書誌種別 |
図書 |
タイトル |
なぜ道徳的であるべきか |
サブタイトル |
Why be moral?問題の再検討 |
シリーズ名 |
大阪経済大学研究叢書 |
シリーズ番号 |
第92冊 |
タイトルヨミ |
ナゼ ドウトクテキ デ アルベキカ |
サブタイトルヨミ |
ホワイ ビー モラル モンダイ ノ サイケントウ |
シリーズ名ヨミ |
オオサカ ケイザイ ダイガク ケンキュウ ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
92 |
人名 |
杉本 俊介/著
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人名ヨミ |
スギモト シュンスケ |
出版者・発行者 |
勁草書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ケイソウ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2021.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,282p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-326-10291-4 |
ISBN |
4-326-10291-4 |
注記 |
文献:p257〜274 |
分類記号 |
150
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件名 |
道徳
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内容紹介 |
なぜ道徳的でなければならないのか。自己利益のため? そもそもそんなこと問うこと自体が無意味? さまざまな論点を解きほぐし、哲学史上の「難問」へといざなう、倫理学の冒険。 |
著者紹介 |
1982年東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科で博士号(文学)取得。大阪経済大学経営学部准教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812471605 |
目次 |
序 「なぜ道徳的であるべきか」を問う意義 |
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序・1 実践的問題と哲学的問題/序・2 本書の目的と概略 |
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第Ⅰ部 Why be moral?問題とは何か |
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第1章 問題設定の難しさ |
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1・1 最低限の了解と問題提起/1・2 Why be moral?問題が抱えるジレンマ/1・3 本書の主張とそれを支持するための論証/1・4 Why be moral?問題小史 |
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第Ⅱ部 Why be moral?問題の前提を問い直す |
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第2章 道徳的でなくてもよいという立場 |
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2・1 フットの「仮言命法の体系としての道徳」/2・2 フットがとらなかった選択肢 |
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第3章 道徳的であるべきだが,道徳的であるべき理由は存在しないという立場 |
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3・1 プリチャードの「道徳哲学は誤りに基づいているか」/3・2 初期のよい理由アプローチ/3・3 ジレンマをどのように解消すべきか |
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第Ⅲ部 自己利益の観点からの理由 |
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第4章 ホッブズ主義 |
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4・1 なぜ我々は道徳的であるべきか:バイアーの答え/4・2 なぜ私は道徳的であるべきか:ゴティエの答え/4・3 機械道徳への実装化の試み/4・4 ホッブズ主義の答えの検討 |
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第5章 道徳と自己利益の調停 |
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5・1 実践理性の二元性/5・2 経験的な調停/5・3 概念的な調停/5・4 潜在的な調停/5・5 ホッブズ主義との比較 |
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現在地点の確認:プリチャードのジレンマをどう解釈すべきか |
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第Ⅳ部 実践理性の観点からの理由 |
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第6章 人生の意味 |
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6・1 シンガーのアイデア/6・2 人生の意味をどう考えるか/6・3 実践理性とは何か |
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第7章 他者の利益 |
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7・1 規範的実在論(実質的実在論) |
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第8章 自律 |
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8・1 コースガードの実践的アイデンティティ/8・2 ダーウォルの自律的内在主義/8・3 ダーウォルの二人称的観点/8・4 手続き的実在論の採用 |
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第9章 実践理性それ自体 |
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9・1 晩年のフットの議論/9・2 どのようにして実践的合理性を統合するか |
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第10章 道徳的であるべき理由としての実践理性 |
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10・1 利己主義の問題/10・2 実践理性の観点に対するコップの懐疑論/10・3 反論に答える |
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本書の結論 |
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補章 日本でのWhy be moral?論争 |
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補・1 大庭健の見解/補・2 永井均の見解/補・3 安彦一恵の見解/補・4 本書の議論の含意 |