書誌種別 |
図書 |
タイトル |
会計不正事例と監査 |
シリーズ名 |
日本監査研究学会リサーチ・シリーズ |
シリーズ番号 |
16 |
タイトルヨミ |
カイケイ フセイ ジレイ ト カンサ |
シリーズ名ヨミ |
ニホン カンサ ケンキュウ ガッカイ リサーチ シリーズ |
シリーズ番号ヨミ |
16 |
人名 |
吉見 宏/編著
|
人名ヨミ |
ヨシミ ヒロシ |
出版者・発行者 |
同文舘出版
|
出版者・発行者等ヨミ |
ドウブンカン シュッパン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2018.8 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,209p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥3200 |
ISBN |
978-4-495-20821-9 |
ISBN |
4-495-20821-9 |
分類記号 |
336.97
|
件名 |
会計監査
/
会社経理不正
|
内容紹介 |
会計不祥事ないし不適切事例と呼ばれる会計不正の本質は何か。それに対して監査はどのように分析姿勢を持ち得るのか。日本国内のさまざまな事例を取り上げて論じる。日本監査研究学会・課題別研究部会の研究成果。 |
著者紹介 |
九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。北海道大学大学院経済学研究院教授。博士(経営学)北海道大学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812245140 |
目次 |
第1章 会計不正事例と監査研究-その意義と方法- |
|
1.会計監査論における事例研究の意義/2.不正/3.先行研究の検討/4.会計と監査に関わる不正事例の小史と傾向/5.本書の構成/6.本書における事例の選択 |
|
第2章 監査人の民事責任を巡る訴訟の状況および諸課題 |
|
1.はじめに/2.監査人に対する民事責任に関する法規制/3.監査人の民事責任に関する民事訴訟の状況/4.監査人の民事責任に関する法規制の見直しの必要性/5.ナナボシ事件について/6.ナナボシ事件の教訓/7.「不正リスク対応基準」の設定が民事事件に及ぼす影響/8.おわりに |
|
第3章 免責規準としての正当な注意 |
|
1.はじめに/2.虚偽証明と正当な注意に関するフレームワーク/3.正当な注意に関する監査基準と監査の基準の位置づけ/4.キムラヤ事件/5.現在から見たキムラヤ事件/6.おわりに |
|
第4章 監査人の独立性に関する倫理規則の意義と限界 |
|
1.はじめに/2.監査人の独立性を巡る論点整理/3.倫理規則の意義と概要/4.倫理規則の限界-自己奉仕的バイアスの問題(Bazerman et al.<2002>)/5.カネボウの粉飾決算の場合/6.おわりに |
|
第5章 監査人の交代と不正事例 |
|
1.はじめに/2.本章の射程と「監査人の交代」/3.近年のEUにおける議論-EU規制No.537/2014を中心として-/4.アメリカにおける議論-監査人の交代に関する報告書の公表を中心として-/5.日本における議論-監査人の交代に関する報告書の公表を中心として-/6.監査人の交代に関する論拠について/7.事例の検討/8.おわりに |
|
第6章 工事契約会計-課徴金処分事例から見た会計不正事例- |
|
1.はじめに/2.過去の課徴金事例の分析/3.工事契約会計における問題点/4.事例検討/5.おわりに |
|
第7章 会計上の見積りの監査と監査人の説明責任 |
|
1.はじめに/2.近年における見積りが絡んだ不正の手口/3.見積りの不確実性と監査の認知バイアス/4.職業的懐疑心に基づく反証的立証活動の必要性/5.公正価値等監査に求められる説明責任/6.おわりに |
|
第8章 循環取引と会計士監査 |
|
1.はじめに/2.循環取引の概要/3.公認会計士の対応/4.ニイウスコー事件の概要/5.粉飾発見の困難性とニイウスコーの内部統制/6.おわりに |
|
第9章 海外子会社の不正と監査 |
|
1.はじめに/2.監査基準におけるグループ監査/3.グループ監査と不正/4.事例分析/5.おわりに |
|
第10章 地方自治体の不適正な経理処理 |
|
1.はじめに/2.地方自治体の監査の実施状況/3.地方自治体の不適正な経理処理/4.大阪市の「預け」の事例/5.不適正な経理処理に見る会計不正の性質/6.地方自治体監査の充実強化の可能性/7.おわりに |
|
第11章 監査論から見た会計不正事例研究の到達点 |
|
1.はじめに/2.各事例研究において見いだされた知見/3.監査論から見た会計不正事例の意義/4.監査論から見た会計不正事例研究の課題/5.おわりに |