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資料の状態
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No. |
資料番号 |
資料種別 |
請求記号 |
配架場所 |
状態 |
貸出
|
1 |
0014189088 | 図書一般 | 312.1/シマ17/ | 2F社会 | 貸出可 |
○ |
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書誌詳細
この資料の書誌詳細情報です。
書誌種別 |
図書 |
タイトル |
シルバー民主主義の政治経済学 |
サブタイトル |
世代間対立克服への戦略 |
タイトルヨミ |
シルバー ミンシュ シュギ ノ セイジ ケイザイガク |
サブタイトルヨミ |
セダイカン タイリツ コクフク エノ センリャク |
人名 |
島澤 諭/著
|
人名ヨミ |
シマサワ マナブ |
出版者・発行者 |
日本経済新聞出版社
|
出版者・発行者等ヨミ |
ニホン ケイザイ シンブン シュッパンシャ |
出版地・発行地 |
東京 |
出版・発行年月 |
2017.11 |
ページ数または枚数・巻数 |
279p |
大きさ |
20cm |
価格 |
¥2400 |
ISBN |
978-4-532-35754-2 |
ISBN |
4-532-35754-2 |
注記 |
文献:p274〜279 |
分類記号 |
312.1
|
件名 |
日本-政治・行政
/
財政-日本
/
社会保障
/
所得分配
/
世代
|
内容紹介 |
日本は、孫の世代を食い物にする莫大な債務先送りで生きのびている。シルバー民主主義の実像について、ファクトとデータ、ロジックによって分析し、民意の高齢化の是正、エイジフリー社会の実現などの解決策を提言する。 |
著者紹介 |
公益財団法人中部圏社会経済研究所経済分析・応用チームリーダー。法政大学兼任講師。財務省財務総合政策研究所客員研究員。著書に「世代会計入門」など。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812168906 |
目次 |
序章 シルバー民主主義の虚と実 |
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自ら行動はしない国民/国民が求めた改革の必然的な帰結/シルバー優遇は昔から存在した/人生前半の社会保障・福祉サービスの政府による提供が進まない日本/グローバル化は既存の社会保障制度を再編する好機/高齢者を扶養する余裕がなくなった経済・社会情勢/日本は本当にシルバー民主主義なのか?/シルバー民主主義とシルバーファースト現象は厳密に区別しなければならない/忖度は悪か?/現在の日本ではシルバー民主主義は生じていない/財政赤字を止めても世代間格差はなくならない/今、必要な処方箋とは/本書の目的/本書の構成 |
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第1章 罠に陥ったのは日本だけか |
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本章の狙い/シルバー民主主義とは何か/シルバー民主主義とシルバーファースト現象/シルバー民主主義の罠/シルバー優遇とは何か/厚生年金の歴史/第一世代が得をする/シルバー優遇政治をもたらす五つの要因/原因1-高齢者の直接的行動/原因2-若者の怠慢/原因3-政治の忖度/原因4-政治の怠慢・官僚の怠慢/原因5-バラマキ/圧力団体から世代へ/イデオロギーが争点の時代の終焉/無党派層の時代/中位投票者の定理とは何か/中位投票者の定理の8つの仮定/仮定の意味を考える/中位投票者の定理/各党の選挙戦略/収束する政策が人気投票を招く/高齢化を続ける日本の中位年齢/年齢構成の歪みと中位投票者モデル/先進国でも進む高齢化/高齢者の投票率が高いのは先進国共通/先進国でも進む投票者の高齢化/先進国もシルバー優遇政治の罠にはまっている/シルバー優遇政治がデフレを生む |
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第2章 本当にそうなのか? |
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本章の狙い/民意とは何か/民意は対立する/作られた民意としての輿論/選挙で民意を決める/時代に応じて社会保障制度は変化している/シルバー優遇を問題とすべきは90年代後半以降/データで見るシルバー優遇/高齢者一人当たり高齢者関係給付費は足元では減少している/高齢者関係給付費対児童・家族関係給付費は低下/国際的には日本の社会保障給付額は低水準/シルバー優遇政治の存在は否定されるか/高齢者関連給付の減少傾向は必ずしもシルバー優遇を否定しない/投票率と高齢化率の関係/高齢化の進行は投票率を上昇させる/シルバー優遇政治を検証する/都道府県レベルではシルバー優遇政治が存在/全国レベルでも存在/シルバー民主主義の存在は否定される/シルバー優遇政治は存在するが、シルバー民主主義は存在しない。シルバーファースト現象が存在する/世代会計の必要性 |
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第3章 対立は真実なのか? |
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本章の狙い/高齢者に有利な財政赤字ファイナンス/一時点で見た世代間格差の実態/将来世代の財布に手を出す現在世代/著しい収支バランス不均衡は憲法違反!-異時点間の世代間格差/世代会計-目に見えない債務をとらえる/世代別の政策コスト負担額を見える化/生涯で見た世代間格差-三つの真実/世代間格差の源泉-アンバランスな世代別受益負担構造/バブルまでは「負担先送り型財政モデル」が合理的だった/高まる家計の不安/若者世代と高齢世代の暗黙の結託/世代間格差はアベノミクスだけでは解消できない/(1)インフレケース/(2)経済成長ケース/インフレ・経済成長幻想で痛みから目をそらすな/社会保障制度の自己破壊性/インフレと経済成長頼みの財政再建/インフレで財政再建?/無利子永久国債の三つの問題点/(1)ハイパー・インフレシナリオ/(2)財政破綻シナリオ/経済政策の失敗は「負担先送り型財政モデル」を破綻させる/多数決による政策の決定(ケース1)/多数決では所得税増税が選択される理由/多数決ルールの変更(ケース2)/財政破綻により吹き荒れる世代間戦争の嵐 |
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第4章 改革を阻む俗説を斬る |
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本章の狙い/成長幻想を振りまくアベノミクス/内閣府による楽観的な経済財政見通し/楽観的な経済財政見通しでも達成できない基礎的財政収支黒字化目標/独立財政機関を設置し、政治圧力から解放すべき/将来の予測可能性/径路依存性/予測からシナリオ分析へ/誤った分析結果に基づく政策判断/三つの俗説を切る/政府支出と民間消費とは代替的/長期的な乗数効果を考える/長期的にも三つの俗説は否定される/専門家が誤った方向に世論を導く/金利上昇のシグナルが財政規律を守らせる/金利ボーナスが財政規律を破る/財政規律を喪失させる黒田日銀/高齢世代の利己心に働きかける/改革に賛成するための条件/逃げ切り期待の高まり/高まる現状維持圧力/民主主義の生物学的限界といっそう困難になる財政・社会保障制度改革/国債累増の主因は公共事業から社会保障へ/若者と高齢者の暗黙の結託/鉄のトライアングルが抜本的な改革を阻んでいる/先送りには理由がある/先送りのコストはどの世代がどれだけ負担するのか? |
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第5章 民意の高齢化は続くのか? |
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本章の目的/人口ピラミッドがひっくり返った/他の先進国と比べても驚異的な高齢化の進展速度/人口オーナス期の到来/投票に行かない若者、投票に行く高齢者/一貫して高齢化を続ける民意/民意の高齢化は有権者の高齢化がもたらした/地方ほど強い高齢者の政治的影響力が一票の格差により拡大されている/影響力は2050年を境に反転するものの依然高水準/年齢・時代・世代の投票率への影響/世代とは何か?/世代効果は若い世代ほど投票率を低下させる/若者の投票率を上げるためには |
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第6章 何が生み出したのか? |
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本章の狙い/官僚主導の政策決定の起源とほころび/族議員の跋扈/政治改革・行政改革の必要性/中選挙区制の問題/中選挙区制から小選挙区比例代表並立制へ/多数派の民意を拡大する小選挙区制/多様な民意を映し出す鏡としての比例代表制/哲学が異なる二つの選挙制度/小選挙区制の影響力が大きい/キャッチアップと調整型リーダーシップ/牽引型リーダーシップ確立の必要性/同等者の中の第一人者に過ぎなかった内閣総理大臣/行政改革による総理のリーダーシップの確立/小泉総理による民意の活用/郵政選挙を契機に自民党は総裁への権力集中と民意依存の流れが本格化した/マスメディアの活用/民意による官僚支配の完成/民意が官僚を支配するのには正当な理由がある/国士型政治家の消滅/イデオロギー対立が有権者を政党に結び付ける/冷戦終焉以降、新たなイデオロギーの対立軸が生まれた欧米先進国/脱政治的イデオロギー後、新たなイデオロギーの対立軸が生まれなかった日本政治/イデオロギー対立不在が民意依存を生む/民意を忖度する政治の誕生/無党派層は第二党支持に匹敵/選挙結果を左右する無党派層/勘違いが無党派層の投票を支える/無党派層の民意は若い/パズルを解くカギはやはり民意/双方を忖度した結果生まれたこども保険 |
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第7章 脱却できるのか? |
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本章の狙い/現在日本の大前提/現在世代内の結託を支える共有資源としての将来世代/持続可能な政府財政とは/物価水準の財政理論の持続可能性/世代間ディレンマ/リカード=バローの等価定理/世代間ディレンマが発生している日本-財政法を堅持し、将来世代の悲劇を回避せよ/財政健全化は世代間戦争を勃発させる/世代間戦争を未然に阻止するには/女性参政権実現に見る利他心の重要性/高齢者は利他心に富んでいる/民意の高齢化を反転させる投票制度改革/ドゥメイン投票制度/世代別選挙区制度/平均余命投票制度/積極的な一票の格差の追求が必須/国民代表vs委任代表/民意を以って民意を制する/参議院の存在価値/誰を代表し、どうやって選ぶのか/日本国憲法と若者・将来世代/生存権・法の下の平等と若者・将来世代/非民主主義が民意を止める/確率的投票者モデルとは何か/確率的投票者モデルでは有権者規模や中位年齢は無関係/確率的投票者モデルの確からしさをデータで検証する/若者の結束によってシルバー優遇政治は乗り越えられる/高齢者年齢の変更とエイジフリー社会の実現/エイジフリー社会を実現するイバラの道/世代間戦争はエイジフリー社会を生む/民意の尊重と民意の遮断の調和こそ必要/シルバー優遇政治を超克するには |
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内容細目
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