| 書誌種別 |
図書 |
| タイトル |
小説とは何か? |
| サブタイトル |
芥川龍之介を読む |
| シリーズ名 |
ひつじ研究叢書 |
| シリーズ番号 |
文学編10 |
| タイトルヨミ |
ショウセツ トワ ナニカ |
| サブタイトルヨミ |
アクタガワ リュウノスケ オ ヨム |
| シリーズ名ヨミ |
ヒツジ ケンキュウ ソウショ |
| シリーズ番号ヨミ |
ブンガクヘン-10 |
| 人名 |
小谷 瑛輔／著
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| 人名ヨミ |
コタニ エイスケ |
| 出版者・発行者 |
ひつじ書房
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| 出版者・発行者等ヨミ |
ヒツジ ショボウ |
| 出版地・発行地 |
東京 |
| 出版・発行年月 |
2017.12 |
| ページ数または枚数・巻数 |
9,387p |
| 大きさ |
22cm |
| 価格 |
￥５６００ |
| ISBN |
978-4-89476-889-5 |
| ISBN |
4-89476-889-5 |
| 分類記号 |
910.268
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| 件名 |
芥川 竜之介
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| 件名 |
アクタガワ リュウノスケ
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| 内容紹介 |
「羅生門」をはじめとする芥川龍之介の代表作や、従来凡作と見なされてきた作品、「切支丹もの」などの作品群を取り上げ、その解釈や論点を更新。芥川作品が明るみに出そうとする、小説の成立条件にまつわる問題を考察する。 |
| 著者紹介 |
1982年兵庫県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。日本近代文学専攻。博士(文学)。富山大学准教授。 |
| 言語区分 |
JPN |
| タイトルコード |
1009812184436 |
| 目次 |
はじめに |
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一 小説とは何か／二 芥川を読むこと／三 文学理論と芥川の作品／四 語ることの暴力性と「弱い内面」／五 理智は敗北したのか／六 「百年の後」の芥川 |
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第一章 不可能としての主題-「羅生門」「鼻」「酒虫」 |
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一 芥川初期小説における語りと主題／二 「羅生門」における反語的修辞としての完結性／三 「鼻」の二転する語り／四 「酒虫」と寓話の不可能性／五 初期芥川的主題における逆説 |
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第二章 作為を隠すという作為-「手巾」 |
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一 「手巾」と演劇論／二 小宮豊隆とバーナード・ショー／三 バーナード・ショーと問題文芸論／四 型と臭味／五 長谷川先生の憂鬱 |
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第三章 「小説」の条件と「人間」性-「芋粥」「或日の大石内蔵之助」 |
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一 「人間」を描くということ／二 「芋粥」／三 「或日の大石内蔵之助」／四 「小説」の不可能性 |
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第四章 「新技巧派」は「迷惑な貼札」か-「羅生門の後に」「饒舌」 |
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一 芥川龍之介とは何者か／二 漱石と自然主義の「技巧」／三 「新技巧派」への接近/棄却／四 「饒舌」の二重性／五 大正七年以降の「新技巧派」 |
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第五章 「新技巧派」の面目-「南瓜」 |
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一 反真実性としての虚構性／二 虚構性の表徴／三 新技巧派の「真面目」／四 「西郷隆盛」、「黄粱夢」 |
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第六章 告白の演技性と“探偵小説”-「開化の殺人」 |
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一 探偵と「下等」な知性／二 北畠の演劇性／三 成立の過程と完成原稿／四 三つの「六月十二日」／五 語りの枠組みとキリスト教／六 一人称告白体と演劇性／七 「彼岸過迄」と「ゲダンケ」 |
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第七章 成功する虚構のパラドックス-「龍」「蜜柑」 |
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一 「龍」の自己言及性／二 現実化する虚構のアポリア／三 「蜜柑」の虚構性／四 自己表現を超えて |
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第八章 近代日本の知と回帰する狂気-「疑惑」 |
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一 三つの時間と作品の謎／二 明治四十年代の実践倫理学者と「狂人」／三 回帰する「狂人」の時間／四 欠けた指／五 伝染する「疑惑」の力学／六 「理智」と「狂気」 |
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第九章 「ボードレールの一行」の源流-「黒衣聖母」 |
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一 多文化・多宗教の混淆／二 ウェルギリウス「アエネイアス」とダンテ「神曲」／三 ボードレール、ヴェルハーレン、上田敏、日夏耿之介／四 南蛮趣味とボードレール／五 「善悪一如」と「ボオドレエルの一行」 |
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第十章 奇蹟と不可能-「きりしとほろ上人伝」「じゆりあの・吉助」 「尾生の信」「往生絵巻」「仙人」 |
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一 芥川作品の一面性をめぐって／二 「神聖な愚人」の系譜／三 「尾生の信」／四 「往生絵巻」、「仙人」／五 奇蹟と不可能 |
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第十一章 切実か、不真面目か-「神聖な愚人」とメタフィクション |
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一 切実か、不真面目か／二 芥川のメタフィクション作品／三 「葱」の「サンテイマンタリズム」／四 現実-虚構の階層構造の転倒／五 虚構の創造者としての「神聖な愚人」／六 「神聖な愚人」とメタフィクション |
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第十二章 可能性に賭けられた伝達-「<題未定>」と坂口安吾「文学のふるさと」 |
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一 「文学のふるさと」が言及しているのは「<題未定>」の内容なのか／二 安吾の見た芥川の自筆原稿／三 「<題未定>」本文改変の形跡／四 遺稿編集の事情／五 最期の苦悩／六 可能性に賭けられた伝達 |
