書誌種別 |
図書 |
タイトル |
戦争・革命の東アジアと日本のコミュニスト |
サブタイトル |
1920-1970年 |
タイトルヨミ |
センソウ カクメイ ノ ヒガシアジア ト ニホン ノ コミュニスト |
サブタイトルヨミ |
センキュウヒャクニジュウ センキュウヒャクナナジュウネン |
人名 |
黒川 伊織/著
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人名ヨミ |
クロカワ イオリ |
出版者・発行者 |
有志舎
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウシシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,338,27p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-908672-43-9 |
ISBN |
4-908672-43-9 |
注記 |
文献:p312〜323 関係年表:巻末p11〜25 |
分類記号 |
309.32
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件名 |
共産主義-アジア(東部)
/
日本共産党
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内容紹介 |
東アジアのコミュニストは、戦争と革命の20世紀をいかに生き、いかに出会い、そして別れていったのか。有名無名の活動家たちの営みを辿り直し、革命の夢が潰えたのちもなお色褪せない彼らの<生きられた経験>の意味を問う。 |
著者紹介 |
1974年広島市生まれ。神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。会社員、神戸大学大学院国際文化学研究科協力研究員、大阪産業労働資料館特別研究員。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812431134 |
目次 |
はじめに |
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「雨の降る品川駅」とプロレタリア国際主義/<帝国に抗する社会運動>の原点/「帝国主義」から「帝国」へ/<帝国に抗する社会運動>を見通す |
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第1章 「東洋の小さいインタナショナル」を目指して |
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社会主義運動の叢生・弾圧・再生/東京・新亜同盟党の誕生/一九一九年の「デモクラシー」/「民族自決」と東アジア/ソヴィエト・ロシア/コミンテルンの東アジアへの介入/上海拠点の形成/東京・中華基督教青年会館/暁民会と朝鮮人・中国人 |
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第2章 国際共産主義運動と「日本の運命」 |
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日本共産党暫定中央執行委員会の成立/「大同党」と「日本共産党上海支部」/東アジアの「統一戦線」の胎動/シベリアの日本人たち/日本共産党第一回大会と「二二年九月綱領」/朝鮮人渡航者の急増と労働問題/コミンテルン第四回大会後の組織整序/合法無産政党の原点 |
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第3章 中国国民革命下の上海-東京 |
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解党とそれぞれの立場/第一次国共合作下の上海/日ソ国交樹立とヤンソンの東京着任/東京に生まれた東アジア諸民族の抵抗の場/五・三〇事件と「帝国主義」「民族」「植民地」/極東社会問題研究会と「植民地」問題/コミュニストの植民地認識/ジェンダー認識/孫文への尊敬と中国国民革命への共感 |
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第4章 「国際共産党日本支部日本共産党」の誕生 |
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ヤンソンと共産党再建グループの軋轢/山川均と福本和夫/モスクワでの屈従/与えられた「二七年テーゼ」/中国国民革命の破綻と日本/中国人コミュニストの選択/三・一五事件、中間検挙、「渡政」の死 |
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第5章 「一国一党の原則」と外国人コミュニスト |
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「属地主義」と満洲の共産主義運動/「階級対階級」戦術と「一国一党の原則」/言語別グループとモスクワの直結/日本共産党台湾民族支部/台湾共産党/朝鮮人コミュニストの選択/「雨の降る品川駅」の誕生/神戸-ウラジオストク航路とOMS |
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第6章 「ソ連防衛」のために |
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「帝国主義戦争反対」を掲げて/日本反帝同盟の経験/世界恐慌と席捲する極左主義/「モスクワ帰り」のボリシェヴィキ党/大衆団体の政治闘争への進出/日本共産党の「歴史と伝統」の創出 |
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第7章 弾圧と転向に抗して |
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上海/ベルリン/アムステルダム/党組織の実態と連続する弾圧/佐野学・鍋山貞親の「転向」再考/モスクワ-アメリカ-日本/北米-日本をつなぐ海員ネットワーク/「大粛清」からコミンテルン解散へ/抵抗の場・中国 |
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第8章 戦前/戦中/戦後の連続と断絶 |
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「空白の一〇年」という「神話」/重慶/延安/満洲/帝国の解体と東アジアのコミュニスト/一〇月一〇日、府中刑務所前/徳田球一と野坂参三/朝鮮人・華僑のコミュニストと日本共産党/プランゲ文庫が語る「共産党」イメージ/「党史」の成立とカリスマ徳田 |
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第9章 中国革命と「極東コミンフォルム」 |
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拡大する党勢、積み重なる軋轢/国際共産主義運動との距離/朝鮮半島情勢と朝鮮人コミュニストの選択/米軍軍政下沖縄・奄美のコミュニスト/団体等規正令による抑圧/「劉少奇テーゼ」からコミンフォルム批判へ/「五〇年分裂」のはじまり |
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第10章 朝鮮戦争下日本のコミュニスト |
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「雨の降る品川駅」ふたたび/主流派と国際「諸派」/北京-日本と四全協/朝鮮戦争と「五一年綱領」/軍事路線の罪/朝鮮戦争下沖縄・奄美のコミュニスト/日本共産党北京機関/北京学校 |
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第11章 東アジア国際共産主義運動の「五五年体制」 |
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スターリンの死と朝鮮戦争休戦協定/朝鮮戦争のスケープゴート/華僑・朝鮮人コミュニストの組織的分離/革命政党から議会政党へ/幻の『日本革命運動史』/スターリン批判・ハンガリー事件/旧左翼と新左翼の分岐/「前衛党神話」の崩壊/在日朝鮮人の帰国運動/ソ連派・中国派の排除 |
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おわりに |
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<戦争と革命>か<平和的共存>か/一九六〇年代後半からの反戦平和運動・市民運動の系譜/「日本の革命運動の伝統の革命的批判」の射程 |