書誌種別 |
図書 |
タイトル |
トランスジェンダーと現代社会 |
サブタイトル |
多様化する性とあいまいな自己像をもつ人たちの生活世界 |
タイトルヨミ |
トランスジェンダー ト ゲンダイ シャカイ |
サブタイトルヨミ |
タヨウカ スル セイ ト アイマイ ナ ジコゾウ オ モツ ヒトタチ ノ セイカツ セカイ |
人名 |
石井 由香理/著
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人名ヨミ |
イシイ ユカリ |
出版者・発行者 |
明石書店
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出版者・発行者等ヨミ |
アカシ ショテン |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2018.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
292p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥3500 |
ISBN |
978-4-7503-4656-4 |
ISBN |
4-7503-4656-4 |
注記 |
文献:p282〜292 |
分類記号 |
367.9
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件名 |
性
/
性同一性障害
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内容紹介 |
性の多様性を尊重するとはどういうことなのか。現代の性別越境概念の特徴についての考察を通じて、近代的なジェンダー概念や自己像が、今日どのような変化を迎えているかを社会学的観点から明らかにする。 |
著者紹介 |
神奈川県出身。首都大学東京大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(社会学)。東洋大学社会学科助教。専門はジェンダー、セクシュアリティ、障がい学。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812206658 |
目次 |
序章 性別越境概念とその社会的意味づけ |
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1 現在国内で流通する性別越境概念/2 性別越境についての国際的な動向と歴史/3 日本における性別越境概念の変遷/4 本書の構成 |
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第1章 独自化する自己像とライフストーリー |
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1 二元的ジェンダー観と自己像との間で/2 「性同一性障害」概念とカテゴリー化/3 調査の概要/4 3人の語りから見えてくるもの/5 ずれの中に構築されるアクチュアル・アイデンティティ/6 認識の変化が及ぼす影響 |
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第2章 医療言説における揺らぐジェンダー概念と再帰的自己 |
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1 多様性尊重言説は人々にどのような作用をもたらしたのか/2 新しい性別越境概念の登場と医療化に対する反応/3 「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」の分析/4 ガイドラインの変遷から見えてきたもの |
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第3章 「性同一性障害」カテゴリーと非当事者の関係性 |
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1 当時者の自己像と他者像/2 性同一性障害当事者運動の現況と自己像の変遷/3 分析方法・対象/4 多様化する当事者像と非当事者の関係性/5 当事者が背負おうとするもの |
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第4章 当事者演劇におけるジェンダー・イメージの変遷 |
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1 「抵抗」からクイアへ/2 分析対象と方法/3 TPの性に関する意識はどのように変遷したか/4 自己像と他者像の変遷 |
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第5章 トランスジェンダーの子どもをもつ親の語り |
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1 トランスジェンダーの子と親との関係に見られる特質/2 調査内容及び対象者/3 子の受容と多様性言説/4 親の語りからみえてきたもの |
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第6章 多様性言説と新しい主体 |
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1 「多様性」について考えるために/2 脱真理化する性/3 新たな性の作用と多様性言説/4 多様性言説の議論の水準/5 性的人格からの撤退がもたらすもの |