書誌種別 |
図書 |
タイトル |
子どものワークショップと体験理解 |
サブタイトル |
感性的な視点からの実践研究のアプローチ |
タイトルヨミ |
コドモ ノ ワークショップ ト タイケン リカイ |
サブタイトルヨミ |
カンセイテキ ナ シテン カラ ノ ジッセン ケンキュウ ノ アプローチ |
人名 |
笠原 広一/著
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人名ヨミ |
カサハラ コウイチ |
出版者・発行者 |
九州大学出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
キュウシュウ ダイガク シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
福岡 |
出版・発行年月 |
2017.3 |
ページ数または枚数・巻数 |
4,237p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥2800 |
ISBN |
978-4-7985-0198-7 |
ISBN |
4-7985-0198-7 |
注記 |
文献:p215〜227 |
分類記号 |
379.3
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件名 |
青少年教育
/
ワークショップ
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内容紹介 |
ファシリテーターやボランティア、学生等、子どものワークショップ実践者に向け、関与観察とエピソード記述の方法で実感に根ざした感性的な視点から体験を捉え、その意味や価値を考察する研究方法を紹介。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812102055 |
目次 |
第1章 子どものワークショップ実践と研究のこれまで |
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1.子どものワークショップ実践の状況/2.ワークショップ研究における違和感と問題点/3.ワークショップを語る言葉の変化の背後にある問題/4.本研究の問題設定/5.ワークショップの実践領域の拡大と研究目的の多様化/6.求められる報告や研究の外側にある体験理解の領域/7.ワークショップを理解することの難しさ |
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第2章 表現活動を媒介とする子どものワークショップ研究の検討 |
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1.研究論文の推移/2.研究論文のジャンル別件数/3.子どもの表現活動に関連するワークショップ研究の検討/4.ワークショップとしか言えない今日的なワークショップ/5.研究目的と研究方法の検討/6.ワークショップ研究の今日的状況に潜む問題点/7.ワークショップ研究の今日的状況の先にある問題点/8.本研究の目的/9.本研究で使用する用語の確認 |
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第3章 感性的な体験理解のアプローチ |
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1.はじめに/2.感性と理性の統合という芸術教育の命題/3.1980年代以降の感性主義の時代/4.感性研究の視座/5.感性的コミュニケーションとは/6.かかわり合う主体の両義性/7.関与観察と間主観性/8.感性的コミュニケーションによる情動体験の把握 |
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第4章 Vitality affectの検討 |
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1.情動の力動的な「感じ」/2.形としてのvitality affect/3.体験の実感に形を与える/4.出来事ベースと体験・情動ベースの違いによる相互交流の検討/5.Vitality affectと芸術表現の理解 |
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第5章 関与観察とエピソード記述 |
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1.臨床研究における客観科学の相対化/2.臨床的実践研究における接面の重視/3.エピソード記述のアクチュアリティと明証性/4.パラダイムと生活世界への問題意識/5.関与観察とエピソード記述 |
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第6章 動きの中にあるワークショップを捉える視点 |
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1.フィールドへの向き合い方/2.トランザクショナルなワークショップの体験過程/3.二者関係での理性的・感性的コミュニケーションと接面の構造/4.事例研究にむけて |
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第7章 事例研究(1)絵画表現ワークショップ |
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1.絵画表現ワークショップについて/2.事例研究の概要/3.エピソード記述による考察/4.エピソード記述の総合考察/5.コーディングによる分析/6.総合考察/7.まとめ |
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第8章 事例研究(2)映像表現ワークショップ |
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1.映像表現ワークショップについて/2.映像表現ワークショップの理論的背景/3.事例研究の概要/4.エピソード記述による考察/5.エピソード記述の考察のまとめ/6.コーディングによる分析/7.まとめ |
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第9章 事後検証(1)観察者視点の4ケ月間の変化 |
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1.観察者視点の考察の必要性/2.事例研究の概要/3.子どもアート・カレッジ2012の概要/4.記述データ/5.コーディングによる分析/6.考察/7.まとめ |
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第10章 事後検証(2)ビデオ記録の共同検証 |
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1.ビデオ記録を使った実践の検証/2.事例研究の概要/3.分析データ/4.観察者視点の考察/5.まとめ |
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第11章 体験理解の創出 |
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1.間主観的な実感に根差したワークショップ体験の把握と理解/2.間主観的なvitality affectの感受によって捉えた体験の内容/3.ワークショップ体験の捉え方や位置づけの可能性/4.接続と充塡から考えるワークショップ体験 |
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第12章 子どものワークショップの体験理解の可能性 |
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1.かかわり合う中でワークショップ体験の動態を捉える研究方法/2.充塡と接続というワークショップの体験理解の新たな視点/3.体験の感性的位相を問う意義/4.実践者や観察者が為し得るワークショップの臨床研究/5.研究方法の明証性と体験の新たな研究方法の検討/6.さいごに |