書誌種別 |
図書 |
タイトル |
国籍の境界を考える |
サブタイトル |
日本人、日系人、在日外国人を隔てる法と社会の壁 |
タイトルヨミ |
コクセキ ノ キョウカイ オ カンガエル |
サブタイトルヨミ |
ニホンジン ニッケイジン ザイニチ ガイコクジン オ ヘダテル ホウ ト シャカイ ノ カベ |
人名 |
丹野 清人/著
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人名ヨミ |
タンノ キヨト |
版次 |
増補版 |
出版者・発行者 |
吉田書店
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出版者・発行者等ヨミ |
ヨシダ ショテン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
11,336,15p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥2900 |
ISBN |
978-4-905497-78-3 |
ISBN |
4-905497-78-3 |
注記 |
文献:巻末p7〜15 |
分類記号 |
329.91
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件名 |
国籍法
/
日本人(外国在留)
/
外国人(日本在留)
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内容紹介 |
グローバル化によってゆらぎ始める親子、家族、婚姻、国籍、労働、人権…。国籍や外国人労働の問題を丹念に追ってきた著者が、社会学の立場から国籍法違憲判決を分析。労働や雇用問題についても詳説する。2章を加えた増補版。 |
著者紹介 |
1966年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科社会問題社会政策専攻博士課程単位修得退学。首都大学東京大学院人文科学研究科社会行動学専攻教授。著書に「「外国人の人権」の社会学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812382788 |
目次 |
序論 |
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はじめに/1 増補版刊行にあたって/2 本書の目的/3 なぜ「家族」が問われなければならないのか/4 本書の構成 |
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第1章 戸籍から考える家族の境界 |
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はじめに-墓石の社会学/1 曽祖父要八郎と植民地/2 身を立てることと家族をもつこと/3 一五年待たせる男と一五年待った女/4 戸籍の変遷から考える家族の態様/5 戦後の要八郎と台湾ナショナリズム/おわりに-家族の境界、戸籍の境界、履歴書の境界 |
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第2章 「国家を背負う移民」と「国家を背負わぬ移民」 |
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はじめに/1 領土拡張と海外移民の一〇〇年/2 領土の変更と国籍/3 国籍の境界とゆらぎ/4 社会保障制度と国籍/5 管理は権利になるのか/6 グローバル化と国籍のゆらぎ/おわりに |
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第3章 動揺する国民国家を受け止める |
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はじめに/1 日本における国籍概念の変遷/2 旧国籍法から新国籍法への連続と断絶/3 日本人の境界/4 意思と科学にゆれる日本国籍/おわりに-家を忘れ、家に戻る日本国籍 |
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第4章 日系人から考える日本国籍の境界 |
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はじめに/1 日本人になるとは/2 法務省はいかなる見解をとってきたのか/3 日本の血統主義とは何であったのか-元祖日本人の発見/4 元祖日本人が壬申戸籍登載者に求められるのはなぜか/5 戸籍概念の観念化と国籍上の日本人/6 日系ブラジル人から見る血統主義の台帳主義への転化 |
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第5章 国籍法の法社会学 |
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はじめに/1 「法の問題」と「法を問う問題」/2 在留特別許可を求めて-東京入管への出頭と退去強制令書発付までの経緯/3 東京地裁への提起/4 東京地裁における国と子側の論争/5 東京地裁の違憲判決にいたる判断過程/6 最高裁への上告書/7 国側の答弁書の検討/8 最高裁判所はどのように判断したか/おわりに-国籍法はどこに向かうのか |
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第6章 定住告示の法社会学 |
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はじめに/1 事件の概要/2 裁判から明らかにされる定住告示改正にいたる経緯/3 改正された定住告示はいかなる矛盾をはらむようになったか/4 日系人とは異なる日本人の子/5 外国人労働者としての「日系人」/おわりに-判例集を超える裁判研究の必要性と外国人 |
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第7章 外国人労働者問題の根源はどこにあるのか |
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はじめに/1 世界同時不況下の外国人労働者/2 冗長性問題としての外国人労働者/3 なぜ外国人は権利なき労働者のままなのか/4 経済と法の裂け目に落ち込む外国人労働者/おわりに |
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第8章 グローバル化時代の働き方を考える |
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はじめに-いま何が問われなくてはならないのか/1 外国人労働者の生活の現実/2 もの言わぬ労働者とジェットコースター賃金/3 非正規雇用の本質=ジェットコースター賃金/4 ジェットコースター賃金の広がりと日本/おわりに-日系人労働者から見えてくる日本の未来 |
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第9章 国際移民の進化制度論的展開 |
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はじめに/1 データと分析方法/2 デカセギ旅行業の黎明期/3 デカセギ旅行業の最盛期のビジネスモデル/4 リーマンショック後のデカセギ旅行社/5 何が変わって何が続いているのか/おわりに |
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第10章 外国人の「シティズンシップ」 |
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はじめに/1 外国人の「シティズンシップ」/2 運用上の「シティズンシップ」/3 運用上の「シティズンシップ」と国際人権法/4 「生けるシティズンシップ」と社会運動/おわりに-外国人の「シティズンシップ」と日本の未来 |
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第11章 「出入国管理及び難民認定法」改正と日本の外国人労働者 |
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はじめに/1 急速に変化した外国人労働者の受け入れ/2 在留資格「特定技能」の創設で人手不足を乗り切ることはできるか/3 外国人労働への需要の根源、人口構成の変化と経済格差/4 日本の外国人労働者政策は成功しているのか/おわりに |