書誌種別 |
図書 |
タイトル |
近代日本と中国の装いの交流史 |
サブタイトル |
身装文化の相互認識から相互摂取まで |
タイトルヨミ |
キンダイ ニホン ト チュウゴク ノ ヨソオイ ノ コウリュウシ |
サブタイトルヨミ |
シンソウ ブンカ ノ ソウゴ ニンシキ カラ ソウゴ セッシュ マデ |
人名 |
劉 玲芳/著
|
人名ヨミ |
リュウ レイホウ |
出版者・発行者 |
大阪大学出版会
|
出版者・発行者等ヨミ |
オオサカ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
吹田 |
出版・発行年月 |
2020.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
7,324p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥5400 |
ISBN |
978-4-87259-702-8 |
ISBN |
4-87259-702-8 |
注記 |
文献:p311〜317 |
分類記号 |
383.1
|
件名 |
服装-歴史
/
日本-対外関係-中国-歴史
|
内容紹介 |
芥川龍之介や女優らに粋に着こなされた支那服。19世紀末期から20世紀前半までの間、日本と中国は相手国の身装文化をどう認識していたのか。両国の資料を用いて具体的に検討し、「身装」を媒介とした両国の交流を論じる。 |
著者紹介 |
1990年中国生まれ。大阪大学言語文化研究科日本語・日本文化専攻博士後期課程修了。同大学日本語日本文化教育センター特任助教。国際日本文化研究センター共同研究員。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812438145 |
目次 |
序章 |
|
一.本書の課題/二.先行研究/三.本書の目的・研究方法 |
|
第一部 身装文化の相互認識 |
|
第一章 中国人が「東遊日記」に描いた日本人の身装文化 |
|
一.渡日した中国人と「東遊日記」/二.カルチャー・ショック/三.明治維新後の洋装/四.和服の歴史に関する記述/五.賛否両論の日本人観/六.まとめ |
|
第二章 一九〇〇-一九一〇年代における日本の対中貿易にみる中国人の身装文化 |
|
一.対中貿易という視点からの身装文化の研究/二.貿易資料に描かれた中国人の身装文化/三.中国人の身装に関わった日本の商品/四.まとめ |
|
第三章 一九一〇-一九二〇年代における日本人の中国人に対する身装観 |
|
一.中国研究の発展/二.奇怪な風習/三.奇妙な衣生活/四.「支那服」優位論/五.まとめ |
|
第二部 身装文化の相互摂取(一)-男性の部 |
|
第四章 日本人男性と「支那服」 |
|
一.「支那服」の話/二.歌舞伎俳優の「支那服」/三.知識人の「支那服」物語/四.様々な日本人の「支那服」の体験/五.まとめ |
|
第五章 日本における中国人男子留学生の身装の変遷 |
|
一.清末留学生の身装文化にみる日中の摩擦/二.清末留学生の受容の諸相-断髪・学生服・和服/三.中華民国男子留学生の身装の変化/四.まとめ |
|
第六章 日本の「学生服」から中国の「中山装」へ |
|
一.中国本土に現れた「学生服」/二.「学生服」を着用しよう/三.新型の「学生服」-「中山装」の誕生/四.まとめ |
|
第三部 身装文化の相互摂取(二)-女性の部 |
|
第七章 中国人女学生の身装にみる日本の影響 |
|
一.女子留学生の身装の変化/二.中国人女学生の「文明新装」/三.まとめ |
|
第八章 清末民初の中国における「東洋髻」の起源と流行 |
|
一.「東洋髻」の由緒/二.「東洋髻」と近代日中の女子教育の交流/三.一般女性の間に流行した「東洋髻」/四.まとめ |
|
第九章 日本における「支那服」の流行 |
|
一.資料と方法/二.メディアで語られた「支那服」/三.支那服の流行の始まり/四.流行期の到来-一般家庭へ/五.まとめ |
|
終章 |
|
一.本書の意義と内容/二.身装文化の交流による日中両国の共通点や相違点/三.日中両国における近代の服装の関係図/四.今後の課題 |