書誌種別 |
図書 |
タイトル |
日本文学の<戦後>と変奏される<アメリカ> |
サブタイトル |
占領から文化冷戦の時代へ |
タイトルヨミ |
ニホン ブンガク ノ センゴ ト ヘンソウ サレル アメリカ |
サブタイトルヨミ |
センリョウ カラ ブンカ レイセン ノ ジダイ エ |
人名 |
金 志映/著
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人名ヨミ |
キン シエイ |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2019.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
6,566,7p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥8500 |
ISBN |
978-4-623-08449-4 |
ISBN |
4-623-08449-4 |
注記 |
文献:p528〜562 |
分類記号 |
910.264
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件名 |
日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後)
/
日本-対外関係-アメリカ合衆国-歴史
/
ロックフェラー財団
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内容紹介 |
戦後の文化冷戦の事例として、ロックフェラー財団のアメリカへの留学支援を取り上げ、アメリカに渡った日本の文学者たちが受けた影響を検証。その結果、アメリカのイメージがいかに変容したのかを多角的に考察する。 |
著者紹介 |
1982年ソウル生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士号(学術)取得。成均館大学校成均日本研究所研究員。専門は日本近現代文学、比較文学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812284469 |
目次 |
序章 なぜロックフェラー財団創作フェローなのか |
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第一節 戦後日本文学と「アメリカ」-ロックフェラー財団創作フェローという視座/第二節 先行研究の整理と本書の意義/第三節 本書の内容と構成 |
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第一部 占領期のGHQ文化政策と「アメリカ」の表象 |
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第一章 占領期の文化/文学が創出される場 |
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第一節 「文化国家」としての再出発-被占領体験の土壌/第二節 GHQの対日文化政策/第三節 民間検閲局(CCD)検閲と占領下の言説空間 |
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第二章 占領期表象としての大岡昇平『俘虜記』 |
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第一節 占領下日本のアレゴリーとしての『俘虜記』/第二節 占領期の言説空間と『俘虜記』/第三節 同時代批評の試みとしての『俘虜記』 |
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第三章 阿川弘之の初期作品における原爆の主題と「アメリカ」 |
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第一節 占領下の原爆文学-被爆と被占領の二重の痕跡/第二節 阿川の初期作品「年年歳歳」「霊三題」「八月六日」とGHQ検閲/第三節 『魔の遺産』にみる原爆の表現とアメリカ |
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第四章 被占領体験の語りにおける「アメリカ」 |
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第一節 占領の歴史に見る教育とアメリカン・スクール/第二節 小説「アメリカン・スクール」に描かれた占領/第三節 占領の記憶の物語化とナショナル・アイデンティティの再定立 |
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第二部 ポスト講和期の日米文化交流と戦後日本の文学場 |
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第五章 ポスト占領期の日米文化関係 |
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第一節 占領からポスト占領期へ-対日文化政策の連続と非連続/第二節 日米文化関係の計画-ジョン・D・ロックフェラー三世の報告書/第三節 ポスト占領期におけるアメリカの対日文化活動の様相/第四節 異文化の交流とナショナル・アイデンティティの相関関係 |
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第六章 文化冷戦と文学場 |
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第一節 講和以後の日米人物交流と文学空間/第二節 ロックフェラー財団創作フェローシップ(Rockefeller Foundation Creative Fellowship)プログラムの実態/第三節 ロックフェラー財団研究員の意味 |
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第七章 ロックフェラー財団創作フェローのアメリカ留学 |
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第一節 創作フェローらの留学の概要/第二節 異文化体験を形作る諸要素-財団の方針と照らし合わせて/第三節 留学を通して体験された冷戦の磁場 |
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第三部 ロックフェラー財団創作フェローの描いた「アメリカ」 |
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第八章 阿川弘之『カリフォルニヤ』における「アメリカ」 |
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第一節 冷戦が創出した表象空間/第二節 原爆投下国アメリカへの留学と日系人への主題転換/第三節 小説『カリフォルニヤ』における日系人の表象をめぐって/第四節 小説『カリフォルニヤ』におけるエスニシティ表象の政治性-冷戦下のアメリカ広報宣伝映画との比較を通して |
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第九章 小島信夫の描いた同時代の「アメリカ」 |
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第一節 小島信夫の留学/第二節 異なる<陸地>の体験と他者意識/第三節 作品集『異郷の道化師』に描かれる「アメリカ」 |
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第一〇章 ナショナル・ヒストリーから個の語りへ |
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第一節 有吉佐和子の留学-その様相と作品への影響/第二節 留学をめぐるメディア表象-<才女>の渡米/第三節 小説『非色』の描く<戦争花嫁>の「アメリカ」 |
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終章 戦後日本文学と「アメリカ」の変奏 |
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第一節 ロックフェラー財団創作フェローの「アメリカ」が語るもの/第二節 創作フェローシップがもたらしたもの-創作フェローの表現の軌跡に即して/第三節 一九五九年中間報告書における坂西志保の評価/第四節 創作フェローのその後 |