書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代イギリス教育改革と学校評価の研究 |
サブタイトル |
新自由主義国家における行政統制の分析 |
タイトルヨミ |
ゲンダイ イギリス キョウイク カイカク ト ガッコウ ヒョウカ ノ ケンキュウ |
サブタイトルヨミ |
シン ジユウ シュギ コッカ ニ オケル ギョウセイ トウセイ ノ ブンセキ |
人名 |
久保木 匡介/著
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人名ヨミ |
クボキ キョウスケ |
出版者・発行者 |
花伝社
/
共栄書房(発売)
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出版者・発行者等ヨミ |
カデンシャ/キョウエイ ショボウ |
出版地・発行地 |
[東京]/東京 |
出版・発行年月 |
2019.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
292p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3000 |
ISBN |
978-4-7634-0878-5 |
ISBN |
4-7634-0878-5 |
注記 |
文献:p272〜286 |
分類記号 |
373.2
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件名 |
教育行政
/
イギリス-教育
/
学校評価
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内容紹介 |
アカデミー化やフリースクール化など、ドラスティックに変容するイギリスの教育。現代イギリスの教育行政改革を、1992年に設立された教育水準局の学校査察を中心に分析し、その構造的特徴と問題点を明らかにする。 |
著者紹介 |
1972年埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。長野大学産業社会学部専任講師等を経て、同大学環境ツーリズム学部教授。共著に「ダイバーシティ時代の行政学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812291714 |
目次 |
序章 本書の課題と検討の視角 |
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(1)戦後福祉国家の教育行政から新自由主義の下での教育サービスへ/(2)イギリスの教育改革の特殊性-徹底した市場化と国家による業績管理およびその継続性/(3)本書の問題関心-教育分野における新たな行政統制の構造の分析を通じた新自由主義的統治の解明/(4)本書の構成と分析視角/(5)本書の研究の意義 |
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第一章 新自由主義による行政統制の改革 |
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(1)本章の課題/(2)現代国家における行政統制の変容/(3)「政府内規制」の拡大/(4)「監査社会」化に伴う公共サービスの統制原理の変化/(5)変化する評価、監査、査察/(6)行政統制の重層的システムとしてのNPM/(7)NPM型行政統制のもとでのアカウンタビリティと「行政責任のジレンマ」 |
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第二章 保守党政権期(1980-90年代)における教育改革と学校評価 |
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(1)本章の課題/(2)戦後イギリスの教育サービスの統制構造-福祉国家「コンセンサス」と「地域政策共同体」、およびその危機/(3)保守党政権期の行政改革・公共サービス改革-NPM型行政改革と行政統制の確立/(4)保守党政権の教育政策-NPMによる教育の「ガバナンス化」/(5)新たな学校評価システムへ-「親のための憲章」と「選択と多様性」白書/(6)新たな学校査察の組織、制度、プロセス/(7)教育サービスにおけるNPM型行政統制の成立 |
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第三章 1990年代における教育水準局査察の実態と教育の統制の転換 |
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(1)本章の課題/(2)「初期」査察結果の概要/(3)教育水準局査察に対する受けとめとその分岐/(4)査察プロセスにおける問題点/(5)「特別措置」学校における査察の影響/(6)行政統制のあり方をめぐる認識の対立と新たな「行政責任のジレンマ」 |
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第四章 労働党政権期(1997-2010年)における教育改革と学校評価 |
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(1)本章の課題/(2)労働党政権の行政改革・公共サービス改革/(3)労働党政権の教育「ガバナンス」改革/(4)労働党政権下の学校査察改革の概観/(5)労働党政権下の学校査察改革1-学校自己評価の位置づけの強化とその含意/(6)労働党政権下の学校査察改革2-社会的包摂政策と教育水準局査察対象の拡大/(7)労働党政権下の学校査察改革3-学校査察の「スリム化」、負担の軽減、査察の「比例化」/(8)労働党政権期の学校査察プロセスと学校評価の特徴/(9)労働党政権期の学校査察改革に対する受けとめと議論/(10)労働党政権期の学校査察の考察-NPM型行政統制はどう変化したか? |
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第五章 保守・自民連立政権期(2010-15年)における教育改革と学校評価 |
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(1)本章の課題/(2)連立政権の行政改革・公共サービス改革/(3)連立政権の教育「ガバナンス」改革/(4)連立政権の学校査察改革/(5)学校査察改革をめぐる議論/(6)連立政権下のNPM型行政統制と「行政責任のジレンマ」 |
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終章 イギリスにおける新自由主義教育改革と教育水準局査察 |