書誌種別 |
図書 |
タイトル |
現代ドイツにおける学校制度改革と学力問題 |
サブタイトル |
進む学校の終日化と問い直される役割分担のあり方 |
タイトルヨミ |
ゲンダイ ドイツ ニ オケル ガッコウ セイド カイカク ト ガクリョク モンダイ |
サブタイトルヨミ |
ススム ガッコウ ノ シュウジツカ ト トイナオサレル ヤクワリ ブンタン ノ アリカタ |
人名 |
布川 あゆみ/著
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人名ヨミ |
フカワ アユミ |
出版者・発行者 |
晃洋書房
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出版者・発行者等ヨミ |
コウヨウ ショボウ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2018.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
10,364p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥7200 |
ISBN |
978-4-7710-2965-1 |
ISBN |
4-7710-2965-1 |
注記 |
書き込みあり(p6,106,128,190,204,264,266,273,329,336) |
注記 |
文献:p343〜356 |
分類記号 |
372.34
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件名 |
ドイツ-教育
/
教育制度
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内容紹介 |
「学力向上」が叫ばれたにもかかわらず、ゆとりをつくりだすという学校制度改革に、なぜドイツは取り組むことになったのか。フィールド調査にもとづき、戦後史・社会変動・教育を構成する枠組みの観点から実証的に検討する。 |
著者紹介 |
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。東京外国語大学世界言語社会教育センター特任助教。専門は比較教育学、教育社会学。 |
言語区分 |
zzz |
タイトルコード |
1009812192122 |
目次 |
序章 本書の課題と分析枠組み |
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第一節 ドイツにおいて大規模な教育改革が実施された背景/第二節 半日学校と終日学校の対比的関係性-歴史的展開に応じて/第三節 2000年代初頭における終日学校をめぐる議論と政策の特徴/第四節 課題の設定/第五節 本書の構成 |
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第Ⅰ部 教育と社会の変容 |
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第一章 学校と家庭との関係を変化させている社会的要因 |
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第一節 女性の就業と子どもを産み育てることに対する旧東西ドイツの議論・政策の違い/第二節 進む少子化とその対策としての就学前施設の量的拡大/第三節 強化される就学前教育段階と初等教育段階との接続/第四節 労働環境の変化と貧困問題/小括 |
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第二章 州間の多様性と格差問題 |
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第一節 州間格差の問題とその背景/第二節 各州における教育制度改革の傾向と課題/第三節 バイエルン,ベルリン,ブレーメンにみる社会経済的特徴/第四節 バイエルン,ベルリン,ブレーメンにおける教育上の特徴/小括 |
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第三章 ブレーメンにおける終日学校政策とその展開 |
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第一節 ブレーメンにおける政治的基盤とその特色/第二節 ブレーメンの教育行政の特徴-歴代教育・科学大臣に着目して/第三節 歴代教育・科学大臣が語る自身の在任時の対応と「PISAショック」/第四節 「全員参加義務づけ型」の終日学校に関心がもたれた過程/第五節 終日学校に「特定の」意味やイメージをもたせない/第六節 学校の枠組みそのものを変える-ヘンペ・ヴァンカール氏/小括 |
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第Ⅱ部 学校の守備範囲を広げる終日学校 |
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第四章 家庭の役割を縮小させる学校-ブルンネン校の場合 |
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第一節 ブルンネン校の概要と位置づけ/第二節 半日学校と終日学校の比較にみる時間割の性格の変化/第三節 明確な分業体制にもとづく「協働」/第四節 「生活」をめぐる学校と家庭の相互のやりとり/第五節 位置づけ直される学校の役割-今後の課題に着目して/小括 |
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第五章 教育以外の社会問題も引きとる学校-ハイドン校の場合 |
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第一節 ハイドン校の概要と位置づけ/第二節 経験される変化/第三節 家庭に向けられるまなざし/小括 |
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第六章 再定義される「学校」 |
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第一節 ブルンネン校とハイドン校における学校概要の比較/第二節 ブルンネン校とハイドン校における実践の意味合い/第三節 ブルンネン校とハイドン校の政策の引き取り方からみえること/小括 |
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終章 多様な背景をもつ家庭へのまなざしと役割分担のあり方を問う |
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第一節 今日における学校・家庭・学校外の関係性/第二節 本書の課題と今後の展望 |