書誌種別 |
図書 |
タイトル |
保育実践へのエコロジカル・アプローチ |
サブタイトル |
アフォーダンス理論で世界と出会う |
タイトルヨミ |
ホイク ジッセン エノ エコロジカル アプローチ |
サブタイトルヨミ |
アフォーダンス リロン デ セカイ ト デアウ |
人名 |
山本 一成/著
|
人名ヨミ |
ヤマモト イッセイ |
出版者・発行者 |
九州大学出版会
|
出版者・発行者等ヨミ |
キュウシュウ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
福岡 |
出版・発行年月 |
2019.4 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,270p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥4500 |
ISBN |
978-4-7985-0256-4 |
ISBN |
4-7985-0256-4 |
注記 |
文献:p251〜264 |
分類記号 |
376.1
|
件名 |
保育
/
教育的環境学
|
内容紹介 |
日々の保育のなかで子どもたちが出会っている「環境」を理解するには、どのようなアプローチが必要なのか。保育者として経験した事例から、理論と実践を往還する新たな保育環境論を構築する。 |
著者紹介 |
1983年埼玉県生まれ。京都大学大学院教育学研究科にて博士号取得。滋賀大学教育学部講師。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812302530 |
目次 |
序章 保育実践へのエコロジカル・アプローチに向けて |
|
1.本研究の問題意識/2.本研究の構成 |
|
第Ⅰ部 生きられた環境の保育実践研究の必要性 |
|
第1章 環境概念についての理論的諸問題 |
|
1.ダーウィンの進化論/2.ユクスキュルの環境論/3.シェーラーの人間論/4.デューイの経験論/5.教育的状況において生きられた環境を記述する方法 |
|
第2章 保育環境研究とその課題 |
|
1.保育環境研究とその課題/2.体験の保育学とその課題 |
|
第3章 現象学的保育研究の功績と課題 |
|
1.フッサールの現象学的方法/2.現象学的保育研究における理論的課題/3.保育環境の実在論に基づく生きられた経験の科学へ |
|
第Ⅱ部 エコロジカル・アプローチに基づく生きられた環境の保育実践研究論 |
|
第4章 記述される経験の側面性と記述の相補性 |
|
1.経験を記述する保育実践研究/2.記述される経験の側面性/3.プラグマティズムから保育実践研究を捉えなおす/4.保育実践研究の地平 |
|
第5章 環境の「意味」と「価値」の記述と経験の成長 |
|
1.エコロジカルな「意味」と「価値」を含んだ経験科学の構築/2.多元的リアリティをもつ経験概念の再興/3.経験の成長へ向けた探求/4.子どもにとっての「意味」と「価値」を探求すること |
|
第6章 「そこにあるもの」のリアリティの探求 |
|
1.保育者は子どもと「共通のリアリティ」をもつことができるのか/2.パトナムの「自然な実在論」/3.アフォーダンスの記述を通した環境のリアリティの探求/4.保育における「そこにあるもの」の価値 |
|
第Ⅲ部 生きられた環境の記述的保育実践研究 |
|
第7章 人的環境:「みんなにとってのヒロシ」との出会い |
|
1.主体性のジレンマとその克服の試み/2.人間-環境のトランザクションの記述から教育的関わりを問いなおす/3.保育者-環境-子どもという系の記述/4.「環境としての子ども」の記述/5.「みんなにとってのヒロシ」のリアリティと研究の課題 |
|
第8章 物的環境:「贈与される砂」との出会い |
|
1.環境を通した保育と環境との出会いの創発性/2.「ありふれたもの」の充たされざる意味/3.潜在する環境の「意味」と「価値」との出会い/4.保育環境に潜在する「意味」と「価値」に開かれること |
|
第9章 自然や社会の事象:「気づかれていない命」との出会い |
|
1.保育者と子どもはどのように自然と出会うか/2.種との出会い:「くりかえす命」のリアリティ/3.野菜との出会い:「食べられる命」のリアリティ/4.馬との出会い:「表現する命」のリアリティ/5.「気づかれていない命」と自然体験/6.エコロジカル・アプローチの射程と限界 |
|
終章 生活のなかで日常を超えるエコロジカル・アプローチ |
|
1.日常を超えることの教育的意味/2.環境との出会いの記述がメディアとなるとき/3.「出会わせようとする」ことの陥穽/4.保育環境への姿勢/5.私自身にとっての保育環境のリアリティ |