書誌種別 |
図書 |
タイトル |
意味と人間知性の民俗認知経済学 |
サブタイトル |
「トランス・サイエンス時代」への教訓を求めて |
シリーズ名 |
青山学院大学経済研究所研究叢書 |
シリーズ番号 |
9 |
タイトルヨミ |
イミ ト ニンゲン チセイ ノ ミンゾク ニンチ ケイザイガク |
サブタイトルヨミ |
トランス サイエンス ジダイ エノ キョウクン オ モトメテ |
シリーズ名ヨミ |
アオヤマ ガクイン ダイガク ケイザイ ケンキュウジョ ケンキュウ ソウショ |
シリーズ番号ヨミ |
9 |
人名 |
中込 正樹/著
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人名ヨミ |
ナカゴメ マサキ |
出版者・発行者 |
知泉書館
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出版者・発行者等ヨミ |
チセン ショカン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2018.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
16,350p |
大きさ |
23cm |
価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-86285-272-4 |
ISBN |
4-86285-272-4 |
注記 |
文献:p321〜340 |
分類記号 |
331
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件名 |
経済学
/
認知科学
/
生業
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内容紹介 |
「科学に依存した社会」を超えて先に進むためには、どうしたらよいのか。歴史民俗的な実例を通して、潜在的な知的可能性が大きなスケールで展開し、集合知となって継承されることを考察する。経済学の可能性を探究した一冊。 |
著者紹介 |
1950年甲府市生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学院経済学研究科博士課程を経て、青山学院大学経済学部教授。経済学博士(東京大学)。著書に「フラクタル社会の経済学」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812209062 |
目次 |
第Ⅰ部 |
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第1章 意味の研究 |
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第1節 本書の経緯/第2節 意味を創り出す行為とその社会的機能 |
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第2章 「科学」に依拠しない知性の民俗認知経済学 |
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第1節 序/第2節 科学至上主義を超えて/第3節 拡大ピア・コミュニティの理念と問題点/第4節 等身大の科学と集合知の可能性/第5節 センスメーキングと意味の多様性の縮減/第6節 物語を語る人間知性/第7節 日本的雑種文化における多様性の促進と縮減/第8節 江戸時代の外来文化の摂取/第9節 まとめ |
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第Ⅱ部 |
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第3章 生業の行動経済学は可能か |
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第1節 序/第2節 行動経済学による従来の生業分析/第3節 民俗学が明らかにしてきた生業の特性/第4節 生業における「生きる」ことと「仕事」の意味/第5節 公的空間の中の生業/第6節 「ともに生きる業」としての生業/第7節 新たな生業分析へ |
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第4章 環境リスクと生業の民俗認知経済学 |
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第1節 序/第2節 危機にさらされてきた厳しい生活の歴史/第3節 環境リスクとともに生きた人びとの民俗/第4節 生業のかたち/第5節 「遊び仕事」/第6節 志向する心と強い覚醒度/第7節 まとめ |
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第5章 農具を発達させた転用の知恵 |
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第1節 序/第2節 備中鍬の発明/第3節 千歯扱きの発明/第4節 土掏臼と木掏臼の改良/第5節 農具から祭祀用具への転用/第6節 明治以降の農具の工夫/第7節 道具とは何か/第8節 なぜ転用の知恵は可能だったか/第9節 まとめ |
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第6章 ともに働く人びとの自己拡大とアフォーダンス知覚の実験 |
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第1節 実験の目的と意義/第2節 実験方法と実験タスク/第3節 実験結果とその含意(1)/第4節 実験結果とその含意(2)/第5節 まとめ |
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第Ⅲ部 |
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第7章 旅と行商がもたらした「身体的知恵」をめぐって |
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第1節 序/第2節 歴史の中の行商人群像/第3節 近江商人の行商と経済活動/第4節 経験を通じた「身体的知恵」の民俗認知経済学/第5節 江戸時代の石門心学の意義と限界/第6節 旅の民俗学的意味/第7節 まとめ |
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第8章 「生きる達人」になる知恵のフォークロア |
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第1節 序/第2節 貝原益軒『楽訓』が示した「生きる達人」への道/第3節 心理的時間論からの再検討/第4節 季節を楽しみ,書を楽しむ心/第5節 食を楽しむ心/第6節 見えてくるもの |
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第9章 歴史民俗学的な視点からの心理的時間論の実験 |
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第1節 序/第2節 実験の目的と意義/第3節 実験方法と実験タスク/第4節 実験結果とその含意(1)/第5節 実験結果とその含意(2)/第6節 まとめ |