書誌種別 |
図書 |
タイトル |
経済地理学再考 |
サブタイトル |
経済循環の「空間的組織化」論による統合 |
タイトルヨミ |
ケイザイ チリガク サイコウ |
サブタイトルヨミ |
ケイザイ ジュンカン ノ クウカンテキ ソシキカロン ニ ヨル トウゴウ |
人名 |
加藤 和暢/著
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人名ヨミ |
カトウ カズノブ |
出版者・発行者 |
ミネルヴァ書房
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出版者・発行者等ヨミ |
ミネルヴァ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2018.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
12,378p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-623-08323-7 |
ISBN |
4-623-08323-7 |
注記 |
文献:p349〜371 |
分類記号 |
332.9
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件名 |
経済地理
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内容紹介 |
経済学の観点からの分析と、地理学の知見に依拠した考察を重視する学統に分かれて発展してきた日本の経済地理学。経済循環の「空間的組織化」論という見地から、双方の学統を統一する可能性を模索する。 |
著者紹介 |
1954年生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士後期課程単位取得退学。釧路公立大学経済学部教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812201831 |
目次 |
序章 経済地理学のために |
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1 本書の狙い/2 学説史的な基礎づけの強化/3 方法論の再構成/4 「二視角の統一」に向けて/5 「現状分析」の知としての経済地理学 |
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第Ⅰ部 経済地理学の根本問題 |
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第1章 地域構造論の新展開 |
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1 “地理的現実”の大転換/2 「経済の地域的循環」への着目/3 “産業論的パースペクティブ”の意義と問題点/4 経済循環の「空間的分岐」視点への転回/5 新展開の方向性 |
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第2章 経済地理学の「理論」についての考察 |
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1 アポリアとしての「理論」の位置づけ/2 「国民経済的視角」と「地域的視角」の統一という収斂方向/3 経済学と地理学の「学際領域の学問」ということの含意/4 理論と実証を結ぶもの/5 経済地理学「復権」の条件 |
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第3章 「未完のプロジェクト」としての地域構造論 |
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1 「地域」認識の革新を完遂するために/2 「経済循環」視点の徹底化が意味するもの/3 「二重運動」視点に基づく地域像の再検討/4 「空間的組織化」視点からみた市場社会における「地域」の生成/5 新しい“地理的現実”解明の鍵 |
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第4章 サービス経済化の地理学 |
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1 “地理的現実”を変容させる二つの動力/2 サービス経済化をめぐる論議が迷走する理由/3 なぜ「貯蔵も輸送もできない」点を重視するか/4 経済循環の空間的組織化という視点/5 グローバル経済化への「対抗力」としての役割 |
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第5章 「生産の地理学」を超えて |
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1 「知識産業」に牽引されたサービス経済化/2 「認識論的障害」としての主導産業=「知識産業」説/3 “情報化社会”と“サービス社会”の「二重基調」/4 サービス経済化の地理的インパクト/5 求められる経済循環の地理学への方向転換 |
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第Ⅱ部 国土政策論の再構築 |
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第6章 「マクロ空間政策」としての国土政策 |
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1 「プラザ合意」の意義/2 現代資本主義の空間的フレームワーク/3 「マクロ空間政策」の成立と展開/4 変容する“マクロ空間”/5 空間論的アプローチの重要性 |
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第7章 政策現象としての地域開発 |
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1 政策論研究の社会科学化に向けて/2 地域開発をめぐる研究の二方向/3 「実践的要求」から出発する研究スタイルの難点/4 「実践的要求の基礎に向けて分析を進める」研究スタイルへの転換/5 社会科学としての焦点は「政策形成」過程の解明にある |
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第8章 「国土政策」研究における経済地理学の役割 |
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1 「理論・歴史・政策」説への疑念/2 政策論研究の現状/3 「展望的」政策研究が看過したもの/4 経済地理学からの逆照射/5 問題群への注目による「地域構造」把握の立体化 |
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第9章 戦後日本における国土政策展開の初期条件 |
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1 「理念」と「現実」という問題設定の難点/2 川島哲郎の「徹底した産業政策」説/3 敗戦後の日本経済/4 復興軌道をめぐる議論の経緯/5 「負の遺産」によって規定された国土政策の展開方向 |
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第10章 戦後高度成長期の立地政策 |
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1 歴史的勃興期の主役「太平洋ベルト」/2 戦後立地政策の「揺籃期」/3 「太平洋ベルト」構想の登場/4 全総計画ついに始動す/5 立地政策の有効性を裏づけた「キャッチアップ型」成長 |
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終章 経済地理学の基礎にあるもの |
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1 関係論的視座への収束/2 ブラーシュ地理学の“ミッシング・リンク”/3 なぜ経済学と地理学で世界の「見え方」が違うのか?/4 資本主義社会という対象の特殊性/5 経済地理学の基礎にあるもの/6 新しい“地理的現実”の解明に向けて |
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附論 初期論稿二篇 |
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初期論稿1 経済地理学の方法に問する覚書/初期論稿2 「地域構造」分析・序説 |