書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代アメリカにおける学力形成論の展開 |
サブタイトル |
スタンダードに基づくカリキュラムの設計 |
並列タイトル |
Development of theories on educational objectives and assessment in the United States:Designing standards‐based curriculum |
タイトルヨミ |
ゲンダイ アメリカ ニ オケル ガクリョク ケイセイロン ノ テンカイ |
サブタイトルヨミ |
スタンダード ニ モトズク カリキュラム ノ セッケイ |
人名 |
石井 英真/著
|
人名ヨミ |
イシイ テルマサ |
版次 |
再増補版 |
出版者・発行者 |
東信堂
|
出版者・発行者等ヨミ |
トウシンドウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
25,508p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4800 |
ISBN |
978-4-7989-1619-4 |
ISBN |
4-7989-1619-4 |
注記 |
文献:p443〜469 |
分類記号 |
372.53
|
件名 |
アメリカ合衆国-教育
/
学力
|
内容紹介 |
「ゆとり教育」とも「詰め込み」教育とも異なる、学力形成論における新たな展開とは何か。連邦・州政府主導により「スタンダードに基づく改革」に邁進してきた現代アメリカの学力形成に関する理論と実践を紹介・考察する。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812396709 |
目次 |
序章 |
|
第1節 問題の所在/第2節 研究課題の設定-先行研究の検討-/第3節 本書の構成 |
|
第1部 ブルーム・タキソノミーの開発とその後の展開 |
|
第1章 ブルーム・タキソノミー開発の意義と課題 |
|
第1節 ブルーム・タキソノミーの基本的性質/第2節 ブルーム・タキソノミーにおける目標構造化の論理/第3節 行動目標論をめぐる論争点/小括 |
|
第2章 スタンダード運動の展開とパフォーマンス評価論の誕生 |
|
第1節 アメリカにおけるスタンダード運動の展開/第2節 パフォーマンス評価の基本的な考え方/第3節 「改訂版タキソノミー」の立場からの「真正の評価」論批判/小括 |
|
第2部 「改訂版タキソノミー」によるブルーム・タキソノミーの再構築 |
|
第3章 L.W.アンダーソンらによる「改訂版タキソノミー」の開発 |
|
第1節 「改訂版タキソノミー」の基本的性質/第2節 「改訂版タキソノミー」による目標構造化の論理の再構築/第3節 「改訂版タキソノミー」における教育目標・評価関係の特質/小括 |
|
第4章 「改訂版タキソノミー」の提起する新たな課題 |
|
第1節 「改訂版タキソノミー」によるメタ認知の教育目標化/第2節 「改訂版タキソノミー」におけるメタ認知導入の意義/小括 |
|
第3部 思考教授研究におけるタキソノミー研究の展開 |
|
第5章 R.J.マルザーノらによる思考教授のタキソノミーの開発 |
|
第1節 「学習の次元」開発の背景/第2節 「学習の次元」に基づく単元設計/第3節 単元設計を導くメタファーとしての「学習の次元」/小括 |
|
第6章 思考教授研究における情意目標論の展開 |
|
第1節 1980年代における思考教授研究の展開/第2節 マルザーノのタキソノミーにおける「性向」概念の展開/第3節 「性向」概念と教室文化の編み直し/第4節 「性向」概念の危険性と可能性/小括 |
|
第7章 R.J.マルザーノらのスタンダード設定論の検討 |
|
第1節 McRELデータベース開発の背景/第2節 McRELデータベースに見るスタンダード設定論/第3節 マルザーノらのスタンダード設定論の意義と課題/小括 |
|
第4部 教育目標・評価論の諸系譜とそれをめぐる論争点 |
|
第8章 G.ウィギンズらの「理解をもたらすカリキュラム設計」の検討 |
|
第1節 「理解をもたらすカリキュラム設計」の基本構造/第2節 「知識の構造」を中心とする教育目標・評価論の提案/小括 |
|
第9章 「真正の学習と学力」をもたらす教育目標・評価論の構想 |
|
第1節 行動目標論とパフォーマンス評価論との差異/第2節 現代アメリカにおける教育目標・評価論の理論的構図/第3節 「真正の学習と学力」をもたらす教育目標・評価論の方向性と課題/小括 |
|
終章 |
|
第1節 本研究の成果/第2節 本研究に残された課題 |
|
補論 スタンダードに基づく教育改革の再定義に向けて |
|
はじめに/第1節 NCLB法以降のアメリカ教育の動向/第2節 NCLB法制下のアカウンタビリティ・システムへの挑戦/第3節 アカウンタビリティ・システムの新たな形/おわりに |
|
付論Ⅰ 教室の内側からの評価改革 |
|
はじめに/第1節 「教室における評価」を軸にした教育評価研究の展開/第2節 「学習のための評価」をめざすマクロな評価システムの提案-ネブラスカ州STARSの挑戦-/おわりに-教室の内側からの改革の基盤としての評価改革- |
|
付論Ⅱ 高次の学力の質的レベルを捉える枠組み |
|
はじめに/第1節 ウェブの「知の深さ」の枠組みの背景/第2節 ウェブの「知の深さ」の枠組みの特質/おわりに |
|
付論Ⅲ ポスト近代社会をよりよく生きていくのに必要な資質・能力 |
|
第1節 コンピテンシー・ベースに向かう現代日本の教育課程政策/第2節 学校で育成すべき資質・能力を分類・構造化する枠組み/第3節 汎用的スキルを実質的に育みうる目標と評価の形 |
|
付論Ⅳ 「見方・考え方」概念の活かし方 |
|
第1節 「見方・考え方」をめぐる課題/第2節 「教科する」授業というヴィジョン/第3節 ポスト「現代化」の教科教育論への視点/第4節 ポスト「現代化」の教科教育論としての「教科する」授業/第5節 「見方・考え方」をどう捉えるか-高次であることと学びの深さ、重さの同時追求へ- |
|
付論Ⅴ 「基礎・基本」を豊かに学ぶ授業の想像 |
|
はじめに/第1節 ランパートによるかけ算指導の概要/第2節 ランパート実践の分析/おわりに |
|
付論Ⅵ 教育の主体化機能と社会化機能をめぐる論争点 |
|
はじめに/第1節 要素主義と価値中立性をめぐって-ポスト・ブルームへの視点-/第2節 「学問的思考」重視をめぐって-ポスト・ブルーナーへの視点-/第3節 教科教育学の開発研究をめぐって |
|
付論Ⅶ 教育実践の論理から「エビデンスに基づく教育」を問い直す |
|
はじめに/第1節 「エビデンスに基づく教育」の展開/第2節 「エビデンスに基づく教育」への批判/第3節 教師の実践的判断への技術知や実証的エビデンスの統合/第4節 「エビデンスに基づく教育」の構造的背景/第5節 教育目標と評価の新たなシステムの構想 |