書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代ドイツの倫理・道徳教育にみる多様性と連携 |
サブタイトル |
中等教育の宗教科と倫理・哲学科との関係史 |
タイトルヨミ |
ゲンダイ ドイツ ノ リンリ ドウトク キョウイク ニ ミル タヨウセイ ト レンケイ |
サブタイトルヨミ |
チュウトウ キョウイク ノ シュウキョウカ ト リンリ テツガクカ トノ カンケイシ |
人名 |
浜谷 佳奈/著
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人名ヨミ |
ハマタニ カナ |
出版者・発行者 |
風間書房
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出版者・発行者等ヨミ |
カザマ ショボウ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2020.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
3,8,312p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-7599-2306-3 |
ISBN |
4-7599-2306-3 |
注記 |
文献:p277〜297 |
分類記号 |
372.34
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件名 |
道徳教育
/
宗教教育
/
ドイツ-教育
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内容紹介 |
ドイツの中等教育段階において、倫理・道徳教育の役割を担ってきた「宗教科」と、世俗的価値教育として開設されてきた「倫理・哲学科」。両教科の関係史を、法的地位、カリキュラム、授業実践に注目して検討する。 |
著者紹介 |
1977年京都府生まれ。上智大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。大阪樟蔭女子大学児童教育学部准教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812381544 |
目次 |
序章 ドイツの倫理・道徳教育への注目 |
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第1節 本研究の目的と意義/第2節 宗教科と倫理・哲学科をめぐる社会的背景と設定課題/第3節 先行研究の検討/第4節 論文構成と研究方法/註 |
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第Ⅰ部 宗教科と倫理・哲学科の法的地位をめぐる相克 |
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第1章 基本法における宗教科規定と各州の倫理・哲学科規定との関係 |
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第1節 「正規の教科」としての宗教科の法的地位をめぐる問題状況/第2節 各州における倫理・哲学科の創設とその法的地位の確立/註 |
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第2章 宗教的多元化の中の宗教科と倫理・哲学科 |
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第1節 ベルリンにおける宗教的多元化/第2節 ベルリンにおける宗教科の法的地位/第3節 ベルリンにおける必修教科としての倫理科導入の経緯/第4節 宗教科と倫理・哲学科との法的並存のあり方の多様性/註/第Ⅰ部のまとめ |
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第Ⅱ部 宗教科と倫理・哲学科による市民性の育成と倫理・道徳教育の質保証 |
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第3章 宗教科による市民性の育成 |
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第1節 宗教科カリキュラム改革の背景/第2節 宗派間協同作業の導入/第3節 宗派間・宗教間学習の展開/第4節 NRW州におけるイスラームの宗教科カリキュラムの内容的特徴(2013年版)/第5節 宗教科による市民性の育成と宗教教育の新たな次元/註 |
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第4章 倫理・哲学科による市民性の育成 |
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第1節 倫理・哲学科のカリキュラム編成上の背景と問題点/第2節 NRW州実践哲学科による判断力の育成(1997年大綱草案)/第3節 バイエルン州倫理科にみる人間の尊厳の尊重(2004年版)/第4節 倫理・哲学科と宗教科の教科間に通底する市民性の育成/註 |
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第5章 宗教科と倫理・哲学科による倫理・道徳教育の質保証 |
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第1節 倫理・哲学科によるコンピテンシー志向のカリキュラムの導入/第2節 コンピテンシー志向のNRW州実践哲学科コアカリキュラム(2008年版)/第3節 コンピテンシー獲得に寄与するブランデンブルク州LER科大綱レーアプラン(2008年版)/第4節 コンピテンシー・モデルによる倫理・道徳教育の質保証/註/第Ⅱ部のまとめ |
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第Ⅲ部 授業実践にみる宗教科と倫理・哲学科 |
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第6章 教科書にみる宗教間学習の特徴 |
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第1節 第二バチカン公会議と宗教間対話/第2節 教科書分析の方法/第3節 『希望のしるし』(2002年中)にみる諸宗教に関わる学習/第4節 『実践哲学』(2002年版)にみる諸宗教に関わる学習/第5節 宗教間対話への理解の深化/註 |
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第7章 生徒の意識にみる宗教科と倫理・哲学科の連携に向けた課題 |
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第1節 宗教科と実践哲学科の間の差異と関連性/第2節 ギムナジウムを対象とする調査の概要/第3節 生徒の意識に関する分析と考察/第4節 宗教科と実践哲学科の連携を進める上での課題/註 |
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第8章 宗教科と倫理・哲学科との教科間連携への模索 |
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第1節 宗教科と倫理・哲学科との教科間連携の背景/第2節 授業実践と教員養成課程における倫理科と宗教科との連携/第3節 教員継続教育の手引き(2014年)にみる教科間連携の特徴/第4節 宗教科と倫理・哲学科との教科間連携の意義と課題/註/第Ⅲ部のまとめ |
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結章 宗派的宗教教育と世俗的価値教育との関係性 |
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第1節 第二バチカン公会議以降の宗教科と倫理・哲学科との関係の変容/第2節 宗派的宗教教育と世俗的価値教育の歴史的経緯とその現代的意義/第3節 今後の研究課題/註 |