書誌種別 |
図書 |
タイトル |
思春期問題としての不登校 |
サブタイトル |
自我体験に関する現象学的解明を手がかりとして |
タイトルヨミ |
シシュンキ モンダイ ト シテ ノ フトウコウ |
サブタイトルヨミ |
ジガ タイケン ニ カンスル ゲンショウガクテキ カイメイ オ テガカリ ト シテ |
人名 |
加藤 誠之/著
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人名ヨミ |
カトウ マサユキ |
出版者・発行者 |
風間書房
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出版者・発行者等ヨミ |
カザマ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,180p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6500 |
ISBN |
978-4-7599-2342-1 |
ISBN |
4-7599-2342-1 |
分類記号 |
371.42
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件名 |
不登校
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内容紹介 |
思春期独特の心性を、サルトルの「存在と無」における現象学的思索を導きの糸として解明し、神経症型不登校を引き起こしている内的機制を明らかにする。さらに、不登校児童・生徒がいかにして不登校を乗り越えていくかも考察。 |
著者紹介 |
1968年神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。法務省を経て高知大学教育学部に赴任。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812441625 |
目次 |
第1章 不登校に関する各種の先行研究 |
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第1節 不登校をめぐる1960年代の状況/第2節 不登校をめぐる1970年代〜1980年代の状況/第3節 不登校をめぐる1990年代以降の状況 |
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第2章 不登校に関する現象学的な先行研究 |
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第1節 不登校に関する生越達の考察(その1)/第2節 不登校に関する生越達の考察(その2)/第3節 不登校に関する生越達の考察(その3)/第4節 サルトルの思索に基づく不登校研究の必要性 |
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第3章 『存在と無』に見るサルトルの思索 |
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第1節 対自存在と即自存在/第2節 対自存在の超出と即自存在の道具性/第3節 対自存在の無化作用及び無化作用に由来する諸性格/第4節 無化作用に由来する対自存在の時間性/第5節 反省作用によって自らの生をとらえることの限界 |
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第4章 サルトルの思索に基づく自我体験の解明 |
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第1節 自我体験に関する先行研究/第2節 自我体験を迎えるよりも前の子どもたちの在り方/第3節 自我体験の諸相(その1)/第4節 自我体験の諸相(その2) |
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第5章 不登校児童・生徒に対する教師のかかわり |
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第1節 不登校児童・生徒の「自分の存在を持て余す辛さ」/第2節 事例研究(その1)/第3節 事例研究(その2) |
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第6章 世界との慣れ親しみを取り戻そうとする不登校児童・生徒の試み |
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第1節 他有化を拒否する不登校児童・生徒の試み/第2節 他有化を受け入れる不登校児童・生徒の試み/第3節 不登校児童・生徒にとっての「よい子」の在り方/第4節 「よい子」の在り方に由来する辛さ |
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第7章 事例研究-不登校児童・生徒の逸脱的な遊び- |
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第1節 「よい子」の在り方を乗り越える試みとしての逸脱的な遊び/第2節 事例研究/第3節 不登校児童・生徒とヤンチャな生徒とのかかわり |
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第8章 不登校と非行-遊びに関するサルトルの思索を導きの糸として- |
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第1節 はじめに/第2節 非行に関する先行研究(その1)/第3節 非行に関する先行研究(その2)/第4節 非行に関する先行研究(その3)/第5節 非行に関する先行研究(その4)/第6節 自由を追求する遊びとしての非行/第7節 遊びと非行/第8節 思春期・青春期における逸脱的な遊びの必要性 |
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第9章 事例研究-X高校の不登校経験者の遊び- |
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第1節 X高校の「よい子」とヤンチャな生徒/第2節 X高校の不登校経験を持つ生徒の在り方/第3節 X高校のヤンチャな生徒の在り方/第4節 X高校の不登校経験を持つ生徒の受容 |