書誌種別 |
図書 |
タイトル |
新しい学校事故・事件学 |
タイトルヨミ |
アタラシイ ガッコウ ジコ ジケンガク |
人名 |
住友 剛/著
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人名ヨミ |
スミトモ ツヨシ |
出版者・発行者 |
子どもの風出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
コドモ ノ カゼ シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
狭山 |
出版・発行年月 |
2017.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
218p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥2000 |
ISBN |
978-4-909013-00-2 |
ISBN |
4-909013-00-2 |
分類記号 |
374.92
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件名 |
学校事故
/
学校安全
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内容紹介 |
兵庫県川西市の「子どもの人権オンブズパーソン」調査相談専門員および文部科学省「学校事故対応に関する調査研究」有識者会議委員を務めた著者が、学校における重大事故・事件の事後対応と再発防止の在り方を考える。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812102635 |
目次 |
序章 なぜいま「新しい学校事故・事件学」なのか |
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第1章 「現場」と「実務」へのこだわりを抱き続けて |
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はじめに/1 川西オンブズに至るまでの私/2 川西オンブズに勤務して、はじめて学校事故の調査・検証作業に取り組む/3 学校事故・事件の被害者家族・遺族にかかわりはじめて/おわりに |
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第2章 学校での重大事故・事件の被害者家族・遺族が直面する諸課題 |
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はじめに/1 文部科学省の有識者会議が行った調査結果からわかること/2 文部科学省の有識者会議で遺族・家族側から出された意見/3 実際の遺族の手記などからわかること/おわりに |
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第3章 「子ども」を核にした重大事故・事件後の学校コミュニティの再生 |
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1 学校の「危機管理」論をどう見るか?/2 「起きた悲しい出来事と向き合い、学校を再出発させたい」人々/3 他方で「事態の沈静化」や「日常性の回復」を優先的に考える人々もいる/4 法的観点からの学校の「危機管理」論のはらむ諸問題/5 「子ども」を核にした重大事故・事件後の学校コミュニティの再生に向けて |
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第4章 文部科学省「学校事故対応に関する指針」をどのように活かすか? |
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1 「学校事故対応に関する指針」ができあがってきた経過について/2 「学校事故対応に関する指針」を読む上で大事なポイントについて/3 「未然防止」に関する事項について/4 「初期対応」の取り組みについて/5 「調査・検証作業及び再発防止策の実施」について/6 「遺族・家族や被害にあった子どもへの対応」について/おわりに |
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第5章 重大事故・事件発生時の調査・検証のあり方について |
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1 「指針」に対する現時点での教育学系雑誌での議論をふまえて/2 「指針」にもとづく初動対応・基本調査について/3 「指針」にもとづく調査委員会の対応と再発防止策の実施について/おわりに |
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第6章 被害者家族・遺族の権利保障と周囲の人々との関係調整 |
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1 事後対応における遺族・家族の権利保障をめぐって/2 「指針」における遺族・家族支援の概要/3 初期対応時から基本調査・詳細調査、再発防止策実施の各段階での支援について/4 コーディネーターと関係調整のあり方をめぐって/5 遺族・家族の意見・要望などに「応答する」ことの重要性/おわりに |
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第7章 実際に学校現場で重大事故の未然防止に取り組むには? |
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1 あらためて「指針」における未然防止の取り組みを確認しておくと/2 教職員研修、安全教育、安全点検の充実をめぐって/3 「指針」そのものをどのように周知していくのか?/おわりに |
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終章 これからの学校事故・事件研究の深化のために |
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1 これからの遺族・家族と学校・教育行政の関係調整のあり方について/2 「指針」の検討作業から見えてくる学校事故・事件の今後の課題/3 「担い手」の問題に私たちはどのように向き合うのか?/4 調査・検証の「実務」が学校事故・事件の学際的な研究を求めているのでは?/5 「人文学的な視点」から見えてくる学校事故・事件研究の課題もあるのでは?/6 遺族・家族からの問題提起と各領域の専門家はどのように向き合うのか? |