書誌種別 |
図書 |
タイトル |
バックパッカー体験の社会学 |
サブタイトル |
日本人の若者・学生を事例に |
タイトルヨミ |
バックパッカー タイケン ノ シャカイガク |
サブタイトルヨミ |
ニホンジン ノ ワカモノ ガクセイ オ ジレイ ニ |
人名 |
萬代 伸哉/著
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人名ヨミ |
マンダイ シンヤ |
出版者・発行者 |
公人の友社
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出版者・発行者等ヨミ |
コウジン ノ トモシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.6 |
ページ数または枚数・巻数 |
191p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2200 |
ISBN |
978-4-87555-844-6 |
ISBN |
4-87555-844-6 |
注記 |
文献:p144〜147 |
分類記号 |
384.37
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件名 |
旅行
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内容紹介 |
日本人の若者たちはなぜバックパック旅行に出るのか? 数多くある旅行様式から「バックパッキング」を選択する動機を考察するとともに、それを個人がおこなう意味や、その旅行行動が要請されている社会的文脈を探究する。 |
著者紹介 |
1992年大阪府生まれ。一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。修士(社会学)。バックパッカー研究家。学部生の頃から世界38ケ国をバックパック旅行する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812407296 |
目次 |
序章 |
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0.1 導入 バックパッカーとは/0.2 はじめに/0.3 本書の内容構成 |
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第一章 中心概念-本研究の調査対象者について |
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1.1 調査の入り口としての「バックパッカー」/1.2 「バックパッカー」は、いかに議論されてきたのか/1.3 大野哲也による現代バックパッカー深化に関する四段階の分類/1.4 近代観光の発展とマス・ツーリズムの誕生、そして個人旅行者の出現 |
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第二章 先行研究と本研究のリサーチクエスチョン、研究意義 |
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2.1 先行研究/2.2 本研究のリサーチクエスチョンと課題/2.3 本研究の動機/2.4 本研究の意義 |
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第三章 調査方法 |
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3.1 調査課題への解決姿勢と調査手法/3.2 第一回インタビュー調査について/3.3 第二回インタビュー調査・フィールド調査について/3.4 第三回インタビュー調査について |
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第四章 「学び」 |
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4.1 知らない世界を知りたかったから/4.2 肌で感じて学ぶ/4.3 「タビイク」というバックパッカー支援プランに参加しました/4.4 ちゃんとしたバックパッカー |
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第五章 「非日常」 |
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5.1 何かしなきゃいけない/5.2 国外で未知の体験に触れる/5.3 不安定な世界に行きたかった/5.4 希薄化した(カルい)非日常-バックパッカー精神とかわかんないす/5.5 日常を非日常に持ち込む-バックパック旅行はイベント/5.6 インターネット的「日常-非日常」区分の消滅 |
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第六章 「主体性(選択)」 |
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6.1 旅行計画の策定-一つで三つ美味しい/6.2 気の向くままに自由に旅する-本当にもう自由に行動ができる/6.3 不確実性の中での選択-その時の、その状況で/6.4 リスクを背負う-リスクの中にもセーフティーな部分がある/6.5 旅人の間でのリスク情報の共有-外はダメです |
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第七章 「経験」 |
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7.1 いろいろな経験をしたいから-体験として蓄積される/7.2 自己肯定感を増したい-いろんな経験、衝突で成長してきた/7.3 旅行の上達-レベルアップはしてるな/7.4 旅行の知識と技術の蓄積-追々バックパッカーになった |
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第八章 「語り」 |
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8.1 象徴としての語り-他人に言える経験が欲しかった/8.2 象徴体験を身体化する(潜在的な象徴資本)-お客さんに面白い話をできたら/8.3 自己満足としての語り-自慢したいだけです/8.4 書き残された旅人の正義感-お金で春を売ることはさせたくない |
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補論1 自らのうちに象徴体験として位置づける-記憶は財産です |
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補論2 かつての旅人はどこを目指したのか |
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第九章 総論-文献整理、調査結果からバックパッカーについて言えること |
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9.1 現在のバックパッカーとバックパッカーイメージ/9.2 個人の脱埋め込み化が進行する現代社会とバックパッカーの再帰的自己/9.3 バックパッカーの複数的性格とその多様性/9.4 移動と資本について/9.5 バックパッカーによるコミュニティーの形成そして社会への再帰性/9.6 本研究の結論-リサーチクエスチョンへの回答/9.7 本研究の到達点と今後の課題 |