書誌種別 |
児童図書 |
タイトル |
ミムラン先生のチャレンジ百人一首 |
タイトルヨミ |
ミムラン センセイ ノ チャレンジ ヒャクニン イッシュ |
人名 |
三村 三千代/著
|
人名ヨミ |
ミムラ ミチヨ |
出版者・発行者 |
東奥日報社
|
出版者・発行者等ヨミ |
トウオウ ニッポウシャ |
出版地・発行地 |
青森 |
出版・発行年月 |
2018.12 |
ページ数または枚数・巻数 |
224p |
大きさ |
26cm |
価格 |
¥1600 |
ISBN |
978-4-88561-251-0 |
ISBN |
4-88561-251-0 |
分類記号 |
911.147
|
件名 |
百人一首
|
内容紹介 |
百人一首をわかりやすく丁寧に解説。和歌の表現技法や歴史上の人物に関するエピソードなど、豆知識も満載。東奥小中学生新聞『週刊JuniJuni』連載に加筆し書籍化。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812278920 |
目次 |
◆ごあいさつ |
|
◆発刊に寄せて |
|
1番 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ…天智天皇 |
|
2番 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山…持統天皇 |
|
3番 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む…柿本人麻呂 |
|
4番 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ…山部赤人 |
|
5番 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき…猿丸大夫 |
|
6番 鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける…中納言家持 |
|
7番 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも…阿倍仲麿 |
|
8番 わが庵は 都の辰巳 しかぞ住む 世をうぢ山と ひとはいふなり…喜撰法師 |
|
9番 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに…小野小町 |
|
10番 これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関…蟬丸 |
|
11番 わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟…参議篁 |
|
12番 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ…僧正遍昭 |
|
13番 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞ積もりて 淵となりぬる…陽成院 |
|
14番 陸奥の しのぶもぢずり たれゆゑに 乱れそめにし われならなくに…河原左大臣 |
|
15番 君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ…光孝天皇 |
|
16番 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む…中納言行平 |
|
17番 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは…在原業平朝臣 |
|
18番 住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ…藤原敏行朝臣 |
|
19番 難波潟 短き蘆の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや…伊勢 |
|
20番 わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ…元良親王 |
|
21番 今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな…素性法師 |
|
22番 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ…文屋康秀 |
|
23番 月見れば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど…大江千里 |
|
24番 このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに…菅家 |
|
25番 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで 来るよしもがな…三条右大臣 |
|
26番 小倉山 峰の紅葉葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ…貞信公 |
|
27番 みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ…中納言兼輔 |
|
28番 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば…源宗于朝臣 |
|
29番 こころあてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花…凡河内躬恒 |
|
30番 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし…壬生忠岑 |
|
31番 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪…坂上是則 |
|
32番 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり…春道列樹 |
|
33番 ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ…紀友則 |
|
34番 誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに…藤原興風 |
|
35番 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける…紀貫之 |
|
36番 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ…清原深養父 |
|
37番 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける…文屋朝康 |
|
38番 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな…右近 |
|
39番 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき…参議等 |
|
40番 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで…平兼盛 |
|
41番 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか…壬生忠見 |
|
42番 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは…清原元輔 |
|
43番 逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり…権中納言敦忠 |
|
44番 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし…中納言朝忠 |
|
45番 あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな…謙徳公 |
|
46番 由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋のみちかな…曾禰好忠 |
|
47番 八重むぐら 茂れる宿の 寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり…恵慶法師 |
|
48番 風をいたみ 岩打つ波の おのれのみ くだけてものを 思ふころかな…源重之 |
|
49番 御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ ものをこそ思へ…大中臣能宣朝臣 |
|
50番 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな…藤原義孝 |
|
51番 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを…藤原実方朝臣 |
|
52番 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな…藤原道信朝臣 |
|
53番 歎きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る…右大将道綱母 |
|
54番 忘れじの ゆく末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな…儀同三司母 |
|
55番 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ…大納言公任 |
|
56番 あらざらむ この世のほかの 思ひ出でに いまひとたびの 逢ふこともがな…和泉式部 |
|
57番 めぐり逢ひて 見しやそれとも 分かぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな…紫式部 |
|
58番 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする…大弐三位 |
|
59番 やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな…赤染衛門 |
|
60番 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立…小式部内侍 |
|
61番 いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に 匂ひぬるかな…伊勢大輔 |
|
62番 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関は許さじ…清少納言 |
|
63番 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな…左京大夫道雅 |
|
64番 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木…権中納言定頼 |
|
65番 恨みわび 干さぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ…相模 |
|
66番 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし…前大僧正行尊 |
|
67番 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなくたたむ 名こそ惜しけれ…周防内侍 |
|
68番 心にも あらで憂き世に 長らへば 恋しかるべき 夜半の月かな…三条院 |
|
69番 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり…能因法師 |
|
70番 寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮れ…良暹法師 |
|
71番 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろ屋に 秋風ぞ吹く…大納言経信 |
|
72番 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ…祐子内親王家紀伊 |
|
73番 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ…前権中納言匡房 |
|
74番 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ 激しかれとは 祈らぬものを…源俊頼朝臣 |
|
75番 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり…藤原基俊 |
|
76番 わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波…法性寺入道前関白太政大臣 |
|
77番 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ…崇徳院 |
|
78番 淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守…源兼昌 |
|
79番 秋風に たなびく雲の たえ間より 漏れ出づる月の 影のさやけさ…左京大夫顕輔 |
|
80番 ながからむ 心も知らず 黒髪の 乱れてけさは ものをこそ思へ…待賢門院堀河 |
|
81番 ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる…後徳大寺左大臣 |
|
82番 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり…道因法師 |
|
83番 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる…皇太后宮大夫俊成 |
|
84番 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき…藤原清輔朝臣 |
|
85番 夜もすがら もの思ふころは 明けやらぬ ねやのひまさへ つれなかりけり…俊恵法師 |
|
86番 嘆けとて 月やはものを 思はする かこちがほなる わが涙かな…西行法師 |
|
87番 村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮…寂蓮法師 |
|
88番 難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ 身を尽くしてや 恋ひわたるべき…皇嘉門院別当 |
|
89番 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする…式子内親王 |
|
90番 見せばやな 雄島の海人の 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変らず…殷富門院大輔 |
|
91番 きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む…後京極摂政前太政大臣 |
|
92番 わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし…二条院讃岐 |
|
93番 世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも…鎌倉右大臣 |
|
94番 み吉野の 山の秋風 さよ更けて ふるさと寒く 衣打つなり…参議雅経 |
|
95番 おほけなく 憂き世の民に おほふかな わが立つ杣に すみ染めの袖…前大僧正慈円 |
|
96番 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり…入道前太政大臣 |
|
97番 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ…権中納言定家 |
|
98番 風そよぐ 楢の小川の 夕暮れは 御禊ぞ夏の しるしなりける…従二位家隆/99番 人も愛し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は…後鳥羽院/100番 ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほ余りある 昔なりけり…順徳院/ひとこと/小倉百人一首って?/藤原定家とは?/枕詞・序詞とは?/歌枕とは?/昔のかなづかい/「出典」について/部立てとは?/掛詞とは?(1)/掛詞とは?(2)/色紙とは?/流(島流し)とは?/和歌とは?(1)/和歌とは?(2)/和歌とは?(3)/百人一首とかるた(1) 読み札と取り札/百人一首とかるた(2) 競技かるたとは?/百人一首とかるた(3) 漫画「ちはやふる」/百人一首とかるた(4) 決まり字とは?/「変体仮名」とは?/「みを(お)つくし」とは?/結婚のかたち/漢字あそび・なぞなぞ/なぞなぞの答え/菅原道真とは?/「名にし負はば」とは?/「こころあらば」について/「源氏物語」と兼輔の歌/源氏とは?/「移ろい」の美/有明の月とは?/吉野とは?/なぞなぞ/ハ行の発音/松について/紀貫之と「古今和歌集」/夏の夜について/玉について/平安時代の女心/しのぶ恋/歌合とは?/係り結びについて/末の松山と波/後朝(きぬぎぬ)の別れ/和歌をよむということ/まさに「身のいたづらに」-「源氏物語」柏木-/新しいチャレンジ(曾禰好忠について)/河原院について/「〜を〜み」について/「梨壺の五人」について/流行り病について/「歌枕を見てまいれ」/はかない命/平安朝女流文学/女性と漢詩文/三舟の才(三船の才)(1)/和泉式部日記/古典の日(11月1日)/乳母(めのと)/紫式部の人間評価/母と娘/桜について/清少納言の心意気/斎宮と斎院/宇治について/「袖」と「恋」/修験道について/男女のかけひき/摂関政治/能因法師〜和歌への思い〜/秋の夕暮れ/三舟の才(三船の才)(2)/疑似恋愛/霞と霧/うっかりはげ/俊頼と基俊/保元の乱/百人一首と落語・狂歌/千鳥について/月について/髪は女のいのち/ほととぎすについて/長生きについて/道/百人一首と動物?/ねやのひま/西行 謎多い人生/百人一首と宝塚歌劇団/門院とは?/内親王とは?/本歌取りとは?(1)/虫の声/題詠について/源実朝/本歌取りとは?(2)/和歌はわたしの「癖」? 承久の乱 六条家・御子左家とは? 六月祓(夏越の祓) 後鳥羽院と新古今和歌集 「百人秀歌」について ◆あとがきにかえて ◆上の句 索引 ◆下の句 索引 ◆作者 索引 |