書誌種別 |
図書 |
タイトル |
年金制度の不人気改革はなぜ実現したのか |
サブタイトル |
1980〜2016年改革のプロセス分析 |
シリーズ名 |
MINERVA人文・社会科学叢書 |
シリーズ番号 |
245 |
タイトルヨミ |
ネンキン セイド ノ フニンキ カイカク ワ ナゼ ジツゲン シタ ノカ |
サブタイトルヨミ |
センキュウヒャクハチジュウ ニセンジュウロクネン カイカク ノ プロセス ブンセキ |
シリーズ名ヨミ |
ミネルヴァ ジンブン シャカイ カガク ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
245 |
人名 |
鎮目 真人/著
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人名ヨミ |
シズメ マサト |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2021.1 |
ページ数または枚数・巻数 |
8,301p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥7000 |
ISBN |
978-4-623-09053-2 |
ISBN |
4-623-09053-2 |
注記 |
文献:p261〜298 |
分類記号 |
364.6
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件名 |
年金
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内容紹介 |
1980〜2016年に行われた日本の年金制度改革を、プロスペクト理論・言説的制度論・歴史的制度論に基づき考察。損失を国民に強いる不人気改革のメカニズムを時系列に分析し、理論的に解き明かす。 |
著者紹介 |
大阪府立大学大学院社会福祉学研究科博士課程中途退学。博士(社会福祉学)。立命館大学産業社会学部教授。共著に「公共政策の社会学」「社会福祉学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812464201 |
目次 |
序章 不人気改革はなぜ実現したのか |
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第1章 不人気改革の分析枠組み |
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1 年金制度における不人気改革分析の理論/2 プロスペクト理論と不人気改革戦略/3 言説的制度論と不人気改革の成否/4 修正歴史的制度論と制度改革のパターン/5 不人気改革のリサーチデザインと原因条件の分析/6 不人気改革分析の射程 |
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第2章 厚生年金・共済年金の支給開始年齢の引き上げ |
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1 1980年改革における不人気改革のロジック-世代間の不公平論の嚆矢と負担の抑制/2 審議会-審議会答申は厚生年金では割れ,共済年金では合意/3 マスコミと世論-改革への反発/4 1980年改革のプロセスと結果-支給開始年齢の引き上げは,共済年金では成功,厚生年金では失敗/5 アイディアの欠如と自民党による拒否権の発動 |
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第3章 基礎年金導入による「一元化」と給付の削減 |
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1 1985年改革における不人気改革のロジック-「一元化」と「官民格差」の是正による世代間公平の確保/2 審議会-年金制度基本構想懇談会と社会保険審議会(厚生年金部会)による政策形成/3 マスコミと世論-「官民格差」の是正への支持/4 1985年改革のプロセスと結果-共有された「一元化」「官民格差」「女性の年金権」と基礎年金制度という新しい政策手段/5 「官民格差」の是正と制度の「一元化」に対する支持 |
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第4章 報酬比例年金の支給開始年齢引き上げの再挑戦 |
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1 1989年改革における不人気改革のロジック-新しい政策手段と補償政策なき改革/2 審議会-労働側委員の反発/3 マスコミと世論-改革に対して割れた評価/4 1989年改革のプロセスと結果-「避けて通れない」課題の先送り/5 自民党内での拒否権の発動と超党派による改革の先送り |
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第5章 「部分就労・部分年金」による支給開始年齢引き上げ |
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1 1994年改革における不人気改革のロジック-「部分就労・部分年金」を前面に押し出した改革戦略/2 審議会-与党と厚生省が一体になった政策形成/3 マスコミと世論-改革に対する肯定的な評価/4 1994年改革のプロセスと結果-不人気改革から制度の再調整改革へ/5 「部分就労・部分年金」と「65歳現役社会」への支持 |
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第6章 「5つの選択肢」と基礎年金国庫負担 |
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1 2000年改革における不人気改革のロジック-「5つの選択肢」による改革戦略/2 審議会-労働側委員の強い反発と多数派による改革案の是認/3 マスコミと世論-年金制度に対する不信と改革への否定的態度/4 2000年改革のプロセスと結果-不人気改革から制度再調整改革をめぐる手柄争いへ/5 制度の再調整をめぐる連立政権内の手柄争い |
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第7章 保険料固定方式という新しい政策手段 |
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1 2004年改革における不人気改革のロジック-保険料(水準)固定方式による給付の抑制/2 審議会-政策ネットワークと多数派による改革案の是認/3 マスコミと世論-改革案に対して肯定から否定へ/4 2004年改革のプロセスと結果-公明党・自民党の社労族・厚労省の三者連合の勝利/5 負担サイドの不人気政策の総仕上げ |
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第8章 課題の克服と民主党による新年金構想の挫折 |
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1 2009年改革-2004年改革で残された課題への取り組み/2 2012年改革-新年金構想の挫折と2004年改革で残された課題への対応/3 新年金制度の高いハードルと現行制度の改善 |
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第9章 「将来の年金水準確保」に向けた年金給付削減 |
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1 2016年改革における不人気改革のロジック-2004年改革で予期しなかった経済情勢への対処/2 審議会-オプション試算を通じた改革の打ち出し/3 マスコミと世論-将来世代に向けた必要な改革との認識/4 2016年改革のプロセスと結果-経済財政諮問会議・自民党・厚労省による改革の推進/5 給付サイドの不人気改革の始まり |
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終章 不人気改革はどのように行われたのか |
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1 不人気改革のロジックのプロセストレーシング-補償政策の実施・政権の内部分裂・世論の変化/2 不人気改革の類型-拒否権の発動と様々な改革の実施/3 望ましい改革プロセスに向けて |