書誌種別 |
図書 |
タイトル |
近代スイス・ドイツの音楽基礎教育と歌唱活動 |
タイトルヨミ |
キンダイ スイス ドイツ ノ オンガク キソ キョウイク ト カショウ カツドウ |
人名 |
関口 博子/著
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人名ヨミ |
セキグチ ヒロコ |
出版者・発行者 |
現代図書
/
星雲社(発売)
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出版者・発行者等ヨミ |
ゲンダイ トショ/セイウンシャ |
出版地・発行地 |
相模原/東京 |
出版・発行年月 |
2017.2 |
ページ数または枚数・巻数 |
9,183p |
大きさ |
21cm |
価格 |
¥5556 |
ISBN |
978-4-434-22490-4 |
ISBN |
4-434-22490-4 |
分類記号 |
372.345
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件名 |
音楽教育-歴史
/
スイス-教育
/
ドイツ-教育
/
合唱
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内容紹介 |
近代スイス・ドイツの音楽教育と社会における民衆の歌唱活動をテーマに、18世紀後半の音楽教育から19世紀前半の学校音楽教育の改革と合唱運動の興隆、ジャック=ダルクローズへのペスタロッチ主義の影響まで論じる。 |
言語区分 |
JPN |
タイトルコード |
1009812091079 |
目次 |
序 本研究の課題と方法 |
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註 |
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第1部 18世紀後半〜19世紀初頭におけるスイス・ドイツの民衆の歌唱活動と音楽教育 |
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第1章 18世紀後半のドイツにおける子どもの歌の創始-J.A.ヒラー『子どものための歌曲集』(1769)の分析を通して- |
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第1節 ヒラー『子どものための歌曲集』成立の背景/第2節 ヒラー『子どものための歌曲集』の分析ならびにその特徴/第3節 ヒラー『子どものための歌曲集』の音楽教育への影響とその歴史的意義/註/資料1▷『子どものための歌曲集』所収曲一覧 |
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第2章 18世紀後半のドイツにおける民衆啓蒙と音楽教育-J.A.P.シュルツ『民謡調の歌曲集』(1782/85/90)の分析を通して- |
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第1節 民謡と民謡調の歌/第2節 シュルツ『民謡調の歌曲集』の分析ならびにその特徴/第3節 民衆啓蒙と音楽教育との関わりという視点からみたシュルツの『民謡調の歌曲集』/註/資料2▷『民謡調の歌曲集』所収曲一覧 |
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第3章 18世紀後半のスイスにおける民衆の歌唱活動にみる愛国運動の萌芽 |
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第1節 スイスにおける18世紀の民衆の歌唱活動/第2節 ラヴァター/シュミットリン『スイスの歌』(1769)の特徴/第3節 フランス革命とそのスイス・ドイツへの音楽的影響/第4節 18世紀後半の素朴な歌唱活動にみる愛国運動の萌芽/註 |
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第4章 18世紀後半〜19世紀初頭の教育思想と音楽教育-思想家・教育家達の著作の検討を通して- |
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第1節 ルソーの音楽観とそのドイツへの影響/第2節 ペスタロッチの音楽観・教育観とそのドイツへの影響/第3節 ネーゲリの音楽観と音楽教育観/第4節 シラーの美的教育論/註 |
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第2部 19世紀前期〜中期のスイス・ドイツにおける学校音楽教育の改革と合唱運動 |
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第5章 19世紀前期ドイツにおける合唱運動の興隆-C.F.ツェルターの活動を中心として- |
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第1節 19世紀初頭までのドイツにおける音楽活動と音楽教育/第2節 ツェルターの合唱活動/第3節 ドイツの男声合唱運動の特徴と変遷-ツェルター、ネーゲリとの関係-/註 |
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第6章 ネーゲリの教育改革構想-ペスタロッチ主義という視点から- |
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第1節 ネーゲリとペスタロッチとの関係/第2節 ネーゲリの教育改革構想/第3節 カントン・チューリッヒの「新教育法」の精神とネーゲリによるペスタロッチ主義の学校音楽教育改革/註 |
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第7章 19世紀前期ドイツ語圏スイスにおける学校音楽教育の改革と合唱運動-ネーゲリの思想とその活動の歴史的意義- |
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第1節 ネーゲリにおける学校音楽教育と合唱との関係/第2節 スイスの学校音楽教育改革と合唱運動へのネーゲリの貢献とそれを可能にした時代背景/第3節 ネーゲリの音楽教育・合唱活動の理想とその実際/第4節 「自立」的・「共立」的スイス民衆の形成を展望した学校音楽教育の改革と民衆芸術運動の構想と実践-ネーゲリの音楽教育思想とその活動の歴史的意義-/註 |
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第8章 19世紀中期ドイツ語圏スイスにおける学校音楽教育の改革-J.R.ヴェーバーの唱歌教育改革論とその方法- |
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第1節 ネーゲリ後のスイスの学校音楽教育の状況とヴェーバーの『理論的実践的唱歌論』(1849)の成立/第2節 『理論的実践的唱歌論』にみるヴェーバーのネーゲリ評価/第3節 『理論的実践的唱歌論』第2巻:初等学校編の理念と概要/第4節 『理論的実践的唱歌論』第2巻:初等学校編の方法論とプファイファー/ネーゲリ『唱歌教育論』(1810)との関係/第5節 ヴェーバーの方法論にみるペスタロッチ主義の方法論の変容/註/資料3▷ヴェーバー『理論的実践的唱歌論』第1巻:理論編の内容構成/資料4▷『理論的実践的唱歌論』第2巻:初等学校編の全体構成と概要 |
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第3部 ペスタロッチ主義のジャック=ダルクローズへの影響 |
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第9章 リトミックの理念:リズムの根本思想-ペスタロッチ主義からの影響を視野に入れて- |
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第1節 リトミックの意味とリズム論の変遷/第2節 ジャック=ダルクローズのリズムの根本思想/註 |
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第10章 ペスタロッチ主義の歌唱教本とダルクローズ・ソルフェージュ |
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第1節 ダルクローズ・メソッドの体系とペスタロッチ主義音楽教育/第2節 音程・音階の導入とその練習方法/第3節 音程・音階の導入とその練習方法にみる『ダルクローズ・ソルフェージ』とペスタロッチ主義の教本との共通点(類似点)と相違点/第4節 ダルクローズ・ソルフェージュの理念とペスタロッチ主義音楽教育の理念/第5節 ペスタロッチ主義の教本とダルクローズ・ソルフェージュの「教材性」/註 |