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書誌情報サマリ

タイトル

新カナダ英語文学案内

人名 藤本 陽子/著
人名ヨミ フジモト ヨウコ
出版者・発行者 彩流社
出版年月 2017.3


書誌詳細

この資料の書誌詳細情報です。

書誌種別 図書
タイトル 新カナダ英語文学案内
並列タイトル NEW CANADIAN LITERATURE IN ENGLISH:AN INTRODUCTION
タイトルヨミ シン カナダ エイゴ ブンガク アンナイ
人名 藤本 陽子/著   堤 稔子/編   中山 多恵子/編   馬場 広信/編
人名ヨミ フジモト ヨウコ ツツミ トシコ ナカヤマ タエコ ババ ヒロノブ
出版者・発行者 彩流社
出版者・発行者等ヨミ サイリュウシャ
出版地・発行地 東京
出版・発行年月 2017.3
ページ数または枚数・巻数 318,24p
大きさ 21cm
価格 ¥2800
ISBN 978-4-7791-2271-2
ISBN 4-7791-2271-2
分類記号 930.299
件名 カナダ文学
内容紹介 著者が20年余りにわたり学術書等に発表したカナダ英語文学論の集成。オンダーチェを中心とするカナダの“マイノリティ”や先住民作家の論考、マンロー、シールズ、アトウッドらの作品に関する多角的なエッセイを収録する。
著者紹介 1958〜2011年。早稲田大学文学研究科博士課程満期退学。同大学文学研究科教授。ロンドン大学客員研究員。日本語と英語の両方で精力的に研究、執筆活動を行い、国際学会でも多数発表。
言語区分 JPN
タイトルコード 1009812102260



目次


内容細目

序文に代えて-マイノリティ文学からポストコロニアル文学へ   17-19
英系カナダの文学   22-30
PC<ポリティカル・コレクトネス>に関する覚書   カナダ文学の周辺から   31-50
移民=マイノリティから普遍へ   51-52
二つの言語を持つ国の文学に光   53-54
キャロル・シールズ『ストーン・ダイアリーズ』<『ストーン・ダイアリー』>   55
シリーズ『ある国民の歴史』、『「マクリーンズ」版カナダの世紀』<歴史書>   56
ティモシー・フィンドリー『戦争』、マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』   57
ティモシー・フィンドリーの『ヘッドハンター』とジョゼフ・コンラッドの『闇の奥』   共感か対抗ディスコースか   58-59
スティーヴン・ヘニガン『言葉が世界をこばむ時』<評論集>   59-60
キャロル・シールズ『アンレス』   60-61
ウィル&イアン・ファーガスン『カナダ人になる方法』<ノン・フィクション>、ダグラス・クープランド『カナダの記念品』<ノン・フィクション>   62
ヤン・マーテル『パイの物語』   63
キャサリン・ゴヴィエ『クリエイション』   64
マーガレット・アトウッド『オリクスとクレイク』   65
マイケル・アダムズ『炎と氷』<エッセイ>   66
エッセイ集成『パセジズ』<序文・編集/マイケル・イグナティエフ>   67
ジョン・マレル『パレードを待ちながら』   68
カナダの歴史書三種   69
アリステア・マクラウド『彼方なる歌に耳を澄ませよ』   70
推理小説作家ハワード・エンゲルとジャイルズ・ブラント   71
「ワン・ブック・ワン・シティ」の試み   72
マーガレット・アトウッド『モラル・ディスオーダー』   73
二〇〇七年、グローブ・アンド・メール紙の世論調査に見る国民意識の変化   74
アリス・マンロー『林檎の木の下で』   75
『ペンギン・ブック・オヴ・カネイディアン・ショート・ストーリーズ』論争   76
ウィリアム・ギブスン『スプーク・カントリー』   77
マーガレット・アトウッド『洪水の年』   78
ヤン・マーテル『スティーヴン・ハーパーは何を読んでいるか』<書簡集>   79
マリー・クレメンツ『燃えあがるヴィジョン』   80
デイヴィド<デヴィッド>・スズキ『レガシー』<『いのちの中にある地球』講義録>   81
ジェイムズ・ヒューストン『白い夜明け』『フローズン・ファイア』   82
多文化と多文化主義のはざま   カナダ文学再考   83-103
過去へ、現在へ   新世紀のカナダと文学の力   104-130
書評『ビリー・ザ・キッド全仕事』   怖くて愉快なグロテスク   132-134
オンダーチェの『ビリー・ザ・キッド作品集』   旅する伝説から時代の表舞台へ   135-154
『家族を駆け抜けて』訳者あとがき   155-159
「父」なる故郷   Running in the Family<『家族を駆け抜けて』>にみる自伝性の破綻   160-172
書評『イギリス人の患者』<『イングリッシュ・ペイシェント』>   173-174
The English Patient<『イギリス人の患者』>を「読む」   175-197
書評『アニルの亡霊』   198-199
オンダーチェの遠近法   Anil's Ghost<『アニルの亡霊』>を契機として   200-206
書評『ディヴィサデロ』<『ディヴィザデロ通り』>   207-208
ローレンス・ヒル『ザ・ブック・オヴ・ニグロズ』   210
E・ポーリーン・ジョンスン「私の櫂がかなでる歌」、マーガレット・アトウッド『ポーリーン』   211
ハーパー連邦首相の先住民寄宿学校問題公式謝罪   212
ビアトリス・カルトン・モジニェー『エイプリル・レイントゥリーを探して』、浅井晃『カナダ先住民の世界』   213-214
ある起源の物語   トマス・キングの「インディアン」とコロンブス神話   214-231
寄宿学校制度の爪痕   カナダの先住民作家と英語の関係   232-247
カレン・レヴァイン<レビン>『ハンナのスーツケース』<『ハンナのかばん』>   248
美しき敗者たち   レナード・コーエンの華麗な孤独   249-269
フランセス・ヘンリーほか『レイシャル・プロファイリング』<研究書>   270
書評ロイ・キヨオカ『カナダに渡った侍の娘』   271
ある日系芸術家の試み   272-273
ジョイ・コガワ『おばさん』<『失われた祖国』>、『雨は昇る』   273
ケリ・サカモト『エレクトリカル・フィールド』<『窓からの眺め』>   274
マリコ・タマキ、ジュリアン・タマキ『スキム』<グラフィック・ノヴェル>   275
ジョージ・エリオット・クラーク編『北の星を見つめて』   276
ケネス・ラドゥ『肉と血』   277
M・オンダーチェ『バディ・ボールデンを覚えているか』、S・セルヴァデュレイ『ファニー・ボーイ』『シナモン・ガーデンズ』   278
二人の南アジア系作家を迎えて   279-281
シャイアム・セルヴァデュレイ編『ストーリー・ワラ!』、アニタ・ラウ・バダミ『ヒーローズ・ウォーク』   281-282
アニタ・ラウ・バダミのインド、あるいはカナダ   283-286
アンドレ・アレクシス『子どもの頃』   287
ディオンヌ・ブランド『目録』   288
シャニ・ムートゥーの小説における不在としてのカナダ   289-290
ヴィンセント・ラム『瀉血と奇跡的治癒』   290-291
ハイフンからの眺め   フレッド・ワーとカナダ文学の文脈   292-300
講演「ホーム・アンド・アウェイ移民作家の故郷とは」   301-318
付録 英語論文The Structure of Joy Kogawa's Obasan   11-24

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