2 関係論的転回(一九八〇年代)/3 スティーブン・ミッチェル/4 ジェシカ・ベンジャミン/5 考察 |
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第Ⅴ部 英国精神分析 |
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第15章 英国精神分析の歴史 |
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1 英国精神分析協会の成立(一九〇〇-二〇年)/2 前エディプス期への関心の高まり(一九二〇年代)/3 ウィーンとの対立の発生(一九二〇年代後半-三〇年代)/4 英国精神分析協会における大論争(一九四〇年代)/5 三派の共存体制の確立(一九四〇年代後半以降) |
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第16章 メラニー・クライン |
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1 人生史/2 考察 |
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第17章 ドナルド・ウィニコット |
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1 人生史/2 考察 |
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第18章 投影同一化の理論的発展 |
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1 ビオン/2 ポスト・クライン派/3 考察 |
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第Ⅵ部 フランス精神分析 |
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第19章 フランス精神分析における共感 |
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1 フランス精神分析の組織的発展の経緯/2 ラカン派のプラクティス/3 IPA系分析家のプラクティス/4 考察 |
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終章 私たちは共感をどう位置づけるべきなのか |
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1 精神分析は共感をどう位置づけてきたか/2 精神分析が明らかにした共感の意義/3 対人援助関係における共感の位置づけ/4 一般社会における共感の位置づけ/5 結論 |