書誌種別 |
図書 |
タイトル |
アメリカ外交と革命 |
サブタイトル |
米国の自由主義とボリビアの革命的ナショナリズムの挑戦、1943年〜1964年 |
シリーズ名 |
南山大学学術叢書 |
タイトルヨミ |
アメリカ ガイコウ ト カクメイ |
サブタイトルヨミ |
ベイコク ノ ジユウ シュギ ト ボリビア ノ カクメイテキ ナショナリズム ノ チョウセン センキュウヒャクヨンジュウサンネン センキュウヒャクロクジュウヨネン |
シリーズ名ヨミ |
ナンザン ダイガク ガクジュツ ソウショ |
人名 |
上村 直樹/著
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人名ヨミ |
カミムラ ナオキ |
出版者・発行者 |
有信堂高文社
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出版者・発行者等ヨミ |
ユウシンドウ コウブンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2019.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,462p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8000 |
ISBN |
978-4-8420-5577-0 |
ISBN |
4-8420-5577-0 |
注記 |
文献:p425〜444 |
分類記号 |
319.53067
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件名 |
アメリカ合衆国-対外関係-ボリビア-歴史
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内容紹介 |
アメリカの自由主義の伝統は対外的にどのように立ち現れたのか。南米の小国ボリビアの革命に対するアメリカの12年以上におよぶ「介入」の歴史を通じて、アメリカ外交の全体的な特徴の一端を明らかにする。 |
著者紹介 |
群馬県生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)歴史学部大学院で博士号取得(Ph.D.)。南山大学大学院国際地域文化研究科研究科長。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812298259 |
目次 |
序論 米国の自由主義と第三世界の革命 |
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1.革命・ナショナリズム・イデオロギー/2.分析枠組みⅠ/3.分析枠組みⅡ/4.ナショナリズムとしての米国の自由主義/5.「リベラル・プロジェクト」/6.米国の自由主義の諸相 |
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第1章 1952年ボリビア革命の歴史的背景 |
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1.歴史的背景/2.ボリビア革命の起源/3.トロ=ブッシュ軍事社会主義政権による改革/4.アメリカ石油資産国有化/5.MNR革命勢力の台頭/6.1941年7月の「ナチ蜂起事件」/7.1942年カタビ虐殺事件と寡頭支配体制の動揺 |
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第2章 1943年ビジャロエル=MNR革命と米国の対応(1943年〜1952年) |
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1.ビジャロエル=MNR革命の性格/2.ビジャロエル政権に対する不承認政策(1943年〜1944年)/3.米国の不承認政策の評価/4.1944年グアテマラ革命とボリビア革命勢力/5.ビジャロエル政権の承認とその後/6.「セクセーニオ」と寡頭支配体制の「復活」/7.MNRの1949年蜂起の失敗と1951年大統領選挙の勝利/8.MNRの国民的革命政党への変貌/9.1951年選挙後の軍事政権成立と米国との「錫戦争」 |
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第3章 トルーマン政権の「リベラル・プロジェクト」と1952年ボリビア革命 |
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1.トルーマン政権のラテンアメリカ政策と「リベラル・プロジェクト」/2.ボリビア革命の開始/3.ボリビア革命指導部の改革構想と対米宥和外交/4.トルーマン政権の初期の対応/5.外交的承認/6.錫購入協定交渉と錫鉱山国有化問題/7.錫国有化後の米・ボリビア関係 |
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第4章 アイゼンハワー政権のラテンアメリカ援助政策とボリビア革命(1953年1月〜4月) |
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1.アイゼンハワー政権の対外援助政策とラテンアメリカ/2.53年3月のRFC決定と鉱山国有化補償問題/3.国有化鉱山と国際調停をめぐる問題/4.農地改革とボリビア経済の悪化/5.国務省による緊急援助提案 |
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第5章 ミルトン・アイゼンハワーの南米視察旅行(1953年6月〜7月) |
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1.対ボリビア緊急援助国務省提案への他省庁からの反対/2.ミルトンの南米視察旅行(1953年6月23日〜7月29日)の起源/3.政権首脳によるボリビア緊急援助計画の検討/4.ミルトン使節団とパス政権首脳との協議/5.ボリビア緊急援助計画の具体化/6.ダレス国務長官の本格的関与/7.ミルトンの役割とその評価 |
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第6章 対ボリビア緊急援助決定から長期的援助へ(1953年9月〜1955年12月) |
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1.緊急援助をめぐる国務省と対外援助庁の主導権争い/2.輸出入銀行融資をめぐる米・ボリビア間の攻防/3.1953年10月のアイゼンハワー大統領によるボリビア緊急援助の発表/4.ボリビア革命とグアテマラ革命への対応の比較/5.1953年10月以後の援助問題の検討/6.ミルトンの南米視察報告書と対ボリビア長期援助の検討/7.1954年3月の対ボリビア追加援助決定とその後 |
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第7章 アイゼンハワー政権による経済安定化政策とボリビア軍再建・軍事援助への道(1956年〜1960年) |
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1.1956年選挙とボリビアの国内政治状況/2.経済安定化政策の起源/3.経済安定化会議をめぐる交渉と国連の「介入」/4.経済安定化政策への準備/5.安定化政策導入をめぐるボリビア国内の反応/6.労働側の反発/7.安定化政策の結果/8.国内治安対策への傾斜と軍部再建への道/9.対ラテンアメリカ援助政策の積極化と例外としてのボリビア |
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第8章 ケネディ政権とボリビア革命(1961年〜63年)Ⅰ |
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1.アイゼンハワー政権からケネディ政権へ/2.ソ連の外交攻勢とキューバ革命の衝撃/3.ケネディ政権と近代化論・「進歩のための同盟」/4.ケネディ政権とボリビア革命/5.第二次パス政権の成立外交/6.シュレジンガー報告(1961年3月)/7.ソープ経済使節団(1961年3月) |
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第9章 ケネディ政権とボリビア革命(1961年〜63年)Ⅱ |
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1.トライアンギュラー計画/2.トライアンギュラー計画とアメリカの軍事援助/3.ケネディ政権のボリビア支援の本格化/4.経済援助の展開とボリビア経済への影響/5.ケネディ政権とキューバ・ボリビア関係/6.ボリビア政情の不安定化とケネディ政権/7.パス米国訪問とケネディ暗殺/8.治安対策援助の強化と「リベラル・プロジェクト」の変質 |
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第10章 ジョンソン政権と1964年のボリビア革命政権の崩壊 |
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1.ケネディ政権からジョンソン政権へ/2.ジョンソン外交をめぐる研究史/3.ジョンソン外交とラテンアメリカ/4.「マン・ドクトリン」/5.ジョンソン新政権とボリビア援助政策/6.米人人質事件(1963年12月)/7.1964年大統領選挙に向けた動きとボリビア情勢の混迷/8.バリエントス暗殺未遂事件と1964年5月の大統領選挙/9.パス政権末期の情勢への米国の対応/10.1964年11月のパス政権崩壊への動きとジョンソン政権/11.パス政権の崩壊と「陰謀説」/12.バリエントス軍事政権の成立と「ボリビア革命の復興」/13.チェ・ゲバラによるラテンアメリカ革命の挫折とボリビア革命 |
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結論 |