書誌種別 |
図書 |
タイトル |
趣味の社会学 |
サブタイトル |
文化・階層・ジェンダー |
並列タイトル |
Sociology of Taste:Culture,Class and Gender |
タイトルヨミ |
シュミ ノ シャカイガク |
サブタイトルヨミ |
ブンカ カイソウ ジェンダー |
人名 |
片岡 栄美/著
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人名ヨミ |
カタオカ エミ |
出版者・発行者 |
青弓社
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出版者・発行者等ヨミ |
セイキュウシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2019.9 |
ページ数または枚数・巻数 |
377p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥4000 |
ISBN |
978-4-7872-3456-8 |
ISBN |
4-7872-3456-8 |
注記 |
文献:p347〜359 |
分類記号 |
361.5
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件名 |
文化
/
趣味
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内容紹介 |
社会調査や計量分析を基に、現代日本における文化的オムニボア(文化的雑食性)という特性と、ジェンダーによる文化の差異を浮き彫りにする。そして、日本で文化の再生産が隠蔽されてきたメカニズムを解き明かす。 |
著者紹介 |
駒澤大学文学部教授。専攻は文化社会学、社会階層論、教育社会学。共著に「変容する社会と教育のゆくえ」「文化の権力」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812342551 |
目次 |
序章 文化的平等神話 |
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1 文化的平等神話/2 文化の正統性とは/3 文化による差異化、学歴による差異化/4 グローバリゼーションと文化の均質化、そしてアイデンティティの行方 |
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第1章 趣味の社会学の成立と展開 |
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1 趣味の社会学とは/2 文化による自己表現と脱近代/3 自己実現のポリティックスと趣味、テイスト/4 ポストモダニズムと大衆文化社会、商業主義/5 分析の視点と課題/6 ブルデューの意義とポスト・ブルデューの文化社会学 |
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第2章 文化資本、ハビトゥス、実践 |
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1 象徴闘争としての趣味・テイストと文化の階層性/2 ハビトゥスと実践(プラティック)/3 戦略とハビトゥス/4 ハビトゥスは単数か複数か/5 文化資本とは/6 文化資本の獲得様式と蓄積性/7 文化資本と学歴資本/8 文化資本と階層・階級/9 文化資本は測定可能か/10 家庭の文化環境と文化的再生産/11 相続文化資本と家庭の文化的環境に関する先行研究/12 家庭の文化資本の測定/13 家庭の文化的環境と社会階層/14 初期の経験的研究での文化資本の測定 |
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第3章 階級・階層から差異の空間へ |
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1 ブルデューの発生論的構造主義と階級・階層/2 わが国での差異の体系と趣味のヴァリアント/3 文化の入れ子構造/4 都市部の生活様式空間と社会空間の相同性 |
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第4章 文化的オムニボアと象徴的境界 |
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1 文化的な排他性それとも寛容性/2 文化の威信スコアと指標/3 文化的寛容性は現代の文化資本か?/4 進行する文化的オムニボア化/5 ハイカルチャーと大衆文化の象徴的境界/6 大衆化社会における文化戦略と文化的再生産 |
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第5章 写真イメージにみる美的性向 |
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1 中間芸術としての写真とハビトゥス/2 調査方法/3 写真イメージにみる美的性向/4 男女による美的性向の差異/5 学歴資本と美的性向の関連/6 写真イメージにみる美的性向は男性で均質化/7 職業と美的性向/8 考察 |
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第6章 文化消費の構造と階層・ジェンダー |
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1 性と年齢による文化のすみ分け/2 文化の階層性とジェンダー/3 高学歴化と文化資本/4 文化貴族と文化的成り上がり/5 収入と文化消費/6 文化の構造/7 文化の規定要因/8 わが国の文化的再生産過程/9 文化のコーポレート支配仮説(文化産業仮説) |
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第7章 階層再生産と文化的再生産のジェンダー構造 |
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1 文化か知能か/2 地位達成での学歴と文化資本/3 文化資本の収益/4 問題設定/5 教育市場・労働市場・婚姻市場での文化資本の効果/6 労働市場での収益と転換効果/7 婚姻市場での文化資本の収益/8 結果の要約/9 階層再生産と文化的再生産のジェンダー構造 |
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第8章 教育達成過程における家族の教育戦略とジェンダー |
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1 家族の教育戦略への焦点化/2 メリトクラシーと文化選抜/3 文化資本と人的資本/4 家族の教育戦略と社会階層/5 分析の方法と変数の特性/6 文化的な女性は成績がよいか/7 教育達成メカニズムの変容/8 文化資本の学校での収益の変化/9 学校外教育投資効果の変容と教育戦略の外部化/10 象徴的強制効果とハビトゥス的な文化的再生産過程/11 男女で教育達成メカニズムが異なるのはなぜか/12 結論と考察 |
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第9章 ジェンダーと文化 |
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1 文化定義のジェンダー化/2 文化評価のジェンダー差/3 文化評価をめぐる諸言説/4 性役割意識と文化への意味付与/5 概念間の関連性 |
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第10章 バウンダリー・ワークとしての友人選択とハビトゥス |
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1 問題設定/2 象徴的境界とは何か/3 バウンダリー・ワークの3つの基準/4 日本での研究の意義/5 調査の概要/6 友人選択基準にみる象徴的境界/7 バウンダリーの社会的特徴/8 友人選択での象徴的境界の特徴/9 バウンダリー・ワークに関する知見/10 象徴的境界とライフスタイル |
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第11章 階級のハビトゥスとしての文化弁別力とその社会的構成 |
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1 文化評価と階級/2 分析課題/3 文化の威信評価と評定の意味/4 文化評価の一次元性と対抗文化の不在/5 階級のハビトゥスとしての文化弁別力/6 文化による差異化と文化の階層性/7 自らが優位になる分類システムの採用/8 地位移動と文化評価 |