書誌種別 |
図書 |
タイトル |
琉球国成立前夜の考古学 |
タイトルヨミ |
リュウキュウコク セイリツ ゼンヤ ノ コウコガク |
人名 |
新里 亮人/著
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人名ヨミ |
シンザト アキト |
出版者・発行者 |
同成社
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出版者・発行者等ヨミ |
ドウセイシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2018.10 |
ページ数または枚数・巻数 |
3,312p |
大きさ |
27cm |
価格 |
¥10000 |
ISBN |
978-4-88621-806-3 |
ISBN |
4-88621-806-3 |
注記 |
文献:p285〜301 |
分類記号 |
219.9
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件名 |
遺跡・遺物-沖縄県
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内容紹介 |
琉球国はいかにして成立したのか。琉球列島で出土する在地土器や貿易陶磁器類の分析を通して、各島嶼の経済動向と社会・文化の関係を解き明かし、琉球国の成立史を考古学的見地から再構築する。 |
著者紹介 |
1977年沖縄県生まれ。熊本大学大学院社会文化科学研究科修了。博士(文学)。伊仙町教育委員会学芸員。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812257792 |
目次 |
序章 グスク時代研究の意義 |
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1.特有の歴史的経緯/2.研究の現状/3.琉球国の成立史をめぐる諸問題/4.グスク時代における食器類研究の意義 |
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第1章 グスク時代開始直前の考古学的状況 |
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1.グスク時代とは/2.資料の蓄積と基礎的編年の確立/3.編年研究と社会論の展開/4.課題の抽出/5.グスク時代開始直前の考古学的状況 |
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第2章 在地土器の変容と展開からみた南島の社会変革 |
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1.グスク時代における在地土器の変容/2.土器B群の先行研究と問題の所在/3.鍋形土器の型式学的検討/4.沖縄諸島出土土器の型式学的検討/5.先島諸島出土土器の型式学的検討/6.奄美諸島出土土器の型式学的検討/7.各段階における土器の製作動向/8.沖縄諸島における特異な食器期成/9.土器B群の歴史的・文化的意義 |
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第3章 舶来煮沸具の受容 |
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1.滑石製石鍋とは/2.日本列島における滑石製石鍋の研究/3.琉球列島における滑石製石鍋の研究史/4.日本列島、琉球列島における滑石製石鍋の出土状況/5.琉球列島における滑石製石蝸が示す意味 |
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第4章 舶来供膳具の受容 |
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1.舶来供膳具研究の意義と問題の所在/2.琉球列島出土貿易陶磁器の先行研究/3.九州島・琉球列島における中国産陶磁器の消費状況/4.琉球列島における中国産陶磁器の様相/5.消費状況の比較検討/6.中国産陶磁器の消費状況からみた琉球列島の地域性/7.陶磁器流通の推移からみた琉球列島の経済状況 |
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第5章 徳之島における窯業生産の動向 |
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1.琉球列島最古の窯業生産遺跡/2.生産品と生産跡の概要/3.先行研究と課題の抽出/4.器種分類/5.壷の型式学的検討/6.壷の製作技法/7.椀・甕・鉢・水注の分類/8.A群とB群の設定/9.A群とB群の先後関係と科学的特性/10.生産動態/11.琉球列島における窯業生産の成立と展開 |
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第6章 陶器流通の特質 |
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1.分析の方法/2.カムィヤキ出土遺跡の集成/3.カムィヤキの分布状況/4.消費遺跡におけるカムィヤキの出土状況/5.カムィヤキの流通とその特質 |
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第7章 窯業技術の系譜 |
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1.窯業技術をめぐる諸問題/2.カムィヤキの技術系譜に関する研究とその争点/3.製作技法、窯体構造の比較検討/4.徳之島カムィヤキ陶器窯跡の成立背景 |
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第8章 食器類からみたグスク時代の歴史動向 |
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1.琉球列島史の特質/2.先史時代における3つの文化圏/3.グスク時代前期(11世紀中頃〜12世紀前半)/4.グスク時代中期(12世紀中頃〜13世紀前半)/5.グスク時代後期(13世紀中頃〜14世紀) |
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終章 琉球国成立前夜の社会動態 |
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1.グスク時代の琉球列島と東アジア/2.グスク時代琉球列島における島嶼間経済の展開と社会の複雑化/3.グスク時代研究の展望と課題 |
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付表 分析の対象とした食器類出土遺跡の一覧 |
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1.九州島・琉球列島における滑石製石鍋出土遺跡一覧/2.九州島・琉球列島における中国産陶磁器出土遺跡一覧/3.琉球列島における福建産粗製白磁出土遺跡一覧/4.カムィヤキ出土遺跡一覧 |