書誌種別 |
図書 |
タイトル |
ボディントン家とイギリス近代 |
サブタイトル |
ロンドン貿易商1580-1941 |
タイトルヨミ |
ボディントン ケ ト イギリス キンダイ |
サブタイトルヨミ |
ロンドン ボウエキショウ センゴヒャクハチジュウ センキュウヒャクヨンジュウイチ |
人名 |
川分 圭子/著
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人名ヨミ |
カワワケ ケイコ |
出版者・発行者 |
京都大学学術出版会
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出版者・発行者等ヨミ |
キョウト ダイガク ガクジュツ シュッパンカイ |
出版地・発行地 |
京都 |
出版・発行年月 |
2017.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
23,720p |
大きさ |
22cm |
価格 |
¥6000 |
ISBN |
978-4-8140-0070-8 |
ISBN |
4-8140-0070-8 |
注記 |
文献:p653〜691 |
分類記号 |
288.3
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件名 |
ボディントン家
/
イギリス-貿易-歴史
/
イギリス-歴史-近代
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内容紹介 |
ボディントン家というロンドン貿易商の一族を取り上げ、その一族の17世紀から20世紀初頭までの思想や信仰、通婚関係、政治行動、事業活動などを調査して、彼らの家族史を総合的にたどる。 |
著者紹介 |
1963年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。京都府立大学文学部教授。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812099487 |
目次 |
序章 |
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第1節 本書のねらいと構成/第2節 政治史・中産階級史・非国教史に関わる先行研究/第3節 レヴァント貿易,西インド貿易に関わる先行研究/第4節 ボディントン家史の先行研究と家族史・個人史の方法論 |
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第1部 信仰と民主主義と資本主義-17世紀の市民層 |
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第1章 17世紀のロンドン商人 |
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第1節 発端/第2節 ジョージ・ボディントン1世の兄弟姉妹とその子孫たち/第3節 地主から商人へ/第4節 ボディントン家第二世代-ジョージ1世の子供たち/第5節 大商人と中小商人/第6節 リヴァリ・カンパニと国内商/第7節 海外貿易商/第8節 非国教信仰 |
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第2章 ロンドンと革命 |
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第1節 革命前夜のシティ・オヴ・ロンドン/第2節 新興大西洋商人の台頭/第3節 革命開始と市政の変化1641-43年/第4節 ピューリタニズム・長老派・会衆派/第5節 革命期における国教改革の試みと挫折/第6節 会衆派の隆盛とサヴォイ・カンファレンス(アセンブリ)/第7節 革命期のボディントン家とロスベリ教区 |
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第3章 ピューリタニズムの敗北 |
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第1節 ボディントン家と王政復古/第2節 王政復古の宗教的解決/第3節 1662年信仰統一法/第4節 ボディントン家の宗教的選択/第5節 包含か寛容か/第6節 寛容体制の最終的確立/第7節 第三世代-ジョージ・ボディントン1世の孫たち |
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第2部 特許貿易会社の活動とロンドン商人 |
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第4章 レヴァント貿易 |
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第1節 最盛期のレヴァント貿易/第2節 ジョージ・ボディントン2世と貿易商教育/第3節 レヴァント会社の組織/第4節 貿易拠点の集中化-イスタンブル,イズミル,アレッポ,キプロス/第5節 メンバーシップ/第6節 代理商/第7節 もぐりの代理商?-ボディントン家レヴァント貿易参入をめぐる問題 |
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第5章 代理商と領事-レヴァント現地のイギリス人 |
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第1節 ジョージ2世と徒弟の雇用/第2節 航海の危険/第3節 代理商の生活/第4節 レヴァントと東インド-ロバート・ウェイクマンとウィリアム・ヘッジズ/第5節 代理商の海上保険業/第6節 領事/第7節 レヴァンティンたち/第8節 末子ベンジャミン1世の経験/コラム1 金融革命とボディントン家 |
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第3部 非国教徒たちの18世紀 |
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第6章 敗者の結束-共和政政治家・非国教聖職者・信徒による巨大親族網形成 |
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第1節 非国教徒の親族網/第2節 スキナー家と初代ニコラス・スキナー(d.1670)/第3節 ニコラス・スキナー(d.1670)の妻と子供たち-第一,第二世代/第4節 第三世代以降と親族網・信仰の再生産 |
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第7章 名誉革命後の新教非国教徒たち |
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第1節 宗教審査と便宜的国教遵奉/第2節 アン女王時代最初の選挙とジョージ・ボディントン2世の出馬の顚末/第3節 名誉革命後の長老派と会衆派/第4節 非国教礼拝所/第5節 市民的自由の制限/第6節 ボディントン家第四世代-ハクニ非国教徒コミュニティ |
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第8章 ピューリタニズムの退潮と浮動する信者たち |
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第1節 長老派の変容とソルターズ・ホール合同会議の生んだ亀裂/第2節 非国教徒地域社会への影響/第3節 ボディントン家とハクニ,エンフィールドの礼拝所/第4節 ハクニ・ニュー・カレッジとボディントン家のユニテリアニズムへの接近/第5節 新教非国教徒代表団(PDD)とボディントン家/第6節 フォックス家=ホランド卿一族とボディントン家 |
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第9章 ピューリタニズムの消滅と歴史的記憶の形成 |
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第1節 長老派の消滅と会衆派の再生/第2節 国教への転向/第3節 語り継がれる記憶/コラム2 公益活動と文化活動 |
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第4部 西インド貿易-近代資本主義最大の暗部とボディントン家 |
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第10章 西インド貿易への参入 |
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第1節 初期の西インド貿易-ジョージ・ボディントン2世とジェイムズ・ヴォーン/第2節 ボール家と18世紀前半の西インド/第3節 リチャード・メイトランドとメイトランド&ボディントン社1750-70年代/第4節 ボディントン商会とブリストルのピニー商会1770-80年代/第5節 公私の中間的ビジネス-プランターの遺言執行者としての本国貿易商 |
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第11章 七年戦争後の新英領ウィンドウァード諸島の土地販売とボディントン商会 |
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第1節 七年戦争後の新領土における土地販売事業/第2節 植民地土地の売上金未納問題/第3節 未納金発生のメカニズム/第4節 植民地官僚による植民地資産形成の内実/第5節 未納金弁済の過程/第6節 イギリス政府の債権放棄 |
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第12章 奴隷貿易廃止時代の西インドとボディントン商会 |
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第1節 リチャード・シャープとジョージ・フィリップス/第2節 ジョージ・フィリップス商会の営業/第3節 西インド委員会とボディントン商会/第4節 奴隷貿易廃止問題とボディントン家/第5節 ロンドン港問題とボディントン家 |
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第13章 奴隷解放時代の西インドとボディントン商会 |
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第1節 ボディントン商会と奴隷賠償金/第2節 サミュエル・ボディントンの遺書とそこに見る奴隷解放後の経営の方向性/第3節 プランテーション取得の過程/第4節 多重債務領地裁判所の時代/第5節 ガイアナのリュニオン領地とボディントン商会/第6節 ボディントン商会のその後 |
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第14章 終焉-19-20世紀転換期の西インド砂糖生産 |
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第1節 19世紀世界における砂糖生産と英領西インドの経済情勢/第2節 甜菜糖輸出奨励金の問題化と国際商品協定への歩み/第3節 ノーマン委員会とボディントン商会/第4節 アンティグア中央製糖所の設立とボディントン商会/コラム3 遺書の中の奴隷解放 |
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終章 |